普段はEV、遠出はハイブリッド!プリウスPHEVが変える「これからのクルマ生活」【トヨタが歩む、マルチパスウェイという選択】

プリウス PHEV Z
価格:464万5300円
カーボンニュートラルに向け多様な選択肢を提示するトヨタの「マルチパスウェイ」。その中でも、広がりを見せているのが、プラグインハイブリッド(PHEV)だ。今回は最も身近な存在であるプリウスのPHEVモデルに注目。走りの質感と実用性、そして目玉な給電機能まで、その真価を検証してみたい。
●文:まるも亜希子 ●写真:原 文昭 ●BRAND POST提供:トヨタ自動車
ハイブリッド+充電は現実的な選択になりつつある
地球環境を守り、立て直すため、全世界をあげての緊急課題となっているカーボンニュートラル。トヨタはより確実で現実的な行動として、国や地域ごとに異なるエネルギー事情、インフラ、ユーザーのニーズやクルマの使われ方に応じて、多様な選択肢を提供する「マルチパスウェイ」を掲げている。
日本は天然資源に乏しく、エネルギー源の多くを輸入に頼っている状況だが、近年は太陽光発電が進み、充電施設等のインフラも10年前と比べ格段に整ってきた。そこで注目したのが、普段の近距離走行は電気で走り、旅行などの長距離走行でも電気が切れたらエンジンで走るPHEV(プラグインハイブリッド車)だ。充電設備があれば電気だけでも走ることができる。
電気での走行距離も、最新RAV4PHEV では何と151㎞ にも及ぶ。繰り返し充電で給油回数を減らせるし、停車中に給電もできるため災害時やアウトドアでも役に立つ。今回はトヨタのPHEVからプリウスに焦点を当て、使い勝手や走り、居住性を確認してみた。
●リポーター・まるも亜希子
自動車専門誌の編集を経て独立したカーライフジャーナリスト。ラリー完走や耐久レース完走の実績を持ち、雑誌・Web等でのレポートのほか、女性やママの視点に立ったカーライフ提案、経産省との協力プロジェクトなど精力的に活動中。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
「移動できる電源」はクルマとの暮らしを変える
トヨタのハイブリッド車は車内アクセサリーコンセントを標準装備する場合が多く、AC100Vで合計1500Wまでの電気製品を使用できる。それだけでも便利だが、PHEVはさらに外部給電にも対応しており、トランクや窓を閉めたまま車外で電気製品を利用できる。よりクルマを「移動できる電源」として活用することが可能だ。
そう考えると活躍できるシーンも多彩で、例えばいつもの駐車場での洗車では、家の外にコンセントがなくても、電気を使う高圧洗浄機が使えたりする。出かけた先では、暖房器具や調理器具、照明といった電気製品を使って、アウトドアレジャーをグンと快適に過ごすこともできる。
今回は自然の中でのワーケーションをイメージし、実際に給電を試してみた。テーブルセットを出し、ノートパソコンをつなぎながらポットでお湯を沸かし、電気ストーブや電気マットも使用してみたが快適そのもの。1500Wの余裕もあって予想以上にたくさんの電気製品を使うことができる。
また給電は、災害による停電や避難生活など、万一の備えにもなるのが頼もしいところ。災害発生から電力が復旧するまでには5日以上かかった例を耳にするが、プリウスは非常時給電システムを使うと、一般家庭で賄う最大約5.5日分の電力が供給できるという(満充電・ガソリン満タンの場合)。
実際に試して実感したのは、ただ電気を「使える」だけでなく、それが生活やレジャー、そして非常時の備えに直結しているという心強さだ。クルマを単なる移動手段から「頼れるライフライン」へと引き上げてくれる給電機能は、これからの時代に欠かせない、クルマの新たな価値になりそうだ。
搭載された大容量バッテリーAC100V/1500Wのコンセントを活用すれば、キャンプ場やアウトドアシーンでも、パソコン、電気ケトル、暖房器具といった電化製品が使用可能になる。アウトドアレジャーで重宝できるほか、災害時の非常用電源としても頼もしい。
外部給電はかなり便利な機能
外部給電システムは、プリウスの普通充電インレットに専用変換アダプタのヴィークルパワーコネクターを取り付けることで、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を車外で使用できるようになる。
日常の中でも楽しめるスポーツモデルとしての一面もあり
ハイブリッド車を世界に広めた立役者であるプリウス。現行モデルは「もう一度、ハイブリッドを生まれ変わらせる」という強い意志で開発され、先進性や走りにおいて大きな進化を遂げている。
なかでも注目はPHEVのパワートレーンだ。2Lエンジン+モーターに13.6kWhのバッテリーを組み合わせた第5世代ハイブリッドシステムは、十分なパワーと優れた燃費性能を両立。最大86km(19インチタイヤ装着車)のEV走行が可能で、日常ではBEV としてスムーズに走れる。
この環境性能をさらに高めてくれるのが、メーカーオプションの「ソーラー充電システム」だ。ルーフのソーラーパネルで太陽光発電を行い、駐車中は駆動用バッテリーへ充電、走行中は補機類へ給電してくれる画期的な装備となっている。
そうした先進性に加え、エモーショナルなデザインと走りも見逃せない。クーペのような流麗なスタイルや直感的に操作できる室内空間は、初見でも戸惑うことなく運転に集中できる仕上がり。さらに高剛性ボディと優れた空力性能により、路面に吸い付くような重厚でフラットな走りを実現している。ドライブモードをスポーツに切り替えれば、鋭い加速と手応えあるステアリングで、スポーツカーさながらの走りまで楽しめるほどだ。
洗練されたスタイル、磨き抜かれた走り、そして先進の環境機能。高次元で融合した今のプリウスは、時代が求める環境性能と走る歓びを見事に両立させた一台なのだ。
- 主要諸元(プリウスPHEV Z)
- 全長×全幅×全高: 4600×1780×1430mm
- ホイールベース:2750mm
- 車両重量:1570kg
- 乗車定員:5名
- パワーユニット:1986cc 直列4気筒DOHC(154PS/19.2kg・m)+モーター(120kW/208Nm)
- トランスミッション:電気式CVT
- 駆動方式:FF
- WLTCモード総合燃費:25.9km/L
- ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R)
- サスペンション:マクファーソンストラット式(F)/ダブルウィッシュボーン式(R)
- タイヤ: 195/50R19
※提供:トヨタ自動車 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。


















