
レクサスはフラッグシップモデルである「LS」を一部改良し、全国のレクサス店を通じて10月下旬以降の発売を予定している。今回の改良により、乗り心地や操縦安定性の向上、最新マルチメディアの採用など、車両性能がさらに高くなっている。
●文:月刊自家用車編集部
レクサスのフラッグシップモデル「LS」がさらに進化!
LSは、1989年のブランド創設当時に米国で発売され、フラッグシップモデルとしてレクサスの礎を築いてきた。レクサスは、歴代LSを「常にイノベーションの精神を貫き、その時代に新たな技術や価値を提供することで変革を起こすクルマ」と位置付け、Always Onの精神でレクサスの原点である静粛性と乗り心地ならびに、レクサス独自の乗り味であるLexus Driving Signatureを磨き続けている。

今回の一部改良では、乗り心地や操縦安定性の向上、最新マルチメディアの採用など、車両性能の進化を追求。また、高度運転支援技術Lexus Teammate[Advanced Drive]搭載モデルについては、性能向上を実現している。

乗り心地および操縦安定性のさらなる向上
Lexus Driving Signatureを深化させるべく、リヤサスペンションメンバー取付部のブレース形状を変更し、剛性を高め、サスペンションをチューニング。初代から一貫して突き詰めてきた乗り心地を向上させたほか、高い操縦安定性を実現した。
最新マルチメディアの採用とインテリアレイアウトの変更による操作性向上

- 直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアを搭載。ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで操作性を向上。また、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分けることで、操作フローを統一。
- 最新の音声認識機能は、従来の機能に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とした。あらかじめ設定された起動ワード(例 : Hey Lexus!)を発話することで、スイッチ操作や音声認識機能の起動が可能。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応。
- 「エージェント+」で先読み案内サービスが可能に。目的地を設定しなくても、これまでの走行履歴から経路を予想して事故・渋滞・天候・残燃料の案内を画面上に通知。
- Apple CarPlayは、従来のUSB接続に加え、Wi-Fi®による無線接続にも対応。
- タッチパッドやCD/DVDプレイヤーの廃止に伴い、インストルメントパネル及びコンソール周辺の形状や、スイッチレイアウトを最適化し、使用頻度の高いシートヒーター/シートベンチレーション/ステアリングヒータースイッチは、コンソール上に設定。加えてスマホホルダーやUSB Type-Cコネクターを増設するなど、使い勝手を向上。
- アンプ、スピーカーを見直し、ハイレゾ音源再生に対応。より細やかな高音、強さとクリアさを併せ持つ低音など、よりハイクオリティな音質を提供する。
- My LEXUS(スマートフォンアプリ)での簡単な操作でリモートエアコン、マイカー始動ロックなど、便利な機能が利用可能に。リモートエアコンは、乗車前にエアコンをかけておくことで、事前に車内を快適な温度に調節可能。
予防安全技術の機能拡充
パノラミックビューモニターにより、運転席から目視しにくい車両周囲の状況をリアルタイムで確認可能。ボディやシートを透かして見たようなシースルービューや、サイドクリアランスビュー、コーナリングビューも採用。さらに、床下透過表示機能の設定により、車両直下およびタイヤ付近のアンダーフロア映像を表示して、駐車やすり抜けを支援。

20インチアルミホイールを追加設定
2021年に発売された特別限定車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”に設定し、好評だった245/45R20 99Yランフラットタイヤ&20×81/2Jノイズリダクションアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)をオプション設定。

高度運転支援技術の性能向上
高度運転支援技術Lexus Teammate[Advanced Drive]搭載モデルについては、性能向上を実現。周辺車両の動きへの配慮として、隣接レーンを走行する車両の死角領域に自車が走行し続けることを回避するように減速制御。これにより、他車の近くを自車が走行し続けることで感じる圧迫感の軽減を図り、より安全・安心な走りを実現している。さらに、車線変更支援できる場面を拡大することにより、使い勝手を向上。また、合流地点を低速走行する際や前方車両へ接近した場合、ドライバーに周囲の車両への注意を促すディスプレイ表示とブザーを追加する等、ドライバーとシステムのより円滑なコミュニケーションを実現。

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