※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
メルセデス・ベンツとの戦略的提携の一環として、オンセミがVISION EQXXの航続距離を延ばす高効率炭化ケイ素(SiC)パワーモジュールを提供

インテリジェントなパワーおよびセンシング技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)は、メルセデス・ベンツが戦略的提携の一環として、トラクションインバータにオンセミの炭化ケイ素(SiC)技術を採用したことを発表しました。オンセミのVE-Trac SiCモジュールによって、全電動化メルセデス・ベンツVISION EQXXのトラクションインバータの効率が向上し、重量が軽減され、電気自動車(EV)の航続距離が最大10%延長されます。この電気自動車は、ドイツのシュトゥットガルトからイギリスのシルバーストーンまで1,202 km(747マイル)を走破し、1回の充電で走行した最長距離の記録を保持しています。
VISION EQXX は電気自動車の航続距離と効率の新たな基準を確立しながら、持続可能性とラグジュアリー感を失うことなく、100km(62マイル)走行あたりのエネルギー消費量を10 kWh以下に抑えています。これは、基準となる抗力係数が0.17、軽量設計、転がり抵抗の低減、および同等のバッテリーよりも50%省スペース(および30%の軽量化)で100 kWhを貯蔵するバッテリーを使用して達成したものです。かつてない航続距離の鍵を握るのが、トラクションバッテリーに蓄えられたエネルギーの95%を車輪に伝達する電気システムであり、30%程度しか伝達できない内燃機関(ICE)車から大幅に改善されています。
オンセミで、エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼パワー・ソリューションズ・グループのジェネラル・マネージャーを務めるサイモン・キートン(Simon Keeton)は、次のように述べています。「オンセミは、航続距離を伸ばす優れたSiC技術に加えて、SiCソリューションの供給保証、製造をサポートするのに必要な生産規模、インテリジェントなパワーおよびセンシング・ソリューションの幅広いポートフォリオを提供しています。オンセミSiCソリューションの高い効率により、お客様はバッテリーのコストと航続距離の間のトレードオフを回避できます」
差別化のコアピースとなるのが、パッケージングにおける専門技術です。競合他社よりも小さなフットプリントで放熱を改善し出力を高くするのと同時に、パワーモジュールの重量とコストを削減するために重要です。オンセミは、多量SiCブール成長、基板、エピタキシー、デバイス製造、最高クラスの統合モジュール、ディスクリートパッケージ・ソリューションなどのエンドツーエンド供給能力を有する、SiCソリューションの唯一の大手サプライヤです。
electronicaではホールC4ブース101において、VISION EQXXの体験や、それを支えるオンセミの技術の学習、ならびにオンセミの専門家に出会うことができます。この世界有数のエレクトロニクス見本市・会議は、2022年11月15日~18日にドイツのメッセ・ミュンヘン(Trade Fair Center Messe München)にて開催されます。
オンセミ(onsemi)について
オンセミ(Nasdaq: ON)は、より良い未来を築くために、破壊的なイノベーションを推進しています。オンセミは、自動車と産業用エンドマーケットに注力し、自動車の電動化と安全性、持続可能なエネル ギーグリッド、産業オートメーション、5Gおよびクラウドインフラなどのメガトレンドにおける変化を加速させています。オンセミは、高度に差別化された革新的な製品ポートフォリオにより、世界の最も複雑な課題を解決するインテリジェントなパワーおよびセンシングのテクノロジを創出し、より安全でクリーンでスマートな世界を実現する方法をリードしています。オンセミはフォーチュン500®企業であり、S&P 500®指数に含まれています。オンセミの詳細については、www.onsemi.jpをご覧ください。
オンセミおよびオンセミのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLC.の登録商標です。 本ドキュメントに掲載されているその他のブランド名および製品名は、それぞれの所有者の登録商標または商標です。
よく読まれている記事
バンコンのベース車として人気の白のトヨタ ハイエース。多種多様な架装があるが、この車の中をのぞくと、これはハイクラスなワンルームマンションの一室では! と思えるほど高級感。充実の装備がぎっしり詰まり、[…]
スズキは、軽商用車「エブリイ」に特別仕様車「Jリミテッド」を新たに設定し、8月20日から発売する。価格は183万5900〜198万9900円。 専用デカールを貼ることで、仕事も遊びもこなすエブリイに変[…]
バンコンのベース車は、ハイルーフが主流。なぜなら車内のスペースが広がるから。ところが東京キャンピングカーショー2025で展示されていた一台は標準ルーフのハイエース。展示車に貼られたポップには“男子の秘[…]
ひと目で把握できるわかりやすいデジタル表示で、車両の様々な情報を表示してくれる、高性能ランドメーターがリリースされた。ECサイト専売商品となるこのアイテムについて、詳しく見ていこう。 ミラー上部にジャ[…]
キャンピングカーはバンコンやキャブコン、トレーラーなど様々なタイプがあるが日本ならではキャンピングカーといえば軽キャンパー。ここでは軽トラックをベースとした軽キャブコンを紹介しよう。軽トラから一転、見[…]
最新の記事
- 「独特の音、匂い、振動…」所有するには覚悟が必要。それでも欲しい旧車&ネオクラシックカー。
- 【月刊自家用車10月号発売】新型デリカミニ衝撃登場!/新型エクストレイル大胆チェンジ!/新型ルークス&ekスペースの見どころ/最新注目モデル攻略大作戦/全国新車値引き生情報etc.
- イタリアの名匠ミケロッティの自信作。「絶賛されたシルエット」は世界を席巻。それなのに惜しまれつつ退場を強いられた理由とは?
- 日産 R35 GT-R「18年の歴史に幕」約4万8000台がデリバリー【最後の一台は日本のユーザーのもとへ】
- 「死角の悩み、これで解決」「ジャストフィット助かる」データシステム・車種別サイドミラーカメラのすゝめ【最新ステップワゴン&カローラクロス用が追加】