※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
ブレンボが初めて世界耐久選手権(WEC)の公式パートナーとなり、スターティンググリッドに並ぶ62台のマシンのうち44台にブレンボ製品のブレーキコンポーネンツが装着されます。
2023年6月5日、ステッツァーノ(ベルガモ)
世界で最も有名な耐久レースであるル・マン24時間レースの100周年記念大会で、ブレンボは公式パートナーおよびブレーキ技術プロバイダーを初めて務めます。
ブレンボは先進的な技術を用い、各チーム、ドライバー、マシンの要件を満たすブレーキシステムを提供します。
6月10日~11日に開催されるレースでは、4クラス計62台のマシンが競い合います。
ブレンボのCEOであるダニエレ・スキラッチは「我々は、100周年を迎えるル・マン24時間レースのブレーキ技術プロバイダーを務めることを嬉しく思っています。ブレンボは50年近くモータースポーツに関わってきており、このレースは世界で最も注目されている自動車イベントのひとつです」と述べています。「ハイパーカー、プロトタイプ、GTカー等、多くの自動車にブレンボブレーキシステムを装備し、レースでデザインと性能をテストすることで、その後の市販車への導入にも生かすことができます。」
ル・マン24時間レースは1923年に初めてサルト・サーキットで開催されました。特に長いミュルサンヌ・ストレートに設けられた2つのシケインへの進入時に、マシンのブレーキには厳しい負荷がかかります。ブレンボは35年に渡り、この耐久レースのための先進的なブレーキシステムのサプライヤーです。
今年もブレンボの技術者たちは、軽さと剛性の最適な組み合わせを確立することに注力し、最大限の信頼性を確保しました。最適な条件下で使用された場合はレース中の摩材交換の必要がありません。また、摩耗や破損が極めて少ないため、レース中もブレーキ性能を維持することができます。マシンの状態が刻々と変化し、ドライバーが交代する耐久レースでは、一定の性能とレスポンスが予測可能なブレーキシステムは大きなメリットとなります。
ル・マン・ハイパーカー(LMH)に装着されるディスクは、放熱性に適した軽量素材のカーボンで作られています。ブレンボの技術者は、最大厚さ38mm、最大直径380mmのディスクサイズと放熱性を最適化し、6,000km以上使用できるようにしました。ディスクには432個の通気孔が開けられており、使用温度範囲は250℃~850℃です。
ル・マン・プロトタイプ(LMP2)クラス用のカーボンディスクは、最大厚さ32mm、最大直径380mmで、こちらも6,000kmまで使用可能です。48個の通気孔が開けられており、使用温度範囲は250℃~850℃です。
最後に、ル・マン・グランドツーリング耐久(LMGTE)クラスのマシンは、最大厚さ35mm、最大直径390mmの鋳鉄製ディスクブレーキで、最大4,000kmまで使用可能です。鋳鉄製ディスクは通気孔がありませんが、72枚ものフィンやベーンがあり、使用温度範囲は250℃~750℃です。
レースに参戦する62台のマシンのうち、44台はブレーキシステムの少なくとも1つのコンポーネント(ディスク、キャリパー、パッドなど)をブレンボが提供することになります。
また、ブレンボはファンビレッジにも出展し、モータースポーツ愛好家がブランドと繋がり、楽しむことができます。このファン専用ゾーンは一般の人々にも開放され、ブレンボとモーターレースの両方に関連するアクティビティやイベントをはじめとした賑やかなプログラムとなります。ファンの皆様はブレンボがル・マン24時間レース用に設計したブレーキシステムを間近で見ることもできます。
このエリアには、ブレンボインスピレーションショップも出店予定のため、ブレンボレーシングの限定ウエア、ブレンボロゴを使用したグッズを販売予定です。
詳細は英語のフルバージョンでご覧いただけます。
https://www.brembo.com/en/investors/press-releases
画像は下記のプレスキットよりダウンロードいただけます。
https://mediakit.brembo.com/index.php/brembo-appointed-braking-technology-provider-to-the-24-hours-of-le-mans
ブレンボSpAについて
ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に30の生産・事業拠点と8つの研究開発センターを構え、約15,000名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2022年の売上高は36億2,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration(エネルギーをインスピレーションに)」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。
人気記事ランキング(全体)
出っ張らないので見た目がスッキリ!しかもパワフル! 最新のクルマには標準装備されつつあるUSB端子だが、シガーソケット(アクセサリーソケット)を利用しているユーザーもまだまだ多いはず。シガーソケットに[…]
ベース車両はスズキのエブリイ ベースとなる車両はスズキのエブリイ。燃費の良さや、運転のしやすさが際立つ軽自動車であるにもかかわらず、広い車内空間を誇る人気車だ。 シンプルでコンパクトな外観は、街乗りで[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。 燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車だ。 各種スイッチをはじめ、適切な[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。釣りやキャンプなどアウトドア趣味のユーザーに人気が高い軽バンコンは、キャン[…]
大メーカーに呑み込まれた航空機エンジニアの気概が、先進の小型車を生んだ ひと口に自動車メーカーと言っても、その歴史や成り立ちにより社風や個性は違う。1966年に合併した日産とプリンスも、まったく異なる[…]
最新の投稿記事(全体)
ネジはナメやすい! だからこそ、ちゃんとした外し方をマスター まず断っておきたいのが、本記事で紹介するテクニックは、自動車整備を前提にしている。それ以外のシチュエーションは想定していないのでご注意頂き[…]
ランドクルーザー プラド(2002年〜) その結果、初代および2代目ではクロカンらしいスクエアなエクステリアデザインが特徴だったランドクルーザー プラドは、3代目に進化するにあたってスポーティかつ高級[…]
クルマとスマホの連携がはかどるアイテム もはや、生活において欠くことのできない必需品となりつつあるスマートフォン。普段の生活はもちろんのこと、クルマとの連携も加速度的に進んでいる。ナビゲーションシステ[…]
信頼性の高いブランドで、安心して使用できる 昨今、様々なメーカーやブランドからリリースされる、大容量ポータブルバッテリー。amazonなどをチェックしてみると、見たことのないブランドも多数あるという印[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]