●文/まとめ:月刊自家用車編集部
四角いハコを意識したスタイリングにブラッシュアップ
ミドルミニバンの中で”3強”と目されている、トヨタ・ノア&ヴォクシー、日産・セレナ、ホンダ・ステップワゴンの3つのモデル。いずれもデビューからそれなりの年月が経過していることもあって、最近の動きは大人しめに推移していたが、来たる2022年に3モデルとも新型にフルモデルチェンジされる。
注目のミドルミニバン3モデルのうち、いち早く新型の情報が発信されたのは、ホンダ・ステップワゴンだ。現時点では数点の画像と簡単な紹介文が特設ティザーサイトにアップされているレベルだが、それらをじっくりとチェックしていくと、新型の大まかな概要が朧気ながらも見えてくる。
まず注目したいのはボディパッケージの変化。キャビンスペースが稼げる1BOX型ボディは不変だが、前後バンパーやボンネット先端に丸みが感じられた現行型に比べると、四角い”ハコ”のようなイメージが強まっている。これは空前の大ヒットを飛ばした初代ステップワゴンを連想させるスタイリングと言えるだろう。ちなみに現行型の大きな特徴の一つであったリヤゲートの横開き式ドア「ミラクルオープンドア」は廃止される模様だ。
キャビンで目を惹くのは、オットマンを備えるセカンドキャプテンシート。ブラックを基調とした意匠のおかげもあって、現行型よりも1ランク上に仕立てられた印象だ。ホンダは2021年内でオデッセイの生産を終了することを予告しているが、新型ステップワゴンにオデッセイの特徴の一つであった快適なオットマンシートを与えられたことから分かるように、オデッセイの顧客層を取り込む使命も与えられるようだ。
ちなみにパワートレーンや装備機能の詳細は明らかにされていないが、強力ライバルたちと互角以上に戦える内容が与えられるだろう。正式発売は2022年春が有力。まだディーラーでは予約も始まっていないが、ミドルミニバンを検討しているユーザーは、新型ステップワゴンの詳細な内容を確認してから決断することをオススメしたい。
▼キャンビン
▼ディスプレイ周り
▼シート
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