ISBN:978-4–86257-3-919
価格: 1,600円+税
判型:A5版
頁数:168頁
葉が山々を染める秋。澄んだ空気と青空のもと、ドライブに出かけるなら“峠道”がおすすめです。
カーブを抜けるたびに視界が開け、遠くの山並みや谷を望む……そんな瞬間こそが、峠ドライブの醍醐味。
そんなおすすめなドライブプランのひとつとして、弊社から発行中の書籍「全国2954峠を歩く」を紹介したいと思います。
全国に3,700以上ある峠の中から、著者が実際に歩いて訪れた2954峠を紹介。
峠には、古代から現代まで、人々の暮らしと歴史が刻まれています。
ドライブが趣味の方はもちろん、歴史好き、旅好きな方にも心に残る1冊。
この秋、ハンドルを握って峠を越え、
日本の風景と物語に出会う旅へ出かけてみませんか?
日本全国に峠はおよそ「3773箇所」存在しています。
本書によると、こんなにも峠が多い理由は山の多い日本、隣町に行くためには必ず峠を越えなければならず、必然的に移動するための道として整備されてきたからだという。
多くの人々が通行しやすいように、時代とともに改良されてきているのだ。
書籍「全国2954峠を歩く」でも紹介されている峠をひとつ紹介!
お伊勢参りを想う秋の峠――伊勢神峠(愛知県足助町)
愛知県豊田市足助町にある「伊勢神峠」は、かつて飯田街道の難所のひとつとして知られ、人や物資の往来を支えた“信仰の峠”だ。
峠の尾根上には、伊勢湾を望む伊勢神宮遥拝所があり、
お伊勢参りに行けない人々が、ここから遠く伊勢神宮を拝んだと言われている。
紅葉の頃には、峠道が朱に染まり、
石仏や杉の木が柔らかな光に包まれる幻想的な光景が広がる。
山歩きが好きな人にはもちろん、
秋の静けさを感じたい方にもおすすめの“心を整える峠道”。
峠を抜けると見えるのは、1897年竣工の世賀美隧道。
花崗岩造りの美しいアーチは、今も文化財として大切に保存されている。
歴史と自然が共存するこの峠で、
秋の一日をゆっくりと歩いてみませんか。
日本全国の峠を実際に歩いた著者が案内する、歴史・風景・信仰が詰まった“峠の魅力”を再発見できる一冊。紅葉の季節にぴったりな旅の相棒として、『全国2954峠を歩く』とともに秋のドライブへ出かけよう!
全国の峠、2954峠を訪ねた著者が記す、
峠で歴史散歩を楽しむ、完全ガイドブック!
峠には、古代から、戦国、江戸、明治、昭和、平成まで人々の暮らしと日本の歴史が刻まれている。
そんな歴史散歩の宝庫でもある峠の歩き方・楽しみ方を徹底ガイドします。
吹上峠(東京都)…江戸城へ石灰を運ぶためにつくられた峠
右左口峠(山梨県)…信玄、家康、信長も越えた峠
飯干峠(宮崎県)…西郷隆盛が西南戦争で敗走した峠
北見峠(北海道)…近代化へ向かう明治の悲劇をはらんだ峠
宇津峠(山形県)…イザベラ・バードが桃源郷と呼んだ峠
雁坂峠(山梨県)…日本書紀に登場する神々の峠
神坂峠(長野県)…古墳時代の祭祀の地だった峠
宇津ノ谷峠(静岡県)…伊勢物語に登場する峠
川内峠(長崎県)…ザビエルが越えた峠 など
著者:中川健一
1948年、東京生まれ。峠研究家。
國學院大學法学部卒業。建築・土木資材メーカーの岡部株式会社に入社し、営業として活動する。
建築技術を一から学び始め一級建築士を初めとして、国家資格及び準国家資格を取得し、
文系出身の技術者としての道を歩み始める。
2008年より峠めぐりを始め、10年間で全国2954の峠を制覇した。
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