
アウディジャパンは、プレミアムミッドサイズ「Audi A5」ラインナップの頂点に位置するハイパフォーマンスモデル、新型「Audi RS 5」およびステーションワゴン「Audi RS 5 Avant(アバント)」を発表した。10月20日より発売され、価格はRS 5が1550万円、RS 5 アバントが1575万円(ともに税込)となっている。
●文:月刊自家用車編集部(奥津) ●写真:アウディ・ジャパン
伝統のV6ツインターボに高出力モーターを融合! 史上最強の639PSを発揮
今回登場した新型RS 5 / RS 5アバント最大の注目ポイントは、Audi Sport史上初となるプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレーンを採用したことだ。
パワートレーンには、可変ジオメトリータービン(VTG)を採用し510PS/600Nmまで向上させた2.9L V6 TFSIツインターボエンジンに、177PS/460Nmを発揮する高出力電動モーターを組み合わせる。システムトータル出力は驚愕の470kW(639PS) / 825Nmを達成し、0-100km/h加速はわずか3.6秒と、先代を凌駕する圧倒的なパフォーマンスを誇る。
一方で、25.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載することで、EVモードでの航続距離は最長85km(RS 5 アバントは83km)を実現。最高速度140km/hまでモーターのみでの静粛かつスムーズな走りが可能となっており、サーキット級の動力性能と日常での環境性能・快適性を高次元で両立している。
市販車世界初の新技術!「エレクトロメカニカルトルクベクタリング」で異次元のハンドリング
走りの質感を引き上げる新技術も目白押しだ。新開発の「ダイナミックトルクコントロールquattro」には、市販車として世界初となるエレクトロメカニカルトルクベクタリングをリアアクスルに搭載。
400V水冷モーターがわずか15ミリ秒(瞬きの約10分の1)という圧倒的なスピードで駆動力を緻密に制御。アクセルのオン/オフを問わず左右後輪間で最大2,000Nmのトルク差を発生させ、ドライバーの意図したラインを寸分違わずトレースする圧倒的な旋回性能と安定性を両立している。
さらに、足回りには従来のDRCに代わり「ツインバルブ式RSスポーツサスペンション」を標準装備。路面状況や走行モードに応じて伸び側・縮み側の減衰力を個別電子制御し、ピッチやロールを徹底的に抑え込む。オプションではリア側にもセラミックブレーキを設定するなど、フットワーク周りの抜かりもない。
片側45mm拡大されたワイドボディ! 伝説の「Ur-quattro」を感じさせる迫力のスタイル
エクステリアは、ベースとなる新型A5から前後ともに片側45mm(左右計90mm)もワイド化された迫力のブリスターフェンダーを採用。伝説的名車「Ur-quattro(初代クワトロ)」の血統を感じさせるダイナミックなスタイリングに仕上がっている。
フロントマスクには、立体的なハニカム構造のシングルフレームグリルとダークハウジングのマトリクスLEDヘッドライトを配置し、アウディRSモデルならではのアグレッシブな存在感を強烈に主張。デザイン性だけでなく、エアカーテンと一体化したエアインテークにより空力性能や冷却効率も徹底追求されている。
インテリアは、スポーツ性能とロングドライブの快適性をハイレベルで融合。高いホールドとマッサージ/電動調整機能を備えた「Sスポーツシート」には、標準で布や再生ポリエステルを使用したサステナブルな「カスケードクロス」やマイクロファイバー「ダイナミカ」を採用している。
長距離移動時の快適性にも配慮したシートになっている。
コックピットには11.9インチの「MMIパノラマディスプレイ」を配置し、RS専用画面ではシフトライトやGフォース、ラップタイムなどを表示させることができ、ヘッドアップディスプレイにも連動する。ステアリングスイッチには手元でモード切り替えやブースト制御を行える「RSサテライトコントロール」を備えており、走りの気分を高めてくれる。
車両詳細
| モデル | エンジン+モーター システム最高出力/ システム最大トルク | トランスミッション | バッテリー総電力量 | 駆動方式 | ステアリング | 車両本体価格(税込) |
| Audi RS 5 | 2.9L V6 TFSI ツインターボ +モーター 470kW(639PS)/825Nm | 8速ティプ トロニック | 25.9kWh | quattro | 右 | 1550万円 |
| Audi RS 5 Avant | 2.9L V6 TFSI ツインターボ +モーター 470kW(639PS)/825Nm | 8速ティプ トロニック | 25.9kWh | quattro | 右 | 1575万円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
スズライトSS(1955年) 4輪車開発に招集された若き技術者たちは、欧州小型車を徹底的に分解・研究を重ね、昼夜を問わない試行錯誤が繰り返された スズキのルーツは、1909年(明治42年)に鈴木道雄が[…]
ティッシュの「置き場所問題」をスッキリ解決! 車内のティッシュで意外と困るのが、その置き場所だ。コンソールボックスに置けば収納スペースが減り、助手席に置けば人が乗るたびに移動させることになる。ダッシュ[…]
「スバル」の名はここから始まった! 量産を目前に姿を消したP-1 現在のSUBARUにつながる自動車づくりの歴史を語るうえで、欠かすことのできない一台が「スバル1500」である。開発時には「P-1」と[…]
モーター制御用コンピュータのプログラムが不十分 今回のリコールは、電気装置の「モーター制御用コンピュータ」が対象となる。 プラグインハイブリッドシステムにおいて、モーター制御用コンピュータのプログラム[…]
2026年8月のスバル新車販売台数、レヴォーグ レイバックが1397台で最多 2026年8月のスバル車で販売台数が最も多かったのは「レヴォーグ レイバック」で、1397台を記録した。前年同月比は472[…]
最新の投稿記事(全体)
ダーククロームと限定外装色で洗練されたエクステリア 今回の特別仕様車における最大のハイライトは、G63として初採用となる「MANUFAKTURダーククロームパッケージ」の採用。従来のナイトパッケージと[…]
伝統のV6ツインターボに高出力モーターを融合! 史上最強の639PSを発揮 今回登場した新型RS 5 / RS 5アバント最大の注目ポイントは、Audi Sport史上初となるプラグインハイブリッド([…]
走るだけじゃない!EVバッテリーの二次利用&最新コネクティッド技術 注目の展示内容は、同社が推進するコネクティッド技術や、PHEV/EVバッテリーのライフサイクル活用に関する先進的な取り組みだ。 これ[…]
これまでの「使いやすさ」と現代のカーライフにおける最大の課題を解決する革新的な仕様となった最新モデル パイオニアの「楽ナビ」は、長年にわたり日本のドライバーを支え続けてきたカーナビの代名詞である。その[…]
全国でもわずか4球場! 実は珍しくなったリリーフカー プロ野球を観戦していると、投手交代の際、ブルペンからリリーフ投手を乗せたクルマがグラウンドへ姿を現すことがある。 いわゆる「リリーフカー」である。[…]
- 1
- 2
















