後方カメラの映像をリアルタイムで映してくれるデジタルルームミラーは、乗員や荷物に干渉されずに視界を確保できる利便装備のひとつ。データシステムから新発売された「デジタルルームミラー（DRM6030）」は、本体を従来のルームミラーに装着し、付属するカメラを後方に取り付けるだけで、純正カメラ同等の機能をプラスできる注目のユーティリティアイテムだ。
●文:月刊自家用車編集部
デジタルルームミラー「DRM6030」には、ミラー本体と後方カメラ、付属ケーブル等がセットされる。画面への映り込みや反射を抑えるフィルムも同梱。価格は2万7500円。
動きに強い映像画面、暗所でも最適処理により残像感は皆無
今回取材した「DRM6030」は、11Ｖ型サイズのルームミラーモニターに、フルハイビジョン（1920×1080）の後方カメラ映像を表示できる高画質デジタルルームミラー。
後方カメラにソニー製イメージセンサーを用いていることもあって、ミラーに表示される映像の質が高いことが強み。
走行中の動きがある映像もスムーズに表示できることはもちろん、WDH/HDR処理を組み合わせることで、トンネルの出入口などの明暗が大きいシーンでも白飛びや黒つぶれは皆無。昼夜を問わず鮮明な映像が表示できることが魅力だ。
カメラ映像の拡大も1タッチ操作でOK、使える機能の充実ぶりも頼もしい
さらにシンプルな操作感も嬉しいポイントのひとつ。
操作はタッチスクリーン方式を採用しており、画面の輝度調整がスムースに行なえるほか、上下にフリックしてカメラアングルを調整したり、3つの画面表示パターンの切り替え、等倍表示／拡大表示の切り替えも簡単に選択可能。車両のバック時にはリバースギアに連動してカメラ表示を下向きに切り替える機能も備わっており、バックするときには画面にガイドラインを表示させることも可能だ。
簡単取付が可能なシンプル配線、慣れたユーザーならDIY装着も可能
気になる価格は2万7500円。後方カメラの取り付けも最小限の配線で可能なので、慣れたユーザ
ーならばDIYでの装着も可能だろう。鏡面タイプのルームミラーに不満を感じているならば、検討
する価値は大いにあるアイテムだ。
最新イメージセンサーの採用と巧みな内部画像処理のおかげで、走行時の動きがある映像も鏡面ミラーのごとくスムーズに表示。
表示方法も「ミラーモニター全画面表示」「左右に寄せた表示」を、1アクションで切り替えられる。
暗所性能に優れることも嬉しいポイント。暗所でも映像処理により自動的に明るく表示される。暗い場所に駐車する時に重宝すること間違いなし。
本体ユニットの固定は、純正ミラーにバンド留めするタイプ。本体は薄型タイプなので、邪魔にならないこともポイント。
