●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
ホンダ
ステップワゴン
価格:299万8600〜365万3100円(1.5Lガソリンターボ車)338万2500〜384万6700円(2Lハイブリッド車)
・最新購入情報
車両本体目標値引き額:17万円
納期の目安:6~7か月
リセール予想:B-
標準車の「エアー」とカスタム車の「スパーダ」を設定。共にパワートレーンは1.5Lターボ車(150PS/20.7kg・m)と2Lハイブリッド車(145PS/17.8kg・m【エンジン】+135kW/315Nm【モーター】)が設定されている。
発売から半年以上経過したが納期遅れは依然として解消しておらず、ガソリン車で6か月〜、ハイブリッド車で7か月というのが一つの目安。値引きに関しても少し渋めだ。
【パワートレーン選び】動力性能に優れるハイブリッド車にアドバンテージ
ガソリン車に搭載される1.5Lターボは、2000回転から4000回転にかけてトルクが立ち上がる低中速域を重視した特性を持つ。燃費性能(13.1km/L〜※WLTC総合モード燃費)は少し物足りなさが否めないが、加速性能に優れる美点を持つ。ノア&ヴォクシーやセレナなどのライバル勢のガソリン車同士で比較した場合、最も俊敏な走りが楽しめるモデルでもある。
ハイブリッド車(e:HEV)は、市街地などではモーターが駆動を担当し、負荷が強まる高速道路などではエンジン直動に切り替わる上級ハイブリッドを採用。電動駆動ならではの力強い走りに加えて、高速走行時の燃費の落ち込みが少ないというメリットを持つ。燃費性能も19.5km/L〜と車両重量が嵩むミニバンとしては良好だ。
ガソリン車とハイブリッド車の価格差はおおよそ40万円ほど。性能の差を考えればハイブリッド車は割高とはいえない。ハイブリッド車を軸に選んでいくのがオススメだ。
【グレード選び】エアーでも装備は充実。スパーダを選ぶなら最上級のプレミアムラインがオススメ
ガソリン車もハイブリッド車も、エアー、スパーダ、スパーダプレミアムラインの3グレードを選択可能。
ベーシックな標準車という位置づけのエアーは、内外装の加飾をシンプルにデザインされ、ホンダセンシングや両側パワースライドドア、7名/8名乗りの設定など、利便装備&機能も充実。実用ミニバンというキャラを最も体現したグレードに仕立てられている。
スパーダは実用性はそのままに内外装にスポーティ風味を追加したグレード。装備類もブラインドスポットインフォメーションやパワーテールゲート、7名乗りのキャプテンシートにオットマン機能が追加されるなど、居心地の良さを狙った装備も追加される。シートも撥水・撥油機能を備えたファブリック地が採用されている。
最上級のスパーダ プレミアムラインは、専用アルミホイール(17インチ)やハーフレザーシート(スウェード調)、セカンドキャプテンシートにシートヒーター機能の追加、周辺モニターのマルチビューカメラシステムが装着されるなど、上級モデルに匹敵する内容が与えられている。
これまでステップワゴンが受け継いできた実用性能を重視するならばエアーで十分。一通りの機能装備は標準になるほか、現行モデルのエアー(標準系モデル)は内装仕立ても良くなっている。先代のような廉価仕様という雰囲気は全く感じない。最近のミドルミニバンのトレンドの一つであるセカンドキャプテンシート(7名乗り)も選ぶことが可能だ。
スパーダとスパーダ プレミアムラインは、ミニバンにもスポーティな雰囲気を求めるユーザーにオススメ。ただ、そのキャラを狙っていくならスパーダは少し中途半端にも思えるので、内装仕立ての豪華さが強まるスパーダ プレミアムラインを選ぶといい。スパーダとスパーダプレミアムラインの価格差はおおよそ20万円ほどになる。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
ドライバーでネジを外そうとしたら、ナメてしまって外せなくなった経験、誰もが一度は味わう失敗だろう。自動車整備・修理において、ナメたネジをどうやって外すのか? 実は、簡単な方法があるので、ご紹介しよう。[…]
全国各地で開催されたキャンピングカーショーやアウトドアイベントには注目車両が多数展示されている。しかし、なかなかイベントに出向くことができない方も多いのではないだろうか。そこで本記事では、各イベントで[…]
モバイルアクセサリーブランド「BELLEMOND(ベルモンド)」が販売する「すっきり埋め込みカーチャージャー君」。シガーソケットにスッポリとハマって出っ張らない、純正USBポートのように使える車載充電[…]
ドライブレコーダーなどを販売するKEIYOからリリースされる、Apple CarPlayやAndroid Auto対応車載ディスプレイオーディオに接続して使用することができるAPPワイヤレス「AN-S[…]
プリンスは日産との合併以前から次世代を見据え、前輪駆動車の開発を始めている。その中心となったのが、国産車で初めての御料車となったプリンス・ロイヤルを造ったプロジェクトスタッフ達だった。かつてプリンスの[…]
最新の記事
- フォルクスワーゲンの認定中古車ネットワーク網がアップデート 「Certified Pre-Owned(サーティファイド プレオウンド)」
- 「シアタールーム欲しいなぁ」「それ、車内で出来ちゃいますよ」嘘でしょ? プロジェクター完備・日産キャラバンがベースのキャンパー
- 「愛犬家は絶対見てほしい」「これは絆が深まる」愛犬との旅にベストな車! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
- 「どこだと思う?」「正解はハイエースの車内」マジで? 第二のリビングが車の中に…トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
- 「本当に軽…?」「これはスゲェ」「涙出る」ボックス席・クーラー完備・電源・テレビまで…部屋じゃん。ホンダN-VANがベースの軽キャンパー
- 1
- 2