
秋雨前線の影響などで雨の日が続くと、気になるのが運転中の視界だ。フロントやリアにはワイパーがあるが、意外と厄介なのがドアミラーに付着する水滴。そこで見つけたのが、アストロプロダクツの「伸縮式 サイドミラーワイパー」である。実際に雨の日に使い、その実力を確かめてみた。
●写真/文:月刊自家用車編集部
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」
雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度下げることで水滴を除去することもできる。
ところが、意外と困るのがドアミラーである。
一度水滴が付着すると走行してもなかなか消えず、車線変更や後方確認の際に見えにくさを感じることがある。日中ならまだ何とか確認できても、夜間になると周囲のクルマや街灯の光が水滴によって乱反射し、視認性は一気に悪化する。
雨の日のドライブで水滴だらけになったサイドミラー。
そんな雨の日の不満を解消できるアイテムはないかと探していて見つけたのが、アストロプロダクツのサイドミラー用ワイパーだ。
ネットで注文して実際に手にしてみると、第一印象は「思ったよりコンパクト」。柄の部分は指し棒やアンテナのように伸縮する仕組みになっており、使用しないときはかなり短く収納できる。
商品が到着した日がちょうど雨が降っていたため、さっそくクルマを走らせ、実際の使い勝手を試してみることに。果たしてこの「伸縮式 サイドミラーワイパー」は役に立ってくれるのか…!?
伸縮式 サイドミラーワイパー[アストロプロダクツ]
車内にいながら助手席側のミラーまで届く
雨の中をしばらく走ると、案の定ドアミラーにはびっしりと水滴が付着した。ちなみに、使用する車両のドアミラーには、撥水加工などは一切されていない状態だ。やはり、水滴がミラーの表面に付着すると、視認性が一気に低下する。
サイドミラーが水滴だらけになると、視認性が大きく低下し、安全運転にも影響する。
早速、安全な駐車場にクルマを停め、ミラーの水滴を除去することに。助手席側の窓を開けて、伸縮式 サイドミラーワイパーの柄の部分を伸ばしてみる。
このときに感じたのが、これまでにない不思議な感覚だ。運転席に座ったまま、助手席側のドアミラーを直接拭くことができるというのは、ユニークな体験だ。
柄を伸ばすのは簡単。伸ばしきると1010mmとなる。
柄をいっぱいまで伸ばすと、全長が1010mmとなる。十分な長さがあるため、助手席側のミラーまで問題なく届いた。今回使用した車両は、ボディサイズとしては比較的大きなセダンに分類されるもの。それでも長さが足りないと感じることはなく、しっかりと作業できた。その一方で、長すぎて取り回しが悪いということもなく、絶妙な長さだと感じた。
実際にワイパーをミラーへ当てて動かしてみると、ゴム状のワイパー部分がしっかりと水滴を掃き取ってくれる。
ただし、ワイパー部分はドアミラーに対してやや小さめで、一度動かしただけでミラー全面を拭き取れるわけではない。今回の場合は3〜4回ほど往復させることで、ほぼきれいに水滴を除去できた。
ビフォー・アフターを比べれば、その違いは一目瞭然。水滴でぼやけていたミラー面がクリアになり、後方を確認しやすくなった。
また、水滴だけでなく、ミラー表面に付着した軽い汚れもある程度拭き取ることができた。雨の中を長時間走行したあとなどにも役立ちそうだ。
ミラーの曲面には少しコツが必要
拭き取り性能自体には満足できた一方で、使用時には少しコツも必要だった。
ドアミラーの表面にはわずかにカーブがあるため、ワイパーゴムを軽く当てただけでは均一に接触せず、水滴が筋状に残る場合がある。
そのため、ゴム部分をミラー面へ少し押し当てるようにして動かしたほうが、きれいに拭き取れる。
グリップ部分は柔らかなラバー素材となっており、手になじみやすい。握った際に滑りにくく、ミラーへ適度に力を加えやすかったのも好印象だった。
一方、ワイパー部分そのものはやや小さい。今回使用した車両では数回往復させれば十分だったが、より大きなドアミラーを装備するミニバンやSUVでは、拭き取り回数が増える可能性はありそうだ。
運転席側については、柄を縮めれば当然ながら簡単に使用できる。
当然、短い状態で運転席側のミラーを拭くこともできる。
使用後は先端を軽く振れば付着した水滴もある程度落とせるため、そのまま車内へ持ち込む際も扱いやすかった。
ドアミラー以外にも使い道はありそう
実際に使ってみて気付いたのが、用途はドアミラーだけではなさそうだということだ。
たとえば今回使用したようなセダンでは、リアウインドウにワイパーが装備されていない車種も多い。柄を伸ばせば片側からリアウインドウの広い範囲へ手が届くため、停車中に水滴を拭き取る用途にも使える。
同様にサイドウインドウやヘッドライトなど、雨天時に水滴や汚れが気になる場所を拭く際にも活用できそうだ。
もちろん、ボディやガラスの状態、汚れの種類などには注意したいが、「小さな伸縮式ワイパー」と考えると意外に応用範囲は広い。
さらに、柄を縮めればかなりコンパクトになるため、収納場所にも困らない。グローブボックスやコンソールボックスなどに入れておけば、必要なときにすぐ取り出せる。
窓を開ける以上、雨の吹き込みには注意
弱点もある。
助手席側のドアミラーを車内から拭く場合、当然ながら窓を開ける必要がある。そのため、雨や風が強い状況では車内へ雨粒が吹き込んでくる。
作業自体は数秒程度で済むため、窓を開けたら手早く拭き取り、すぐに閉めたほうがいいだろう。
長時間、窓を開けていると雨が吹き込むのが難点か…。
とはいえ、雨の中でわざわざクルマを降り、外からミラーを拭くことを考えれば、車内から作業できるメリットは大きい。
また、細かな部分では、購入時に本体へ貼られていた商品名やメーカー名の紙製シールがきれいに剥がれず、糊や紙が残ってしまったのは少々残念だった。性能にはまったく関係ない部分ではあるが、実際に購入して気になったポイントではある。
雨の日の「見えにくい」を手軽に解消できる
実際に使ってみると、非常にシンプルな道具ながら、雨の日に感じていたドアミラーの見えにくさをしっかり解消してくれるアイテムだった。
ワイパー部分が小さいため数回動かす必要があり、ミラーの曲面に合わせてゴムを押し当てるコツも必要だ。それでも、水滴を取り除いたあとの視界は明らかにクリアになる。
何より便利なのは、わざわざ雨の中へ出ることなく、運転席にいながら助手席側のミラーまで拭けることだろう。
諦めていたサイドミラーの水滴問題が解消したのはかなりありがたい。
コンパクトなので邪魔にもなりにくく、グローブボックスやコンソールボックスへひとつ忍ばせておけば、突然の雨にも対応できる。
実際に使ってみて、雨の日のドライブで感じる小さな不安を減らしてくれる、地味ながらかなり実用的なアイテムだと感じた。
コンパクトなので置き場所に困らない。
なお、使用する際は走行中には絶対に操作せず、周囲の安全を確認したうえで、安全な場所へ停車してから使用したい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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