
ビー・エム・ダブリューは、ニューヨークのデザイナーであるロニー・ファイグが率いるブランド「Kith」とのコラボレーション・モデル「BMW i4 M50 by Kith(アイフォー・エムゴーマル・バイ・キス)」の注文の受付を、BMWオンライン・ストア限定で、2022年10月10日午後11:59まで実施する。日本国内において1台限定での導入となり、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により、2022年11月上旬(予定)までに、当選者を決定し通知する。納車開始は、2023年上半期を予定。予価は、15,930,000円。
●文:月刊自家用車編集部
BMWとKithのコラボレーション第二弾
BMWとKithブランドのコラボレーションは、2020年にロニー・ファイグがデザインしたBMW M4 Competitionクーペから始まった。この150台の限定モデルBMW M4 Competition X Kithは、30分足らずで完売した。

今回のコラボレーション、BMW i4 M50 by Kithは、単なる電気自動車にとどまらない存在である。電気自動車初のMモデルであるだけでなく、ニューヨークのデザイナーであるロニー・ファイグが率いるブランド「Kith」とBMW M GmbHとのコラボレーションにより、内外装が特別にデザインされたBMW Mモデルの第2弾でもある。また、この限定エディションを記念して、KithはKithバイタリティ・グリーンとBMW Individualキャラメル・メリノのカラーを使ったアパレルとアクセサリーなど52点のコレクションをローンチし、世界中の店舗とオンラインで販売する予定だ。
BMWの愛好家であるロニー・ファイグは、歴史へのオマージュとして、1972年型BMW 1602を現代的な電気自動車に変身させるプロジェクトも手がけた。この特別な1972年型BMW 1602 Elektroは、BMWグループから彼に引き渡される予定。
Kithバイタリティ・グリーンと、特別なロゴ
BMWは今回、社の歴史上初めて、ブランド・パートナーの名前にちなんで新色を命名した。深みのあるダーク・グリーンである「Kithバイタリティ・グリーン」は、この特別なコラボレーションの限定カラーで、通常の量産モデルには提供されない。また、互いに融合した新しいロゴは、Kithと世界的に有名な企業とのさまざまなパートナーシップの特徴である。今回、BMW i4 M50 by Kithのボンネットを飾るブランド・ロゴの周囲に、Kithバイタリティ・グリーンのリングが追加された。このグリーンのリングには、パートナーシップ名、モデル、年度、そして電気自動車であることが記されている。


ロニー・ファイグが手がけた1972年型BMW 1602のボンネットのロゴは、BMWの文字がKithに変更されており、また違った印象になっている。白と黒で描かれ「Elektro-Auto」の文字が添えられた同様なロゴが、BMW i4 M50 by Kithのカップホルダーのリッドにも刻印されている。


外装に映えるキャラメル・カラーのインテリア
コラボレーションのすべての車両は、Kithバイタリティ・グリーンで塗装される。この絶妙なグリーン・カラーの外装に対して、フル・メリノ・レザーの内装にはキャラメル・カラーが組み合わされる。BMW i4 M50 by Kithのインテリアは、キャラメル・カラーの調和がとれたコーディネートだ。ニー・ボルスター、ステアリング・コラム、シート、サイド・パネル、AポストおよびBポスト下部は、すべてメリノ・レザーで仕上げられている。前後のフロア・マットはキャラメル・カラーのレザーで縁取られ、Kithに変更されたMロゴとMストライプの刺繍が施されている。ヘッドレストとフロント・センター・アームレストには、ボックス・デザインのKithの文字がエンボス加工されている。また、トリムにレーザーには「KITH Exclusive Edition」の文字がで刻印されている。

ロニー・ファイグが手がけた1972年型BMW 1602 Elektroでは、シートのレザーにKithの文字がエンボス加工され、運転席と助手席のフットウエルのレザー・インサートにもKithの文字があしらわれている。また、ホイールのセンターホールには、BMWではなくKithの文字に変更されたロゴが飾られている。

テクノロジーとラグジュアリーが際立つ限定モデル
テクノロジーは、BMW MモデルとBMW iモデル、それぞれの革新的なパワーを初めて融合させたBMW i4 M50から引き継いでいる。BMW M eDriveモーター2基による完全電動パワートレインを搭載したBMW i4 M50は、スポーツ・ブースト・モードで400kW(544ps)を達成し、新登場のBMW Mモデルにふさわしいダイナミズムを発揮、0-100km/h加速3.9秒を実現している。ゼロ・エミッションで走行し、WLTCモードでの一充電走行距離は546kmに達する。BMW M初の電気自動車のグラン クーペであるこの特別なクルマは独自のクラスを作り上げ、その航続距離の長さ、贅沢な広さ、インテリジェントなネットワークにより、日常使用にも適した車となっている。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
新車時は黒くツヤ感があった樹脂パーツも、年月を経ると白っぽく劣化してくる。そのまま放置していると、愛車が古ぼけた印象に…。洗車するだけでは解消しないこの問題、実はカンタンに解決することが可能だ。その方[…]
旅に出る自由をさらに深めてくれるのが、軽キャンピングカーの進化だ。中でも岡モータースが手がける「ミニチュアクルーズ ATRAI SV」は、ベース車にダイハツ・アトレーを採用し、アウトドアでも自宅のよう[…]
昨今の車は、技術の進化により安全性が向上しているが、安心してドライブするには、愛車の状況を的確に把握しておくことも重要だ。普段、あまり意識しにくいタイヤに関しても、路面とダイレクトにコンタクトする部分[…]
「日常にも、旅にも使える」。そんな多目的な一台として注目を集めているのが、キャンピングカー広島が手がける「ポップ・コン Camper-R(キャンパーR)」である。ベース車両は日産NV200。コンパクト[…]
近年のキャンピングカーブームにおいて、特に注目を集めているのが、車中泊の快適性を徹底的に追求したバンコン(バンコンバージョン)タイプだ。その中でも「これからのスタンダード」と呼ぶにふさわしいモデルが「[…]
最新の記事
- 1
- 2