
トヨタは、給電車で社会を変える「電気が動くとできること」プロジェクトを始動。第一弾として、一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会と、クルマの給電機能を活用した新スポーツ『SPACE SOCCAR(スペース サッカー)』を共同開発した。
●文:月刊自家用車編集部
トヨタがスポーツを作った理由

トヨタは、クルマから電気を取り出せる給電車によって、もっと暮らしの可能性を広げたいという思いから、さまざまな課題と向き合う人たちと共に取り組む「#電気が動くとできること」プロジェクトを始動させた。その第一弾として、だれでも楽しめる新しいスポーツジャンルを創りだすスポーツクリエイター集団、世界ゆるスポーツ協会と共同で開発したのが、心と身体の運動不足を改善するスポーツ「SPACE SOCCAR(スペースサッカー)」だ。
スペースサッカーは、宇宙船に見立てたクルマからの電気をエネルギーとして、椅子に座ってボールを蹴り、惑星に見立てた相手ゴールを狙うスポーツ。体力差や年齢差を、電気のチカラで少なくでき、世代間交流を楽しく実現する新しいスポーツとして注目されている。クルマを活用した新競技であることから、サッカー【SOCCER】の名前にCARの字があてられるなど、遊び心も満点だ。
ざっくり説明「スペースサッカー」

宇宙船に見立てたクルマからの電気をエネルギーとし、EVA(船外活動)として楽しむサッカーで、椅子に座ったままボールを蹴り、惑星に見立てた相手ゴールを狙う。宇宙での活動は精密さと冷静さが求められるので、熱中し過ぎには注意だ。あまり動きすぎると給電チューブが外れ、EVAが継続できなくなってしまう。また、ボールを強く蹴りすぎるとクラッシュの反則になり、減点される。3人のクルーと協力をし、安全かつ正確にEVAを成功させるスポーツとなっている。

レギュレーションはこんな感じ
人数:3対3(2人がプレー+1人が補佐) 時間:1試合 4分30秒(90秒×3ミッション)
特徴:椅子に座り、力がなくても蹴ることができる特殊なボールを使うため、年齢や体力を問わずプレーできる
使用電力:合計2158w(1台で1500W給電できるRAV4 PHV 2台を使って給電)
トヨタ「#電気が動くとできること」プロジェクトとは
給電車は、災害時の非常用電源として役立つことから、これまで防災対策の一環として、被災地や避難所での活用を進める取り組みが行われてきた。今回トヨタは、そうした「もしもの時」だけでなく「いつもの暮らし」においても活用できる、給電車のフェーズフリーな可能性を広げるために始動したプロジェクト。

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