【最速実機レビュー!!】楽ナビが待望のフルモデルチェンジ、548車種以上に装着可能な9型フローティングモデルも新登場!使い放題の通信機能も気になる

カロッツェリアのスタンダードシリーズ「楽ナビ」が1月19日にフルモデルチェンジ、新製品発表した。同社カーナビ初のフローティングスタイルモデルをラインナップに加えるとともに、通信機能を使い放題のネットワークスティックセットも新設定された。

●文/写真:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部

全15モデルを発表

カロッツェリアの楽ナビシリーズがフルモデルチェンジし、発売された。ボディタイプはフローティングスタイルの9型、ラージサイズの9型、ラージサイズの8型、200mmワイドサイズの7型、2DINサイズの7型の5種類があり、それぞれに通信モジュールであるネットワークスティック付属モデルを設定。さらに8型、7型には廉価版もあり、合計で15機種が揃う。

AVIC-RQ920-DC(ラージサイズタイプ)

AVIC-RF920-DC(フローティングタイプ)

今回はその中でも最上級に位置づけられるフローティングスタイルの9型ボディにネットワークスティックを組み合わせた「AVIC-RF920-DC」に試乗することができた。

装着感はメイン写真を見て欲しい。200mmワイドサイズスペースに納まった姿は非常にスッキリとしていてスマート。角度調整は前後のみ(取付時は高さ、奥行、左右調整が可能)となっているが、同社によると548車種以上にに適合するという。走行振動によるブレも感じられなかった。

スマートな装着感

通信モジュールのネットワークスティック。有料契約で車載Wi-Fi機能も利用できる。

本体2DINサイズでSDメモリーカードスロットを備える。DVD/CDメカは非搭載となる。

フローティングスタイルのためディスプレイ部が前方にせり出す。前後角度は調整可能だ。

コントロール性にもこだわる

画面の下端にはタッチキーを備えている。アイコンの隣には凹凸が付けられている。

ハードキーはパネルの下端で、触れるだけで反応するタッチキー。キーの周りには凸形状のドットが付けられているためブラインド操作ができるのも親切だ。

メニューは楽ナビのコンセプトである「楽に使える」ことを推し進め、トップ画面には再生中のAVソース情報とともに検索ウインドーや利用機会の多い検索項目(駐車場、ガソリンスタンド、コンビニ)、任意に設定できるショートカットキーが並ぶなど先代モデルから大きく進化。通信機能の標準化(3年分)によって検索ウインドーから操作をする場合にはオンライン検索となり、スマホのウェブ検索と同様に思いつくワードや住所、電話番号の入力が可能。これまでのカーナビのように検索項目を先に決めてから操作をする必要がなく、直感的に素早く扱えるイマドキのスタイルだ。

価格の安い店舗が探せるガススタ価格情報。セルフや24時間営業などサービスの確認も可能。

トップメニューには検索ウインドウが設けられており、好みのワードを入力できる。

車内Wi-Fi機能が使い放題

道路だけでなく文字やアイコンなどもクッキリと見える高精細な地図。HD画質を採用する。

また、ルートガイドも改良されており、「信号機カウント交差点案内」を新搭載。交差点案内表示では交差点までの距離に加えて残りの信号の数をカウントダウンで知らせるため格段にわかりやすい。

このほか高精細なHD画質の地図やスピーディな6ルート探索、高精度な自車位置表示、通信による地図の自動更新などナビとしての優れた基本機能も搭載している。

なおdocomo in Car Connectを別途契約することにより、定額(1年あたり1万3200円/税込)で車載Wi-Fi機能が使い放題になる。スマホやノートパソコン、通信搭載ゲーム機など5台までの同時接続が可能だ。

信号の数をカウントダウンで知らせる

「信号機カウント交差点案内」機能では、右左折する交差点までの信号機の数をカウントダウンしていく。直感的に情報が得られ、初めて走る場所や運転に余裕のない人には安心。

2カメラドラレコをオプション設定

ナビ連携型の2カメラドライブレコーダー「VREC-DS810DC」と接続すればHDMI接続による高精細な映像再生が可能。各種の設定操作をタッチパネルで行え、使い勝手も抜群だ。

本体はセンターコンソール脇などに装着ができる。小型カメラを前後ウインドウにセット。

ドライブレコーダーリンクHD機能で楽ナビと連携。暗所に強いナイトサイトを備える。