チューリング、NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業」STSフェーズに採択

  • Turing[PR TIMES]

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最大3億円の助成により、完全自動運転実現に向けたAI基盤モデルの開発を加速

完全自動運転技術を開発するTuring株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援事業(以下、DTSU)」の第4回公募において、STS(Seed-stage Technology-based Startups)フェーズに採択されたことをお知らせします。

本事業を通じて最大約3億円の助成を受け、完全自動運転実現に向けたAI基盤モデルの開発を加速していきます。

採択結果はこちら:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101775.html

助成採択事業「完全自動運転を実現するAI基盤モデルの開発」について

 本事業では、完全自動運転実現に向けたAI基盤モデルの開発を行います。具体的には、以下のステップでデータ収集・ニューラルネットワーク開発・エッジデバイス搭載までのサイクルを回し、助成事業期間内において、東京の複雑な街並みの中で人間の介入なしに30 分間走行可能なE2E自動運転システムを開発します。

ステップ1:能動的学習による自己課題解決が可能なE2E自動運転システムの開発

 収集した公道走行データを用いて、能動的学習による自己課題解決が可能なAI基盤モデルを元にしたE2E自動運転システムを開発します。そして、仮想空間での操作能力の評価を通じてAIの精度を高め、実車での運転制御の向上を図ります。同システムは模倣学習に基づき、不得意な運転シーンに対して追加データを用いてAIが自己改善するサイクルを繰り返すことで様々な環境における対応力を強化します。

ステップ2:公道走行による自動運転の評価と改善

 公道走行テストにおいて、実際の運転環境に沿った様々なシーンにおける対応力を評価します。事前に設定した複数のタスク処理における実行可否を基準とした定量評価に加え、人間が同乗することによる定性評価を組み合わせ、モデルの再開発も含めたデータ収集、能動学習、評価のサイクルを繰り返し実施します。

DTSU について

 NEDOは、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象に様々な支援を行っています。DTSUでは、VC等との協調やステージゲート審査の活用を制度上に盛り込み、STS(実用化研究開発 前期)・PCA(実用化研究開発 後期)・DMP(量産化実証)の3つのフェーズにおいて、長期的な視野で実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などへの支援を行っています。

チューリングについて

 完全自動運転の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E (End-to-End) の自動運転システムを開発しています。複数種類のデータを用いて高度な判断を行うマルチモーダル生成AI「Heron」や、現実世界の物理法則や物体間の相互作用など複雑な状況を理解し、リアルな運転シーンを動画として生成可能な自動運転向け生成世界モデル「Terra」の開発を通じて自動運転領域における技術革新を推進し、2030年までにハンドルのない完全自動運転車の開発を目指しています。

会社概要

会社名:Turing株式会社

所在地:東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階

代表者:代表取締役 山本一成

設立:2021年8月

事業内容:完全自動運転技術の開発

URL:https://tur.ing/

採⽤情報

 チューリングは、日本発の完全自動運転実現により世界を変える仲間を積極的に募集しています。会社紹介イベントや自動運転体験会も頻繁に実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

採⽤ページ:https://tur.ing/jobs