
バンコンのベース車として人気の白のトヨタ ハイエース。多種多様な架装があるが、この車の中をのぞくと、これはハイクラスなワンルームマンションの一室では! と思えるほど高級感。充実の装備がぎっしり詰まり、しかも地球環境にやさしいACシステムを搭載したRV ビッグフットの「ACS リトルノオクタービアM」を紹介しよう。
●文:月刊自家用車編集部
防音断熱や車内クーラーなど車中泊仕様の基本装備が充実!
RVビッグフットは埼玉県東松山市と北海道函館市に店舗を構えるキャンピングカー専門店で、自社開発のキャンピングカーのラインナップも充実。
バンコンバージョンタイプの最上位モデルが今回紹介する「ACS リトルノオクタービアM」だ。
ベース車は全長5380mmのスーパーロング。
防音断熱加工や車内クーラー(クールスター)やFFヒーターを標準装備し、季節を問わず快適な車中泊を楽しむための基本装備が充実している。
そして圧巻なのがリビングスペースからベッドスペースまで白を基調とした高級感のあるインテリアだ。
車内は白を基調としたデザインで高級感があふれる。これが走るハイクラスワンルームの全容だ。
リビングはL字ソファーとスライドテーブルでダイネット空間を展開。
ダイネットは2人でもゆったりくつろげそうなスペースだ。
ベッドはスライドベッドを採用。快適な居住性と就寝スペースの両立を実現している。
ベッドサイズは180×140cmで大人2人がゆったりと横になれる。
ギャレーはIHコンロに電子レンジ、シンク、冷蔵庫とフル装備。
天井には換気扇を装備し、車内調理をしたときの匂いがこもらず、車内の空気の入れ替えや温度管理にも役立つ。
換気扇はマックスファンを搭載。ギャレーにはキャビネットを装備し、収納スペースも充実している。
オプションで簡易トイレルームが設置可能! 災害にも強い走る高級ワンルームだ
ここまで“走るワンルーム”と何度も例えてきたが、ワンルームマンションの一室に欠かせない設備がトイレ。「ACS リトルノオクタービアM」は、オプションで簡易トイレを搭載し、簡易トイレルームの設置を提案をしている。
ハイエースに常設トイレを設置するとどうしても車内が狭くなってしまうが、簡易トイレに仕切りカーテンをかければデッドスペースを最小限に簡易トイレルームが出来上がる。
未使用時は荷室に収納。使用時は簡易トイレを車内前方に運び、カーテンで仕切れば簡易トイレルームになる。
簡易トイレルームがあれば、キャンプ場やRVパークで深夜にトイレに行くのが怖いという方も安心。車中泊禁止でなければ、トイレがない場所でも車中泊が楽しめる。
この簡易トイレルームシステムは、車中泊のフィールドを広げるだけでなく災害時にも心強い。
「ACS リトルノオクタービアM」は太陽光で自家発電できるACSシステムも搭載し、災害に強いキャンピングカーとしても活躍する。
このように“走るワンルーム”の「ACS リトルノオクタービアM」は優雅に車旅を楽しむための相棒としてはもちろん、自宅駐車スペースではセカンドハウスになり、災害時は避難所にもなる。
3つの用途で使えて価格は1100万円~。大人2人が寝泊まりするには十分なスペースの移動式高級ワンルームと考えれば決して高くはないはずだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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