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独自クラウド型EV充電システムが急速充電器へも対応可能に

  • 岩崎電気株式会社[PR TIMES]

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電気自動車向け充電器利用サービス、国際標準通信プロトコルの最新版に対応

岩崎電気は、昨年実証実験を行った、岩崎電気の独自技術を活用した電気自動車(EV)向け「クラウド型EV充電システム」(※1)を改良。
実験で収集したデータと新技術開発により、国際標準通信プロトコルの最新版OCPP2.0.1への(※2)連携対応を可能とするアップデートを実施しました。
岩崎電気は、クラウド型統合システム「Link-SP®(リンク エスピー)」(※3)を利用したEV充電システムで協業しているpmiテック株式会社(※4)のEV充電器利用サービス「pmicharge®(ピーエムアイチャージ)」においてOCPP2.0.1に連携対応を開始しました。
EV充電器利用サービス「pmicharge」は、EV充電における充電・予約・課金決済がモバイル端末で操作可能で、最適充電を一括で運用管理・情報提供するEV充電サービスです。
今回のアップデートにより、OCPP2.0.1の充電器にも連携が可能となり、充電インフラの整備普及が進む急速充電器へも対応可能となりました。
これにより従来までの普通充電器向けサービスから、国内大手充電器メーカー各社のあらゆる普通・急速充電器の一括管理が可能となります(※5)。
日本政府もOCPPへの対応を2025年度以降のEV充電インフラ補助金交付の要件とする旨を発表(※6)しており、EV充電システムで対応必須の機能となります。


主な特長とアップデートの内容
OCPP2.0.1連携による急速充電器への対応
遠隔からの充電制御やセキュリティの強化
「ダイナミックプライシング」「フリートマネジメント」「EMS」などのシステムと「スマート充電」を組合せ、EV充電の最適化


pmichargeの主な特長
UIデザイン変更せずにスマートフォンやタブレット端末での簡便な操作性
クレジット決済だけでなくPayPay※9(QRコード決済)でも支払いが可能
ダイナミックプライシングで繁忙期や閑散期でサービス利用価格の変更可能
24時間365日の遠隔支援や機器不具合対応サービス
OCPP2.0.1への連携により、従来までの「充電する」サービスに加え、デマンドコントロールやスマートグリッド、電力系統ネットワークとのシステム連携が可能となり、新しく多様なソリューションサービスを提供することが可能となります。
新たなサービスによるユーザー体験の向上と、充電インフラを含めたさまざまなエネルギー利用の提案により、カーボンニュートラルに向けたサステナブル社会に貢献してまいります。

※1 クラウド型EV充電システムは、岩崎電気の基盤技術であるクラウド型IoT電源制御システム「NetSWITCH®」の技術を施設予約管理システムと結合したEV充電器向けに開発したシステムです。
※2 OCPP2.0.1とは
OCPP(Open Charge Point Protocol)は、電気自動車(EV)の充電器を管理する国際標準通信プロトコルです。
現在最も広く利用されている充電プロトコルはOCPP1.6ですが、最新版であるOCPP2.0.1では、さまざまな機能の追加が可能となりました。
※3 クラウド型統合システム「Link-SP」は、クラウドでIoT機器をリアルタイムに無線で制御可能な基盤技術で、電源制御を繋ぐクラウド型統合システムです(特許出願中)。(SP:Smart Power)
※4 pmiテック株式会社(代表取締役社長 古木倫太郎)は、クラウド型EV充電システム「pmicharge」設置・運営、立体駐車場のメンテナンス及び改修工事の事業会社です。
※5 OCPP2.0.1機能全ては対応していません。
※6 経済産業省 充電インフラ整備促進に向けた指針
※7 CSMSとは
CSMS(Charging Station Management System)は、充電ステーションのモニタリング、ユーザー認証、課金管理、データ分析、メンテナンス管理などを一元化し、充電ステーション運営全体のサポートを行うシステムです。
※8 クラウド型IoT電源制御システム「NetSWITCH」技術
NetSWITCHは、IoT機器をリアルタイムに無線で制御可能な基盤技術で、NetSWITCH技術を搭載したLink-S²では照明のON/OFF制御のスマート化に利用しています。
※9 「PayPay」は、PayPay株式会社の登録商標です。


関連情報
電気自動車向けクラウド型EV充電システムの社会実証実験を開始
IoTスマートスイッチ Link-S²(リンク エスツー)

※商品改良のため、仕様・外観を予告無しに変更することがあります。