快適トヨタ車「本当に車内なのか…?」もはや家、極上室内は家族で暮らすように旅できる。キッチン・ベッド・エアコン…何でも揃ってる!│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

快適トヨタ車「本当に車内なのか…?」もはや家、極上室内は家族で暮らすように旅できる。キッチン・ベッド・エアコン…何でも揃ってる!

快適トヨタ車「本当に車内なのか…?」もはや家、極上室内は家族で暮らすように旅できる。キッチン・ベッド・エアコン…何でも揃ってる!

アートとキャンピングカー。この異なる世界が交差したバンコンが東京キャンピングカーショー2025でお披露目された。キャンピングカーメーカーの老舗、カトーモーターがピカソの自由な発想に触発されて作り上げたパブロだ。“走る芸術作品”のようなキャンピングカーだが、そこは専門メーカーの熟練のビルダーたちによる1台。旅するクルマとしての機能もすごかった。

●文:月刊自家用車編集部

生誕145周年のピカソ。その革新性に触発された創業70周年の老舗が手がけた特別記念モデル

カトーモーターのパブロは、画家のピカソ生誕145周年とカトーモーター創業70周年を記念して作られた特別記念モデルだ。

外装はPICASSOのロゴとともに平和の象徴のハトをモチーフにした作品が大きく描かれ、旅先で出会う人たちも笑顔にしてくれそうなデザイン。

エクステンションウィンドウが、キャンピングカーとしての装備や機能を期待させる。

ベース車はトヨタ•ハイエース ワイドロング ミドルルーフ。カトーモーターの人気モデル、チップトップにピカソの革新性に触発された架装が盛り込まれている。

ハイエースのミドルルーフにカトーモーター独自のチップトップで全高2320mmに改良。高い天井で圧迫感のない車内スペースを実現している。美しいルーフの仕上がりが創業70年の技術を魅せ、PICASSOのロゴが映える。

移動中もくつろぎの時間も暮らすように旅ができる! 

リヤゲートから車内をのぞくとモダンリビングのようにおしゃれで、木の温もりも感じさせる落ち着いた空間が広がる。

居心地の良さそうな室内は、雪国対応の断熱構造で快適なクルマ旅を約束。70年の歴史を持つキャンピングカーメーカーによる優れた居住性も持ちあわせている。

職人の手作りによるウッディな内装は重厚感があり、シンプルで誰からも好まれるデザインだ。

パブロは最大8名が乗車できる広々とした設計。移動中も乗員全員が安心してくつろげる環境を整えている。

またリビングスペースは、過ごし方に応じてアレンジが可能。家族や仲間と、ときには一人でと旅のスタイルに合わせて柔軟に対応可能だ。

さらにカトーモーターが独自に開発した電動リクライニング機構『ソラノシート』を搭載。ワンタッチで角度調整ができ、長時間の移動も快適な乗り心地でドライブが楽しめる。

運転席、助手席と2列目シートを合わせて3名の前向き乗車が可能。2列目シートは走行時とリビング&ベッド展開時に応じてトランスフォーメーションできる。シートや家具類もピカソ作品のレプリカが室内に彩りを添える。

リビングは2段ベッドの上段マットを窓側に垂れ下げて背もたれに利用する引き出しベッド型ソファーを採用。こうすればソファーに座ったときに頭上のスペースが広がり快適にくつろげる。

ベッドと2列目シートをフラットに展開すると、ギャレーを囲むようなL字型ソファースペースにもなる。ソファーに座ったり、ベッドにごろりと寝転がったり、旅先でのくつろぎの時間が思いのままのスタイルで楽しめる。

リビングにはもちろんテーブルも設置可能だ。

ベッドは常設の2段式ベッドで、引き出しベッド型ソファーを伸ばすとフロアにベッドが展開できる。

ギャレーはエントラスを入った正面にあり、立ったままの作業が可能。天板にはシンクがあり、使わないときはフタをして広々としたカウンターとしても利用できる。

出窓による奥行きのあるスペースも好印象だ。

ギャレーには集中スイッチパネルなど各種スイッチ類を配置。エントランスの正面なので外出や帰宅時に便利。

冷蔵庫の扉は、ピカソらしい色使いの抽象画のコピーで彩られている。容量は49Lで車旅を楽しむには十分なサイズだ。

ギャレーには電子レンジも装備。パブロのコンセプトの“暮らすように旅する”ために欠かせないアイテムの一つだ。

展示車にはオプションの100V家庭用エアコンを搭載。外部電源など利用して稼働できる。

全世界で5台限定の受注生産! 気になる方は早めの問い合わせを!

パブロの室内には、リヤに内寸920mm×580~375mmのマルチルームも装備。リヤゲートを壁の1面に利用した個室で、車内側には1250mm×425mmの引き戸があり出入りもスムーズ。収納室や着替えなどクルマ旅で多目的に使うことができる。

展示車はマルチルームにポータブルトイレを設置。利用例を紹介していた。

また、外部電源やサブバッテリーなど電化車中泊のための装備も充実。カトーモーターの人気バンコン、チップトップがベースなので、旅するクルマとしての機能も優れている。

そしてピカソの作品をモチーフにしたデザインの室内。アートが感じられる空間で、クルマ旅がより自由に創造的に楽しめそうだ。

このピカソとコラボしたアートなキャンピングカーは、世界でたった5台しか販売されない希少性も魅力。受注生産で興味のある方は早めの問い合わせが賢明だ。

パブロの車両本体価格は977万1300円(消費税込)。展示車の価格は1102万5300円(消費税込、諸費用別途)。

創業70年の歴史と信頼。職人の手作りによる天然木を使った上質なインテリアもパブロの大きな魅力だ。

主要装備(標準装備)

  • エアコン(デュアル)
  • 給•排水タンク各20L
  • 調理器具(カセット式)
  • サブバッテリー100A
  • 外部電源(電源コード5m)
  • 常設ベッド(2段)

主要装備(オプション)

  • リヤヒーター(温水式)
  • FFヒーター
  • トイレ(ポータブル)
  • サイドオーニング
  • ルーフベンチレーター
  • リヤ専用クーラー

展示車に装備されているオプション•参考装備品(価格はすべて税込)

  • 100V家庭用クーラー 63万8000円
  • オリジナルリチウムサブバッテリーシステム200Ah 44万円
  • 高性能サイン波1500Wインバーター スイッチ付き 17万6000円

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