●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
マツダ
CX-5
2Lガソリン車(156PS/20.3kg・m、WLTCモード燃費:14.0〜14.6km/L)
・20S プロアクティブ【FF AT 290万9500円 4WD AT 314万500円】
・20S スマートエディション(特別仕様車)【FF AT 267万8500円 4WD AT 290万9500円】
・20S ブラックトーンエディション(特別仕様車)【FF AT 304万1500円 4WD AT 327万2500円】
・20S フィールドジャーニー(特別仕様車)【4WD AT 323万4000円】
2.5Lガソリン車(190PS/25.7kg・m、WLTCモード燃費:13.0〜13.8km/L)
・25S Lパッケージ【FF AT 320万1000円 4WD AT 343万2000円】
・25S スポーツアピアランス(特別仕様車)【FF AT 325万6000円 4WD AT 348万7000円】
・25S エクスクルーシブモード(特別仕様車)【FF AT 384万4500円 4WD AT 407万5500円】
2.2Lディーゼルターボ車(200PS/45.9kg・m、WLTCモード燃費:16.6〜19.5km/L)
・XD プロアクティブ【FF AT/MT 322万8500円 4WD AT/MT 345万9500円】
・XD スマートエディション(特別仕様車)【FF AT/MT 299万7500円 4WD AT/MT 322万8500円】
・XD ブラックトーンエディション(特別仕様車)【FF AT 336万500円 4WD AT 359万1500円】
・XD スポーツアピアランス(特別仕様車)【FF AT 357万5000円 4WD AT 380万6000円】
・XD フィールドジャーニー(特別仕様車)【4WD AT 355万3000円】
・XD Lパッケージ【FF AT/MT 352万円 4WD AT/MT 375万1000円】
・XD エクスクルーシブモード(特別仕様車)【FF AT/MT 384万4500円 4WD AT/MT 407万5500円】
【最新購入情報】
車両本体目標値引き額:26万円
納期の目安:2~4か月
リセール予想:B–
デビューは2016年12月とマツダSUVの中では長い車歴を持つが、頻繁に商品改良されていることもありまだまだ魅力は色褪せていない。
昨年(2021年)11月に実施された改良では、内外装意匠の変更やグレード体系の見直しが図られたこともあって、変更後のモデルは好調なセールス(上半期【2022年1月〜6月】の登録台数は1万5474台)を記録している。
最近はコロナ禍からの部品不足の問題もあって納期が長期化しているモデルも珍しくないが、その中でCX-5は納期が比較的安定しており、早ければ2か月ほどで入手することができることも魅力の一つだ。
【パワートレーン選び】最新の2.2ディーゼルターボは200PS仕様にパワーアップ。これが第一の選択肢になるのは間違いない
一時期はガソリン車にターボモデルも設定されていたが、2021年12月以降の最新モデルは3つのパワートレーンに集約されている。
主力を担うのは2.2Lディーゼルターボ車。初期モデルは175PS仕様だったが、その後の改良で190PS仕様に変更され、さらに2020年12月の改良では最高出力200PSの大台に到達。この改良の恩恵により、低中速域での力強さやレスポンスの良さに加えて、高速走行時の伸び感も向上している。なおデビュー当時は「ディーゼル特有のエンジン音や微細な振動が気になる」という声もあったが、改良時に音に対する対策が施されたこともあって、現行モデルは大きく改善している。
ガソリン車は、最もベーシックな2Lガソリン車でも普通に走る分には十分なスペックを持つが、ディーゼルターボの力強さと比べるとかなり大人めに感じてしまう。2.5Lガソリン車はエンジンを回した時の爽快なフィールは魅力だが、扱いやすさはディーゼルターボ車には及ばない。
価格に関してもかなり近づいており、2Lガソリン車とディーゼルターボ車を同等グレード同士で比べると価格差は30万円程度。軽油が燃料となるディーゼルターボ車はランニングコストが安くすむメリットもある。性能と価格のコスパという2つのメリットからもディーゼルターボ車はオススメしやすい。
【グレード選び】コスパ派にはスマートエディション、プレミアム重視ならLパッケージが鉄板
内装の仕様で価格は大きく変わるのは、CX-5に限らず、マツダ車に共通するお約束。だがCX-5の現行モデルは、特にその傾向を強く感じる。
現在ラインナップで最もベーシックなグレードは、特別仕様車のスマートエディション。上級設定のLパッケージ系と比べるとシート&内装はシンプル仕立てで、装備も利便機能が大きく省かれているが、ディーゼルターボでも300万円を切る価格設定に魅力を感じてしまう。CX-5の基本性能をコスパ良く楽しんでいきたいならば、スマートエディションを狙えば間違いない。
一方、マツダSUVが得意としているプレミアムキャラを求めるならば、LパッケージもしくはLパッケージをベースにさらなる豪華さを詰め込んだ特別仕様車のエクスクルーシブモードが鉄板。両グレードともに凝った内装加飾と本革シート(エクスクルーシブモードはナッパレザー)、上級装備が採用されており1ランク上のキャビンを楽しめることが魅力だ。
なお、2021年12月に追加された3つの特別仕様車は、既存のCX-5とは少し違ったイメージを取り入れていることが特徴。中でもオフロードイメージを強めたフィールドジャーニーは、これまでのCX-5のイメージとは少し異なるキャラが楽しめる。
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