[これはカッコいい!]世界一売れた日本車、初代モデルがスポーティで激シブ!マジで欲しいレベル

世界一売れたクルマとしてギネスにも認定された日本車「カローラ」。初代モデルは1966年に登場し、日本のマイカーブームを牽引する立役者になった。そんなトヨタ自動車のカローラの初代モデルについて、紐解いていこう。

●文:月刊自家用車編集部 ●出典:『すごいクルマ事典』(内外出版社 刊)

ギネス認定! 世界中で愛された、大ベストセラー

1966年に初代が登場したトヨタカローラは、同じ年に誕生した日産サニーとともに、誰もが自分のクルマを持つマイカー時代を日本にもたらす原動力になり、世界でもベストセラーになった。

ギネスブックにも名を残したカローラ。

日本の家庭にクルマを普及させた

戦争に負けて貧乏のどん底からようやくはい上がった1960年代の日本人は、憧れのモノを目標に頑張って働いた。その憧れとなったモノの代表が、3Cと呼ばれた「Car(クルマ)・Cooler(クーラー)・ColorTV(カラーテレビ)」である。

【初代 トヨタ カローラ】

ライバル車を研究し、高級感のあるスポーティなモデルとして誕生したトヨタの初代カローラ。

トヨタは先に登場していた日産サニーを研究して、豪華に見えるメッキ部品や広い室内、ちょっと大きなエンジンで差をつけた初代カローラを開発する。ライバルのサニーは直線的なデザインを採用、専門家の評価は高かった。サニーと激しい販売合戦を繰り広げたカローラは、結果的に見事に勝利を収めることとなる。

【ライバルとなった日産 サニー】

日産サニー。

初代カローラの写真を見ると、その堂々としたデザインやメッキグリルの存在感に目がいく。見る者に高級感を感じさせ、さらに最初にリリースされた2ドアモデルは特にスポーティさも演出。後に、4ドアやクーペモデルも追加された。

その後も、ユーザーが欲しいと思えるデザインや装備を巧みに取り入れながら、進化を続けたカローラは、モデルチェンジを果たした各世代で世界的ベストセラーとなっていく。そして、1977年にはついに、同じ名前のシリーズとしては世界で一番売れたクルマとしてギネスブックに名を残すという偉業を達成。2021年には、世界での累計販売台数が5000万台に達している。

【初代カローラの真っ赤な内装】

カローラは赤い内装も用意。丸型のメーターやフロアシフトもスポーティーだった。

なお、カローラは2018年に登場した現行型で12代目。トヨタの乗用車としては、1955年に初代が誕生して現在16代目のクラウンに次ぐ、古いブランドとして現在も継続して販売されている。

カローラ「4ドアスペシャル・1966年式」のスペック

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今回の記事は『満タン豆チシキ!すごいクルマ事典』から一部抜粋して掲載。同書では、すごいクルマの豆知識を6章に分けて解説。国産車から外車まで、幅広いモデルをラインナップ!