三菱自動車所属のラリードライバー増岡浩氏が、文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰を受彰【2002年、2003年に三菱自動車「パジェロ」で日本人初のダカールラリー2連覇を達成】

三菱自動車工業は、所属するラリードライバー増岡 浩氏が、文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰を29日に受彰したことを発表した。

●まとめ:月刊自家用車編集部

2002年と2003年に日本人初の2連覇を達成した、世界的ラリードライバー

スポーツ功労者顕彰は、日本におけるスポーツ(プロスポーツ分野)の振興に関わり、特に顕著な功績を残した選手や指導者等に対し授与されるもの。

増岡氏は、世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに三菱自動車「パジェロ」などで参戦し、2002年と2003年に日本人初の2連覇を飾るなど、ラリードライバーとして優れた成果を挙げたことでも知られている、モータースポーツ界のレジェンドのひとり。

パジェロ、2002年パリ・ダカール・ラリー総合優勝車両。

長年続けている、安全運転についての啓蒙活動も高く評価

また、モータースポーツ活動で得たノウハウを電動車の開発に活かすとともに、三菱自動車が主催する「SUV 4WD体験試乗会」や「クルマの学校」などを通じ、安全運転についての啓蒙活動を行うなど社会貢献活動にも積極的に取り組んだことも含めて評価されたとのこと。なお、現在はチーム三菱ラリーアートの総監督として「アジアクロスカントリーラリー」に参戦し、2022年は初参戦でチームを総合優勝に導いている。

受彰に対しての、増岡氏のコメントは以下のとおり。

「幼少の頃より自動車に興味を持ち、運転免許を取得した頃には、モータースポーツに憧れを抱いて、我流でひたすら練習して走り続けていました。世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに21回挑戦し、2002年、2003年には、悲願の総合優勝を成し遂げることができました。選手から監督まで40年あまり、私を支えて下さった三菱自動車、ラリーアート、そして関係者の皆さまに感謝申し上げます。ラリー活動での経験を活かし、環境対応や交通安全など社会貢献にも邁進していく所存です」

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