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●文:[クリエイターチャンネル] Peacock Blue K.K.
愛車が盗まれたという事実は、クルマの所有者にとって想像以上に衝撃的な出来事。
しかし、事態の解決には一刻も早いアクションが求められるため、ショックを受けているときだからこそ冷静な対応が求められます。
では、大切な愛車が突然盗まれたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。
まずは警察に届け出を! 早ければ早いほど問題が解決する可能性が高まります
まず、盗難が発生した場所を管轄する警察署や最寄りの交番へ行き、盗難届を提出する必要があります。
警察にクルマが盗難にあったことを報告しないと、盗まれたクルマで事故や犯罪などのトラブルを起こされた場合、所有者に管理責任が問われることになります。
盗難届を提出する際は、自動車登録番号/自動車車体番号/年式/色/特徴などのクルマに関する情報と、所有者の氏名/盗難にあった場所や日時/盗難に気づいたときの状況/車内に置いてあったものなどの情報提供が必要です。
情報が詳細であればあるほど警察がクルマを見つけやすくなるため、あらかじめ答えられるよう準備しておきましょう。
また盗難届提出の当日は、車検証/印鑑/本人確認書類を持参してください(車検証のコピーを取っておきましょう)。
盗難届の提出が完了し受理されると、受理番号が発行されます。
この受理番号は今後の手続きでも必要になるので、大切に保管しておきましょう。
盗難届の提出を迅速に行うことで、クルマが国外へ持ち出される前に発見される可能性が高くなるとのことです。
車両保険に加入しているならば、保険会社への連絡も忘れずにするべし!
盗難届の提出が済んだら、地方運輸局で一時抹消登録の手続きを行いましょう。
一時抹消登録を行うと、その車両の登録が一時的に抹消されるため、自動車税の納税義務が免除されます。
さらに普通自動車で自動車税を支払っている場合は、一時抹消登録の完了後に税金の還付を受けることができます。
反対に、廃車手続きを行わないと、クルマが手元にない状態でも税金を支払い続けなくてはならないので注意しましょう。
なお一時抹消登録の手続きには、車検証(手元にあれば)/理由書/印鑑証明書/印鑑登録された実印/盗難届の受理番号などが必要になります。
これらを揃えて最寄りの地方運輸局に提出することで、一時抹消登録が完了し、必要な書類が処理されます。
ただし、盗難された車両にローンが残っている場合は、所有者がディーラーやローン会社になっているため、承諾なしに廃車手続きを進めることはできません。
残ったローンを一括返済すれば廃車手続きを行えますが、あまり現実的とは言えないので、まずは所有者である業者に盗難された旨を報告し、ローンの返済やその後についての相談をしましょう。
盗難されたクルマが見つかった際は、中古新規登録を行うことで再度運転が可能になります。
また、車両保険に加入している人は、保険会社への連絡も忘れてはいけません。
多くの車両保険には盗難保険が含まれており、クルマが見つからなかった場合は補償を受けられる可能性があります。
保険金の支払いには盗難の実態調査が必要で、調査員が盗難の現場や状況を詳しく調査した後、1ヶ月以上経過しても車両が発見できなかった場合に支払われるようです。
車内に置かれていた貴重品も補償の対象となる可能性があるため、クルマと一緒に盗まれたものも報告しておきましょう。
このように、車両の盗難後はさまざまな手続きが必要になりますが、警察の捜査/税負担の軽減/保険金の受け取りなど、多くのメリットがあるので一つひとつ落ち着いて進めていくことが求められます。
盗難被害を避けるには、二重三重の備えが重要。特にGPS装置の導入がオススメ
まず、車両にはアラーム/イモビライザーなどの盗難防止システムの設置のほか、ステアリングロック/タイヤロックなど物理的な障壁も盗難防止に役立つため、これらを併用すればより効果が高まると言えそうです。
またクルマを駐車する際は、できるだけ明るくて人通りの多い場所に停めるか、防犯カメラが設置された安全な駐車場を利用するのもポイント。
加えて、最新の技術を活用したGPS追跡装置を導入することも非常に効果的です。
お手元のスマートフォンアプリで、クルマに仕込んだGPSタグの場所を確認できれば、盗難された車の位置をリアルタイムで追跡できるため、警察がクルマを迅速に見つけ出す手助けになります。
ただし、これらの対策を講じたからといって100%盗難を防げるわけではないので、愛車が盗まれても冷静に対処できるように、常に最新の車両情報を記録したり、重要書類の予備を用意したりすることも重要です。
このように、愛車が盗難にあった際は迅速な行動が鍵となります。
盗難届の提出/一時抹消登録の手続き/保険会社への連絡など、必要な手続きをスムーズに進められるように日頃から備えておきましょう。
そして、予防措置を講じて未然に盗難のリスクを減らすことが、大切な愛車を守るうえで最も効果的だと言えます。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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