
三菱自動車は、新型軽スーパーハイトワゴン『デリカミニ』のスペシャルサイトを本日開設し、エクステリアデザインを初披露した。同車は初代『デリカ』の発売から55周年となる2023年度初夏に投入する計画で、「東京オートサロン2023」に参考出品する予定だ。
●文:月刊自家用車編集部
デリカの世界観を軽スーパーハイトワゴンで再現
新型『デリカミニ』は「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」をデザインテーマとした、SUVらしい力強いスタイリングの軽スーパーハイトワゴンだ。
『デリカ』シリーズはSUVとしての走破性とMPVとしての居住性を融合させた、三菱自動車ならではのオールラウンドミニバンとして、家族や仲間たちとアウトドアレジャーを楽しむユーザーに支持されてきた。アウトドアレジャーの人気が高まる昨今、その『デリカ』シリーズの世界観を軽スーパーハイトワゴンに詰め込み、新型『デリカミニ』として発表された。
新型『デリカミニ』は、力強さと安心感を表現する「ダイナミックシールド」に、特徴的な半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせ、凛としながらも親しみやすいフロントマスクを実現。フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを採用。
ブラックのホイールアーチに加え、前後バンパー下部にプロテクト感のあるスキッドプレート形状を採用し、『デリカ』ならではのSUVらしい走破性を表現している。アルミホイールは、タフさを表した形状とスタイリッシュさを持ち合わせたダークシルバー塗装とし、足元を引き締めている。
ボディカラーは、新型『デリカミニ』のコンセプトに合わせて新開発した、都会からアウトドアレジャーまであらゆるシーンに馴染むアッシュグリーンメタリックを新色として採用している。現在のアウトドア人気と小回りが効く軽自動車と相まって、売れることは必至か!?
歴代デリカを振り返る
ここからは、歴代のデリカを振り返ってみる。
‘69/4 初代デリカバン / コーチ
初代デリカは、まずキャブオーバータイプの600kg積み小型4輪トラックとして1968年に誕生。1.1L(58 馬力)エンジンを搭載し、同クラス初の3人乗りのキャビン、カーブドガラス採用のソフトなスタイルを特長としていた。翌1969年4月には、500kg積み「ライトバン」、「ルートバン」、そしてサードシートを備えた9人乗り「コーチ」を追加発売しました。
‘71 デリカ75 コーチ
‘79/6 2代目デリカ スターワゴン
1979年6月に2代目デリカを発売。クリーンでシンプルなボクシースタイル、小型車全幅枠いっぱい(バン/ ワゴン:1690mm、トラック:1695mm)に拡大したボディによる優れた居住性・広い荷室、エンジンはサターンエンジン(ワゴン:1.6L、バン/トラック:1.4L、1.6L)を搭載した。
‘79 デリカ スターワゴン
‘86/6 3代目デリカ スターワゴン
1986年6月に7年ぶりのフルモデルチェンジ。3代目の開発は1983年春ごろから始められ、衝突安全性とウォークスルーを可能にするセミキャブオーバー式という構想もあったが、従来同様にスペース効率に優れたフルキャブオーバー式を採用した。ボディには、軽量化やボディ剛性に配慮するため、モノコックボディが採用され、やわらかなカーブ形状で構成された個性的な新フォルムは、ソフトキューブスタイルと名付けられた。ボディは従来車に比べ全長で200mm拡大。サイクロンエンジン(バン:1.4L、1.6L、2.0L、ディーゼル2.5L、ワゴン:2.0L、ディーゼル2.5L ターボ)を搭載し、オンロードはもちろんオフロードでの小気味よい走りの両立を図った。
‘86 デリカ スターワゴン4WD
‘94/5 4代目デリカ スペースギア
1994年5月に、4代目となる『デリカ スペースギア』の発売を開始。(『デリカ バン』『デリカ トラック』も同時にフルモデルチェンジ)日常生活やレジャーのための身近な“道具”(ギア)感覚で愛着を持ってもらえるように「スペースギア」のネームが与えられた。
‘94 デリカ スペースギア
‘07/1 5代目デリカ D:5
『デリカ』の5代目となる『デリカD:5』は「ミニバンの優しさ」と「SUVの力強さ」の融合を開発テーマに、2007年1月に発売を開始。キャブオーバータイプの優れた居住性と多才な積載性を持ち、かつオフロードからオンロードまでどこまでも行けるオールラウンドSUV の機動性・信頼性を合わせ持つ、ユニークなSUVテイストのミニバンを目指し製作された。
‘07 デリカD:5
‘19 デリカD:5
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