
信頼性の高い工具メーカーとして知られるKTCがリリースする金属製のパーツ。一見、工具のようにも見えるが、実は車を快適にするための便利アイテムだ。「そうやって使うのか」と、目からウロコのお役立ち小物を実際に装着した上で紹介していこう。
●文:月刊自家用車編集部
春から初夏の車内での休憩にぴったりのアイテム
ドライブの合間のちょっとした休憩、車の中でちょっと睡眠をとりたくなることはよくある。筆者は取材などでロングドライブすることも少なくなく、さらに趣味が釣りなので、車内で休憩がてら軽く睡眠をとる機会が多い。春から初夏の過ごしやすい時期は、車で仮眠するのも心地がいいものである。
ロングドライブでは車での休憩は大事。
しかし、初夏から夏にかけては、車の窓を閉めて閉め切ってしまっては暑い。しかしエンジンをかけてしまうと騒音が気になる、窓を開けて寝るのは防犯上不安がある。ドアをちょっと開けて空気を通しておくのがちょうどいい、そんな天候も少なくない。
これからの時期、完全に車を閉め切ってしまうと暑くて休憩できない。
KTC社製の信頼度抜群の便利アイテム
そんな、これからの時期の車内での休憩にぴったりのアイテムを見つけたので紹介する。それが『京都機械工具(KTC) ドアストッパー』だ。一見すると栓抜きのような形で、何をするための道具かはすぐにわからないかもしれない。実はこれがなかなかの優れものなのだ。
京都機械工具(KTC) ドアストッパー AP902A
これは、ドアを少し開いた状態でロックするための専用工具。『KTC京都機械工具株式会社』は、日本を代表するハンドツールメーカーだ。軽くて強くて使いやすい、高品質なアイテムを多数リリースしている。このドアストッパーはねじれた構造の金属パーツで、片側にはストライカーと呼ばれるフックがある。大きさは20cmほどだ。脱着が簡単に行えて、ほとんどの車種に適合するようになっている。
固定するためのストライカー部分。
使い方は、まずドア側にドアストッパーのループ部分を差し込んで固定。そして、ドアを徐々に閉めながら、車のドアロック部分の金具にストライカーのフックを差し込む。これで完了だ。
ドア側にドアストッパーを固定。
ドアロック部分にストライカーを差し込む。
これで、ドアを少し開いた状態のまま固定することができるのだ。これなら風などでドアが勝手に開いてしまうということもない。ちなみに、板金作業をするときにもこのアイテムをよく使用するらしい。
外す時はストライカー側から作業すること。これは、ドアストッパーが垂れ下がってボディに当たって傷がついてしまうのを防ぐためだ。
これでドアを少し開けたまま休憩可能。
金属剥き出しが気になる方はコレがおすすめ
『京都機械工具(KTC) ドアストッパー』は無垢な金属のパーツなので、不意に車のボディなどに当たれば傷がついてしまうかもしれない。そんな不安を解消してくれるのが『カーボーイ グリップゴム ドアレバー』だ。
グリップゴム ドアレバー
手触りのいいゴム製でできており、サイズは長さ150mm、直径38mm。車用のドアストッパーに使ってもいいし、普通に家のドアに被せて使ってもOKだ。ドアストッパーに使う場合は、長さに合わせて適宜カット。あとはドアストッパーに被せれば出来上がりだ。
ドアストッパーに合わせてカット。
被せればセット完了。
これで傷防止になる。
リアのドアハッチに使うのも便利
ドアストッパーはリアハッチに使用することも可能。複数買って、ドアとリアハッチに使用して空気の通りをよくするのもありかもしれない。取り外す際はドアロックを解除すれば簡単に外すことができる。また、リアハッチを開けたときに点灯するライトを消しておかないとバッテリーが上がってしまうので注意。
リアハッチにも使用可能。
ホンダ フリードのリアハッチに装着。少し開けた状態で固定できる。
涼しい時期のちょっとした休憩や車中泊、真夏の車内の高温防止など、いろいろな場面で役に立つアイテム。車内に積んでおけば思わぬタイミングで出番がありそうだ。正直、そこまで高い商品ではないのに、効果は抜群。車中泊やカーキャンプ、営業まわりやロングドライブなど、車で休むことが多い方はぜひ使ってほしいアイテムである。
※一部適合しない車種がある可能性があるので、購入前の際はメーカーサイト等で確認して下さい
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
二人旅にぴったりなダイネット装備モデル 搭載されるエンジンは1500ccガソリンで、2WDと4WDの両方が選択可能。長距離の移動はもちろん、悪路や雪道にも対応できる仕様となっている。NV200より全長[…]
“使える”をコンセプトにした多用途軽キャン 軽キャンとは思えない広さと快適性、そして日常使いにも耐える柔軟性を備えたこのモデルは、「使える軽キャンパー」として多くのユーザーから支持されている。この記事[…]
キャンパーシリーズ初の軽モデル トヨタモビリティ神奈川では他にも「キャンパーアルトピアーノ」「ハイエースキャンパー」「ハイエースイージーキャンパー」といったラインナップが展開されている。いずれもタウン[…]
メーターパネルが曇って見えたら… メーターパネルとひと口に言っても、メーカーや車種によって、様々なタイプが存在する。最近の流行は液晶画面の採用で、表示する情報のカスタマイズも可能なものも多い。従来のア[…]
まずは、旧車で一番人気の「ハコスカ」の燃費はどのぐらい? まずは旧車界のトップアイドル、「ハコスカ」の燃費から見ていきましょう。 ちなみに、ハコスカから後に発売された中上級クラスの日産車のエンジンは、[…]
最新の投稿記事(全体)
改めて原点に立ち返って、新たな仲間とともに再スタート TGRRは、「TOYOTA GAZOO Racing(TGR)」と「ROOKIE Racing(RR)」という2つの活動を、「モリゾウ」という共通[…]
最高峰のカスタマイズとラグジュアリーが注がれた、日本限定モデル 今回導入される「アーバン トワイライト コレクション」は、都会の空の色や近代建築に反射する光からインスピレーションを得た「アーバン ドー[…]
スウェード素材をふんだんに用いた、贅沢なキャビン空間 今回導入される限定車「オーバーランド」は、コマンダー リミテッドをベースモデルに、エンペラドールブラウン色のスウェード素材内装を採用。 ほかにもユ[…]
マツダ新世代店舗 都市部を起点に販売ネットワークを再構築 マツダが国内市場における構造改革を本格化させる。2025年6月19日、「国内ビジネス構造変革の方針」を公表し、4つの重点施策を軸にした再成長戦[…]
大容量ブレーキシステム&鍛造アルミで、強力なストッピングパワーを獲得 レクサスISは1999年の初代モデル誕生以来、「クルマを操る楽しさ」を追求してきたコンパクトFRスポーツセダン。これまでに世界約4[…]