
三菱自動車工業は、4月11日(金)から13日(日)まで幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)にて開催される「オートモービルカウンシル2025」出展概要を発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
当時の自動車市場に新風を吹きこんだ三菱車が集結
出展ブースには「時代を切り拓いてきた名車たち」をテーマに集められた三菱車を展示。
展示される車両は、1964年発売の初代「デボネア」や1970年発売の「ギャランGTO MR」、1976年発売の「ギャランΛ」、1990年発売の「ディアマンテ」など。いずれも斬新なデザインや画期的なコンセプトで、当時の自動車市場に新風を吹きこんだことで知られるモデルが集められる。
また本イベントに参加する日本車メーカー共通テーマである「過去が見た未来」のもと、当時は研究段階にあった四輪制御技術と運転支援技術を採用したコンセプトカー「HSR-II」と、昨年10月に大幅改良した「アウトランダーPHEV」も展示される。
HSR-Ⅱは、1989年の東京モーターショーに参考出品されたコンセプトモデル。3LのV6DOHCツインターボエンジンを搭載したほか、速度域で可変するアクティブエアロシステムやフルタイム4WD、4輪ABS、4輪操舵、4輪独立懸架式サスペンションといった四輪制御技術を採用。ほかにも追尾走行や自動車庫入れ機能などの運転支援技術も備えるなど、価値ある技術装備が投入されている。
1964年に発売した初代デボネアは、米国GM社のハンス・ブレッツナー氏を招聘してデザインした高級セダン。2L直列6気筒OHVエンジンを搭載したほか、パワーステアリング、パワーウインドウ、前席電動シート、ボルグワーナー製3速AT、エアコンなど当時の最新技術を採用している。
ギャランGTO MRは、1970年に発売した2ドアハードトップクーペ。ファストバックスタイルとダックテールデザインが特徴のひとつ。黒を基調とした航空機の操縦席をイメージした革新的な内装デザインは、操作性が高く、運転席周りには8連メーターが配置されている。
ギャランΛ(ラムダ)は、1976年に発売した2ドアハードトップクーペ。スラントノーズ、角型デュアルヘッドライト、ロールバールーフ、ラップアラウンドリアウインドウを装備し斬新なスタイリングが特徴。エンジンは2L SOHCを搭載。内装には革新的な1本スポーク式ステアリングやヘッドレスト内蔵リクライニング式フロントシートを採用している。
1990年に発売した初代ディアマンテは、4ドアハードトップの高級セダン。逆スラントノーズが特徴で、小型車の枠を超えた3ナンバーサイズのボディと2.0L~3.0L エンジンをラインナップしていた。コンセプトモデル「HSR‐Ⅱ」で提案した先進技術のうち、4輪操舵やアクティブ電子制御サスペンションなどが採用されている。
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