【人気モデル 購入最前線】ホンダ N-ONE編(2022年9月)

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

ホンダ
N-ONE


・0.6L車(58PS/6.6kg・m、WLTC総合モード燃費:21.0~23.0km/L)
Original 159万9400円(FF)173万2500円(4WD)
STYLE+ URBAN 167万9700円(FF)181万2800円(4WD)※特別仕様車
Premium 177万9800円(FF)191万2900円(4WD)

・0.6Lターボ車(64PS/10.6kg・m、WLTC総合モード燃費:20.1~21.8km/L)
Premium Tourer 188万9800円(FF)202万2900円(4WD)
RS 199万9800円(FF・CVT)199万9800円(FF・6速MT)

・最新購入情報
車両本体目標値引き額:18万円
納期の目安:6~7か月
リセール予想:C+

【パワートレーン&グレード選び】NA車も侮れぬ実力派。ターボ車じゃなくても十分楽しめる

2022年8月に一部改良が実施されたが、シンプル&シックな特別な内外装が楽しめる特別仕様車「STYLE+ URBAN(スタイルプラス アーバン)」の追加がメイン。あとは微細な加飾の変更程度なので、従来車との大きな違いはないと考えていい。


グレード構成としては、NA車はオリジナル、スタイルプラス アーバン、プレミアムの3タイプ、ターボ車はプレミアムツアラー、RSの2タイプ、合計5つのモデルが用意される。

最新改良時に投入された特別仕様車「STYLE+ URBAN(スタイルプラス アーバン)」。シックな雰囲気でまとめられたひと味違うN-ONEを楽しむことができる。


まず選び分けの基本となるのは、NA車とターボ車のどちらを選ぶべきかという問題だ。一般的にはNA車は価格優先のベーシック仕様、ターボ車は動力性能重視の上級仕様という位置づけになることが多いが、N-ONEを含めたホンダのNシリーズはNA車のエンジン性能がやや高く設計されており、他メーカーのモデルと比べるとNA車とターボ車の差が少ない。N-ONEのNA車(58PS/6.6kg・m)は高速巡航時こそエンジン回転数と音はそれなりに高くなるものの、あまり非力な印象は感じられない。もちろんターボ車(64PS/10.6kg・m)の方が扱いやすさも含めて上になるが、なかなか侮れない実力を持っている。

N360を彷彿させるスタイリングは変わっていないが、シャシー&メカニズムは第二世代型に進化済み。撮影車はベーシックグレードのオリジナル。

先代に比べるとキャビンデザインは洗練さが増した印象。フロントコンビシートはグレードごとにデザインが異なり、オリジナルはプレイムスムース&トリコットを採用している。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウト構造により荷室床面を低くできることもメリットの一つ。サイズ以上に便利に使い倒すことができる。


NA車とターボ車の価格差は、装備内容が近いプレミアムとプレミアムツアラーで比べると11万円ほどだが、NA車のベーシック仕様となるオリジナルと比べるとその差はおおよそ30万円。オリジナルでもホンダセンシングなどの機能装備は標準装着されているため、軽自動車トップレベルの内容を持っている。N-ONEのかわいい系キャラを負担少なく楽しみたいならば、性能とコスパのバランスに優れるベーシックは最適な1台になるだろう。

そしてN-ONE選びで見逃せないのは、ボーイズレーサー的な薫りが漂うRSの存在だ。N-ONEはオリジナルでも150万円を超えてくる2BOXタイプの軽自動車としては強気の価格設定だが、RSは内外装が専用加飾の仕立てになることもあって200万円の大台に迫る価格になっている。唯一6速MT車が選べることには魅力を感じるが、乗るユーザーを選ぶグレードといえる。

スポーティグレード「RS」は、専用加飾やホイール、ハニカムグリルなどで見た目を差別化。6速MT車が選べる唯一のグレードだ。


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