●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
スバル
インプレッサ スポーツ
・1.6Lガソリン車(115PS/15.1kg・m、WLTC総合モード燃費:13.5〜14.1km/L)
1.6i-L EyeSight 200万2000円(FF)222万2000円(4WD)
1.6i-L EyeSight 224万4000円(FF)246万4000円(4WD)
・2Lガソリン車(154PS/20.0kg・m、WLTC総合モード燃費:12.4〜14.0km/L)
2.0i-L EyeSight 224万4000円(FF)
STI Sport 273万9000円(FF)295万9000円(4WD)
・2Lハイブリッド車(145PS/19.2kg・m【ガソリン】+10kw/65Nm【モーター】、WLTC総合モード燃費:15.2km/L)
2.0e-L EyeSight 256万3000円(4WD)
Advance 281万6000円(4WD)
・最新購入情報
車両本体目標値引き額:20万円
納期の目安:2~5か月
リセール予想:C+
【パワートレーン選び】1.6L車はやや力不足。2L車を素直に選ぶのがベター
SGPを採用した新世代第一号車としてデビューしたのは2016年10月。スバル車としては珍しくFF車を設定するほか、マイルドハイブリッド車の「e-BOXER」の追加など、現行モデルは多彩なラインナップの中から選択することが可能だ。
1.6L車(115PS/15.1kg・m)はFFと4WDも設定される最もベーシックなパワートレーンだが、街中はともかく、急坂路や高速追い越しなどでは少々役不足。エンジン回転数が上昇するわりには伸び感に物足りなさを感じてしまう。もともと現行インプレッサは抜群のシャシー性能を持つこともあって、なおさらこのパワー不足が気になってしまう。
2L車は純内燃機車(154PS/20.0kg・m)とマイルドハイブリッドのe-BOXER車(145PS/19.2kg・m+10kw/65Nm)が選択可能で、ともに1.6L車を超えるパワースペックを持つ。1.6L車とはおおよそ20万円ほどの価格差なので、性能とコスパのバランスを重視するならば2L車を選ぶのが無難だろう。
ちなみに純内燃機車とe-BOXER車のモーターアシストの有る無しの違いに関しては、動力性能に関しては大きな差は感じられない。e-BOXER車の方が燃費がやや良好というのが選び分けのポイントになっている。
グレードによってはFF車と4WD車が選べるケースもあるが、FF車と4WD車の価格差は約20万円強。スバル自慢のシンメトリカルAWDはオフロードはもちろん、オンロードでもその違いは体感できる優れもの。この価格差で狙えるならば4WD車を積極的に選んでも後悔することはないはずだ。
【グレード選び】1.6L車も2L車もベーシックグレードで十分満足できる内容を持つ
1.6L車は2グレード、2L車は純内燃機車、e-BOXER車を含めて4グレードを設定。いずれもベーシックグレードの“i-L系”グレードと、装備機能を強化した上級グレードを選べる格好だ。
1.6L車の1.6i-LEyeSight/1.6i-S EyeSightの主な違いは、内外装加飾やパワーシート設定、タイヤサイズ(205/55R16/205/50R17)、ヘッドライト(ハロゲン/LED)など。目玉のアイサイトは操舵支援のツーリングアシストまで標準装備となるため、実用性も優秀。コスパ良くインプレッサを乗りたいというユーザーならば、ベーシックな1.6i-LEyeSightは最適な1台といえる。
2L車のベーシックグレードと上級グレードの大まかな違いも1.6L車に準じており、ベーシックグレード(2.0i-L EyeSight、2.0e-L EyeSight)の買い得感は抜群に良い。動力性能のバランスに優れることを考えれば、このどちらかを選べばいいだろう。
ちなみに1.6L車と少し異なるのは上級グレードに与えられる内容。2Lの純内燃機車はスポーティ色を強めたSTI Sport、2Lのe-BOXER車は内装加飾や機能強化でプレミアムを強めたAdvanceと、明確に個性が異なるグレードが用意されている。純内燃機車もe-BOXER車も性能面で大きな差はないので、好きな方を好みで選んで問題ないが、価格的にはSTI Sportの方が少し割高な設定になっている。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
星の数ほどリリースされているカー用品。その中から、特に気になったアイテムを実際に購入してご紹介。今回は、海外メーカーのフィリップスが販売する、超便利なグッズをチョイス。果たして、満足のいく機能を発揮し[…]
amazonで何気なくカーグッズを調べていると、ベストセラー1位のとあるパーツを発見。USBに挿すだけで、いつもの見慣れた車内の雰囲気が激変する!? 買いやすい価格かつセール中だったので早速購入! 実[…]
日産はライセンス生産をしていた英国オースチンから学び、昭和30年にダットサン110型を世に問う。それは「酷道」と揶揄された当時の日本の悪路にも負けない頑強さが自慢だった。そんな110型をルーツとする「[…]
現代であればホンダ N-BOXや、トヨタ プリウス、アルファードあたり。日本にはその年代ごとに、「どこに行っても見かけるクルマ」が存在している。月間数千台〜は売れているであろう国民車や、皆が欲しがる人[…]
人なつっこいイメージのフロントマスクにRR。スバル360 に通じる魅力を備えた商用モデルが、インドの鹿からネーミングされたサンバーだ。2 人乗りのトラックと4人乗りのライトバンをラインナップし、経済成[…]
最新の記事
- 1
- 2