
キャンピングカーに求める条件は人それぞれだが、「軽キャンパーでどこまで快適にできるのか?」という問いに対し、ひとつの明確な答えを提示してくれたのが、ステージ21が手がける「BUS KING TAIZA PRO」だ。
●文:月刊自家用車編集部
一年中快適。冷暖房完備の“住める”軽キャンパー
これまでの軽キャンパーに対する常識は、スペースや装備の制限を前提とした“妥協の産物”という印象が拭えなかった。しかしこの「TAIZA PRO」は、そんな認識を一変させるフルスペックぶりを披露した。
まず驚かされるのは、その快適装備の充実ぶりだ。冷房には車載用12Vエアコン「ワンクール21」を採用し、真夏の暑さにもしっかり対応。さらに、冬場には頼れる灯油式FFヒーターも標準で備え付けられている。季節を問わず、どんな環境でも車内を快適な空間に保つことができるのは、長期旅行派にとって大きな魅力である。
冷暖房が標準で装備されている軽キャンパーはまだ少数派。にもかかわらず「TAIZA PRO」ではそれらが当然のように組み込まれており、“住める軽”としての完成度を大きく高めている。
圧倒的な電源システム。家電が使えて当たり前の時代へ
次に注目したいのが、標準搭載されている電源システムの豪華さだ。まず基本となる電源には100Ahのリチウムイオンバッテリーを採用し、安定かつ大容量の電力供給を実現。そして1500Wクラスではなく、なんと2000Wのインバーターが標準で備わっている。
さらに、走行充電とソーラー充電を統合した複合型の充電システムを採用。40A対応のリチウム専用充電器に加え、ソーラーパネル、ベンチレーターも搭載されており、どこにいても効率よく電力を確保できる体制が整っている。
キャンプ場はもちろん、道の駅や高速PAなど、電源のない場所でもエアコンや冷蔵庫、テレビなどを不安なく使える点は大きな安心材料だ。
多彩なシートアレンジで、くつろぎも就寝も自由自在
「TAIZA PRO」は空間設計にも抜かりがない。室内は3つのモードで使い分けが可能で、シチュエーションに応じて快適性を最大限に引き出せるようになっている。
ダイネットモードでは、向かい合って座れる対面レイアウトを採用。大人2人が余裕を持ってくつろげるスペースがあり、会話を楽しみながらの食事や休憩に最適だ。座った状態で足元にも十分なスペースが確保されており、天井までの空間も余裕があるため、軽キャンパーとは思えない開放感を実感できる。
そして、テーブルのポールを外し、マットを展開すればフルフラットベッドに早変わり。ベッドサイズは120cm×185cmと大人が足を伸ばして寝られる広さを持ち、65mm厚のマットが心地よい眠りをサポートする。
また、セカンドシートを立てれば4人乗車が可能。家具はシート背面にすっきりと収まる構造で、走行時の邪魔になることもない。旅先での実用性はもちろん、日常使いにもフィットする設計だ。
細部へのこだわりが、日常の“使いやすさ”を変える
「TAIZA PRO」の魅力は、大型装備だけにとどまらない。日常の車中泊で感じる“ちょっとした不満”を見逃さず、丁寧に解決している点にも注目したい。
シート下の大容量収納スペースは、キャンプ用品や工具、季節用品などをしっかりと収められる頼もしい荷室だ。就寝時にはスマートフォンやメガネ、ペットボトルを置ける上部棚も使いやすく設計されており、ちょっとした気配りが光る。
また、カーテンもレースと遮光の2重構造を採用し、外の明かりや視線を遮ると同時に、換気や朝の採光もコントロール可能。キャンピングカーとしての完成度は、細部でこそ真価を発揮すると言えるだろう。
この装備でこの価格。「買えるフル装備」に本気で驚く
「ここまでやって、いくらなのか?」という疑問が湧くのは当然だろう。高額化が進むキャンピングカー市場において、これだけの装備を搭載した車両でありながら、「TAIZA PRO」は価格面でも大きな驚きをもたらす存在だ。
もちろん、価格の詳細はイベントや店舗での確認が必要だが、内容を踏まえる限り、相場の2〜3ランク上の装備が詰め込まれている印象だ。それでもなお“軽キャン”という枠組みで提供されることを考えれば、非常にコストパフォーマンスに優れた1台であることは間違いない。
軽キャンパーの新基準となるか。「TAIZA PRO」が示す未来
軽自動車であることを忘れるほどの快適性と装備を手に入れた「BUS KING TAIZA PRO」。この1台が示しているのは、「キャンピングカーは贅沢品ではなく、使い勝手のよい生活道具だ」という価値観の転換だ。
これまで軽キャンパーに対して抱いていた“できないこと”のリストを、次々に塗り替えていく「TAIZA PRO」。その存在は、これからの軽キャン市場に新しい基準を与えることになるだろう。
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