
キャンピングカーで“ふたり旅”を満喫したい。そんな願いに応えるのが、OMCが製作する「北斗 対座モデル」だ。コンパクトなサイズに、常設の二段ベッドと対座ダイネット、個室トイレルームまで詰め込んだ、まさに快適性重視の一台。立体駐車場にも入る車高や、普段使いできる取り回しの良さも魅力だ。夫婦での旅や愛犬とのドライブにぴったりな、贅沢ミニマム空間がここにある。
●文:月刊自家用車編集部
コンパクトボディに快適空間を凝縮。夫婦旅に最適な「北斗 対座モデル」
キャンピングカー選びにおいて重要なのは、自分たちのライフスタイルに合った1台を見つけること。家族4人でワイワイ出かけたい人もいれば、夫婦2人で静かに自然の中に身を置きたいという人もいる。「北斗 対座モデル」はまさに後者にぴったりのモデルだ。トヨタ・ハイエースのワイドボディをベースに、常設二段ベッドと2人掛けの対座ダイネットを組み合わせたレイアウトは、長距離の移動から夜のくつろぎ時間まで、すべてを快適にしてくれる。車高は2.1mに抑えられており、立体駐車場にも入れるサイズ感で、普段使いと旅グルマの両立を求める人にもフィットする。
煩わしさゼロで、すぐに眠れる常設ベッドと快適ダイネット
「北斗 対座モデル」の最大の特徴は、常設二段ベッドと対座ダイネットの組み合わせにある。昼はダイネットで食事や作業、夜はベッドでそのまま眠るという生活の切り替えがとにかくスムーズ。一般的なキャンピングカーにありがちな「ベッド展開のひと手間」が不要なのは、毎日の使い勝手に大きく影響する。
2段ベッドの上段・下段ともに長さは1900mmあり、大人が足を伸ばして寝られる。寝床を確保しつつもリビング空間をきちんと確保しているので、車内での過ごし方が窮屈にならない。対座ダイネットの位置関係も絶妙で、テーブルを囲んで向かい合うスタイルは、2人旅にちょうどいい距離感を生んでくれる。
12Vクーラー搭載で、真夏でもぐっすり眠れる安心感
車中泊において、暑さ対策は大きな課題だ。「北斗 対座モデル」では、オプションで12V電源仕様のクーラー「COOL STAR」を搭載可能。このクーラーはリチウムイオンバッテリーと組み合わせることで、日中で3〜4時間、夜間なら一晩の冷房運転が可能になる。
室外機は床下に縦置き収納され、泥はねなどからしっかりと守られる設計。この設置方式はOMC独自のもので、実用新案も取得済み。クーラーセットには、インバーター1500W、バッテリー残量計、強化された外部充電や走行充電システム、断熱材のアップグレードまで含まれており、夏場の快適性をとことん追求している。
家族や友人を乗せても安心な前向きシート構成
対座ダイネット仕様でありながら、「北斗 対座モデル」は乗車定員にも抜かりがない。セカンドシートとサードシートはどちらも前向き乗車が可能で、合計最大7名が乗車できる構成となっている。万が一の際には横向きシートも併用できるため、普段使いから送迎、ちょっとした仲間とのドライブにも対応する柔軟性がある。
これはつまり、2人旅を基本としながらも、時折家族や友人を同乗させるようなライフスタイルにも対応できるということ。キャンピングカーというと用途が限られるイメージがあるが、「北斗 対座モデル」なら多様なシーンに活用できるポテンシャルを持っている。
車内を分けて使える“2ルーム”の安心感
「北斗 対座モデル」は、車内を仕切り壁と扉で2つの空間に分ける2ルーム構造を採用している。フロント側はダイネットを中心としたリビング空間、リア側はキッチン兼トイレルームとして活用できるスペースとなっている。
この構造は、空間を明確に分けることでプライバシー性や使い勝手を大きく向上させる。例えば誰かが就寝中でも、もう一人がキッチン側で作業したり、トイレを使用することができる。旅の疲れを癒やすには、自分のペースで過ごせることがなにより重要だ。そういった意味で、2ルーム構造はコンパクトな車内において極めて有効なレイアウトといえる。
個室トイレルームが生む安心と自由
キャンピングカーでの長旅において、トイレの有無は行動範囲に直結する。「北斗 対座モデル」では、ポータブルトイレを標準装備した個室トイレルームが備わっており、カーテンと扉でしっかりと仕切られている。
これにより、夜間のトイレ問題や急な用足しにも対応できる。とくにサービスエリアや道の駅に頼らなくても済むというのは、精神的なゆとりに直結する。災害時の避難用としても、トイレ付きキャンピングカーの価値は年々高まっている。
「北斗 対座モデル」は、単なる移動手段ではなく、暮らしを運ぶ“モバイルハウス”としての完成度が極めて高い。夫婦ふたりの旅に、確かな安心と快適をもたらす1台だ。
写真ギャラリー
ベースの車両はトヨタのハイエース。
車内はシートとテーブルを組み合わせたレイアウト。
バックドア側から見た車内。
後部左には電子レンジと冷蔵庫が設置されている。
床下にも収納スペースが設けられており、汚れ物や濡れたものを入れるには最適。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
ネジのトラブルの代表例、溝がつぶれてしまった場合の対処法 自動車のメンテナンスを自分で行う場合、ドライバーを使用してネジを外すという作業は基本中の基本となる。また、日常においてもドライバーを使用した作[…]
邪魔になりがちなサンシェードを、サンバイザーに収納するという発想 5月ともなると日差しも徐々に強くなり、地域によっては真夏日を記録するなど、2026年の夏も強烈な暑さになりそうな雰囲気も漂わせている状[…]
誰もが憧れた秘密基地を再現するジャストサイズの軽キャンパー 今回紹介するのは、キャンピングカーの老舗ビルダーであるホワイトハウスキャンパーが手掛けた、遊び心あふれる軽キャンパー「N-VAN コンポ」だ[…]
操縦安定性の研究者が提案したミッドシップは小型車のスタディだった エンツォ・フェラーリ、フェルディナント・ポルシェ、フェルッツィオ・ランボルギーニなど、世界的なスーパースポーツカーには、夢と情熱でそれ[…]
最終型に「プロ」の顔を移植する背徳感 会場で一際赤い輝きを放っていた初代シティ。ベースは最終型ということだが、初期に登場した1981年式の商用バン「シティプロ」のグリルやフェンダーミラーを移植した「先[…]
最新の投稿記事(全体)
日産は、長期ビジョン「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」を掲げており、今回の「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展 2026」では、AIを中心とした「AIディファインドビークル(AIDV)[…]
物流のプロたちが投げかけた「本気の質問」 「ジャパントラックショー」は、大型トラックや物流システムが主役の硬派な展示会だが、フィアットブースに展示されていた2台の商用モデルは、スタイリッシュなスタイリ[…]
「ラグジュアリー=大排気量」にあらず 約16年ぶりにフルモデルチェンジした新型エルグランド。最大の見どころは、日本におけるラグジュアリーミニバンの先駆者として、今の日産が考える最高峰のラグジュアリーを[…]
サンシェードを使用しても、車内の温度上昇は避けられない まだ5月だというのに、すでに各地で真夏日を記録。日差しの強さを実感している人も多いのではないだろうか。また、クルマで出かけた際にも、強烈な日差し[…]
欧州で圧倒的な人気を誇るベストセラーを日本仕様に 今回紹介するのは、キャンピングカーの製造で国内トップクラスの実績を誇るナッツRVが手掛けた、フィアットのデュカトをベースにしたキャンピングカーだ。ベー[…]
- 1
- 2


























