「こんなに艶が出てる!」これは驚き‼︎ 古びて白濁した樹脂パーツがこんな簡単にツヤが復活⁉︎│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「こんなに艶が出てる!」これは驚き‼︎ 古びて白濁した樹脂パーツがこんな簡単にツヤが復活⁉︎

「こんなに艶が出てる!」これは驚き‼︎  古びて白濁した樹脂パーツがこんな簡単にツヤが復活⁉︎

塗装面より無塗装樹脂のほうが劣化が早く生じているような印象を受けることがある。これは塗装面には保護の役割をするクリア層が施されているためで、無塗装樹脂にはそうした保護処置はされていないからだ。無塗装樹脂部分に艶がなくなると全体的に白っぽく見え、クルマ全体がくすんで見えてしまう。どんなに洗車を頻繁に行なっても古ボケて見えるのはこのせいかもしれない。なのでクルマの見栄えをよくしたいなら、この無塗装樹脂部の艶を復活させるのが早道といえる。

●文:オートメカニック編集部

イパーアーム周辺には雨水と共に流れてきた砂ボコリやゴミが堆積しやすい。このような汚れはコート処理の大敵。確実に取り除くこがオススメ

ゴムや樹脂パーツは紫外線が大敵、衰えに気づいたらすぐに対処するのがベスト

未塗装の樹脂パーツは経年劣化や酸性雨などの影響を受けて劣化しやすく、手入れを怠ると色あせて白っぽくなり、メリハリがなくなってくる。これがクルマが古ぼけたと感じるようになる最大の要因。放っておけばさらに醜い状態になってしまう。それなりに良い状態で愛車を維持したいというならば、白っぽくなったらすぐに対処するのが鉄則だ。

今回は、ケイ素化合物が、未塗装の樹脂表面にガラス状の硬質な皮膜を形成することで、見違えるような艶を復活するという「ワコーズSH-R スーパーハード 未塗装樹脂用耐久コート剤 」を試してみることにしよう。まずは洗車で汚れをきっちり取り除いてから施工する。手順は以下の通り。

今回、使用したケミカルはコレ

ワコーズ スーパーハード
未塗装の樹脂表面に耐熱・耐久・撥水性を兼ね備えたガラス状の硬質皮膜を形成する未塗装樹脂用の耐久コート剤。

CARALL クリアニングシャンプー
高浸透成分配合で洗浄成分が汚れとボディの隙き間に浸透して汚れを浮き上がらせるカーシャンプー。
※この商品は絶版となっています。

ソフト99 曲面用マスキングテープ
曲面をにトレースすることができるクレープ(ちぢみ)加工された曲面用マスキングテープ。

【手順1】まずは水洗いで表面の汚れをキッチリ落とす

市販のカーシャンプーを指定の希釈率に水で薄めて洗浄液を作る。

シャンプー液に浸したスポンジで、施工箇所の隅々までよく洗う。

指が入らない細部は歯ブラシを利用してゴシゴシ擦り、表面に堆積した汚れを確実に洗い流す。

【手順2】作業の邪魔になるワイパーはあらかじめ外しておく

ワイパーアームとカウルトップパネルとの隙間は狭く、このままではコーティング剤の塗布作業の支障となる。少し面倒でもワイパーアームを取り外すのが美しい仕上がりにつながる。

マスキングテープを貼ってワイパーブレードの格納位置をマークしておくと、再び装着するときに装着角度で迷わない。

ワイパーアームの支点に締め込まれている固定ナットを取り外す。

アームが固着している場合が多いので、固着面を剥がすように前後に揺らす。

アームの固着面を剥がれたら、まっすぐに引き抜く。引き抜いた際に、アームが勢いよく倒れないように要注意。

【手順3】白アセが進んだパネルの周囲をマスキング

カウルトップパネルと接している周囲のパネル端をマスキングテープを貼って保護していく。マスキングテープの端から施工面に貼り付けたら爪で押さえる。その後に残りのテープを軽く引いてピンと張った状態にすると、キレイに張り込んでいける。

ピンと張った状態を維持しながら、カバーする面端に沿うよう爪で押さえるようにして少しずつ貼り付けながら横に移動していく。

最終的に全周を隙間なくマスキングしたらOK,

【手順4】付属のスポンジを使って、コート剤をムラなく塗り込んでいく

付属のスポンジから1ピース切り離し、黒いソフトスポンジ面の端から端まで縦断させるように耐久コート剤を絞り出す。

薄く均一に塗り延ばすように塗布していく。

延びが悪くなったら、再度スポンジに耐久コート剤を染み込ませ、隅々までムラなく塗り広げる。

ムラなく塗布したら、そのまま5 分ほど放置して乾燥させる。

【手順5】乾燥したら、乾いたウエスで拭き上げる

コート剤が乾燥したら、乾いたタオルでまんべんなく拭き上げる。

マスキングテープを剥がせば一段落。塗布した後は24 時間は水濡れ厳禁なので、雨を避けられる場所に置いて乾燥させていこう。

【作業完了】施工前と施工後では、信じられないほど艶の差が……。

未塗装樹脂は劣化すると色あせて白っぽくなり、パネルの境目にメリハリがなくなることでクルマ全体が古ぼけて見えてしまう。

施工後は、新車時に近い艶のある色合いに復活した。光沢の違いは一目瞭然だ。

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