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ゴースト・シリーズ II: ロールス・ロイス史上最も先進的でドライバー志向の V12エンジン搭載モデル

  • Rolls-Royce Motor Cars Limited[PR TIMES]

※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。

2024年10月8日、グッドウッド、ウエスト・サセックス

  • ロールス・ロイス、「ゴースト・シリーズ II(Ghost Series II)」を発表:史上最も先進的な技術を取り入れたドライバー志向のV12エンジン搭載モデル
  • 新たなエクステリア・デザインは、ゴーストの基本デザインを踏襲しつつインパクトある形に進化
  • ドライビング体験を重視:妥協のないツインターボ・エンジンを搭載
  • ドライバー志向のシャシーを支えるプラナー・サスペンション・システム、フラッグベアラー・システム、サテライト・エイデッド・トランスミッション・システムを採用
  • 先進的なデジタル・インターフェース「SPIRIT」と会員制アプリ「Whispers」を統合
  • オーディオ・システム、インターネット接続、動画ストリーミング機能を強化
  • さらなる創造性のためのキャンバスとして、ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II:(Ghost Extended Series II)を用意
  • ブラックバッジ・ゴースト・シリーズ II(Black Badge Ghost Series II)も同時に展開

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、その歴史上最も人気の高いモデルであるゴーストを、パワフルで、ドライバー志向、そしてエレガントなデザインに進化させたゴースト・シリーズ IIを発表します。お客様のご要望に応え、ゴーストのモノリシックで自信に満ちたエクステリアは絶妙に進化し、ビスポークを引き立てる舞台としての役割を果たします。お客様はこれまでのゴーストにはないインテリアの仕上げや機能のほか、ビスポークがデジタル領域に進出したことを示す先進的なソフトウェア・テクノロジーも利用できるようになりました。

バックグラウンド

ゴーストは、グッドウッド時代のロールス・ロイスを代表する最も重要なモデルのひとつです。2009年に初代モデルが発表されたのは、当時、まったく新しいカテゴリーの高級車のニーズが高まっていたことが背景にあります。ロールス・ロイスの最初のモデルであるファントムよりも若い世代のお客様は、より親しみやすく、用途の広いモデルを求めていました。彼らはまた、ロールス・ロイスというブランドをより凝縮した形で表現すること、そして何よりも、ビスポークを通じて自身の個性を示しながら、自ら運転することに喜びを感じられるような車を熱望していました。

2020年に発表された第2世代のゴーストは、これらの原則を大幅に進化させました。デザインの純粋さを追求したこのモデルは、一見シンプルなデザインの下に、きわめて高度なデザイン、エンジニアリング、そしてクラフツマンシップが隠されており、発表当時、ロールス・ロイス史上最も技術的に進歩したV12エンジンを搭載していました。これは、比類なきアジリティとドライバー志向のシャシーに支えられた、ビスポーク・コミッションのための純粋かつ自信に満ちたキャンバスを提供したいという意欲に基づくものです。

ゴーストのお客様は、ビスポークがもたらすインパクトを即座に認識しました。これは、後にファッション業界に広まった「クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)」のコードから、大胆不敵で鮮やかな色彩への讃美に至るまで、実験と自己表現の時代の到来を告げるものでした。その結果、ゴーストのお客様は、車両購入価格の平均10%をビスポークに投じています。

2020年に発表されたゴーストは、その美的感覚に訴えるデザイン性に加え、これまでで最も技術的に進歩したロールス・ロイスという栄冠に輝きました。特に、エンジニアが10年の歳月をかけて完成させたプラナー・サスペンション・システムは、これまで実現できなかった、まるで地上を飛んでいるかのような乗り心地をもたらしました。6.75リッターV型12気筒ツインターボ・ガソリン・エンジンに加え、全輪ステアリングと4輪駆動方式を備えたゴーストは、ロールス・ロイス製品で最もダイナミックなドライバーに焦点を当てたモデルとして、また完璧なツーリング・マシンとして、瞬く間に評価されました。実際、お客様はゴーストをサルーンではなく、最上級の4ドア・グランド・ツアラーとしばしば表現されます。

ゴーストをさらにアップデートする時が来た時、ロールス・ロイスはお客様の要望を伺い、お客様にとってゴーストの魅力の最たるものは、個性を発揮できるプラットフォームとしてのポテンシャルと、エンジニアリングのダイナミズムであることを確認しました。ロールス・ロイスはそういった要望を尊重し、ゴースト・シリーズ IIの開発にあたって、控え目でありながら意義深いデザインの改良を行い、ゴーストをロールス・ロイス史に刻む契機となった、妥協のない卓越したV12パワートレインを採用しました。

ゴースト・シリーズ II:エクステリア

ゴースト・シリーズ IIは、これまで以上にロールス・ロイスの純粋でモノリシックなデザイン・アプローチに沿ったものとなっています。フロントエンドは、世界中のお客様から常に高い評価を受けているロールス・ロイスのデザイン・アイコン、イルミネーテッド・パンテオン・グリルが際立つ、クリーンで現代的なデザインに凝縮されています。ゴースト・シリーズ IIのモダンな存在感は、刷新されたヘッドライトとデイタイム・ランニング・ライトのグラフィックに表れており、グリル下部からフロント・ウイングのエッジへと流れ、2,148 mmのゆったりとした車幅が強調されています。フロントエンドの下部はパンテオン・グリルの土台となり、さらに新しいクローム仕上げが加わり、スピリット・オブ・エクスタシー像を浮かび上がらせる台座となっています。

リアビューでは、新しいテールランプを採用し、サイドとリアがうまく調和しています。このデザインはスペクター(Spectre)からインスピレーションを得たもので、表情豊かな2つの縦型ライト・パネルに、「RR」のモノグラムが控えめに刻まれた曲線のクローム・エレメントが描かれています。

新たに採用された22インチ、9スポークのホイールは、全面ポリッシュ仕上げまたは部分ポリッシュ仕上げから選択可能です。どちらもゴースト・シリーズ IIの現代的でありながら時代を超越したデザインをエレガントかつモダンに引き立て、その根底にあるポテンシャルを巧みに反映しています。

ゴースト・シリーズ II:色彩を通して生まれる新たなムード

ゴースト・シリーズ IIでは、既存の44,000色を超えるプレタポルテ・カラーと、お客様だけの色をつくり出すことができるビスポーク・カラー・サービスに加え、デザイナーが新たにエクステリア・カラーを考案しました。「マスティク・ブルー(Mustique Blue)」と名付けられたこのメタリック仕上げは、その名の由来となったカリブ海の島の色彩と華やかな魅力を表現しており、ガラスとマイカ・フレークを使用することで、熱帯の海に反射する陽光を思わせる煌めきを生み出しています。

このカラーは、ドライバーに焦点をあてた初期のロールス・ロイスのひとつである1929年軽量型のファントム II コンチネンタル(Phantom II Continental)のプロトタイプを参考にし、同様のブルーの色味に仕上げられています。ファントム II コンチネンタルはヘンリー・ロイスが個人的に使用するために作られたもので、当時は魚の鱗を粉砕して作られたパール・ペイントを採用した史上初の車のひとつでした。この車は、1930年に開催された権威あるビアリッツ・コンクール・デレガンスで「プリ・ドヌール賞(Prix d’Honneur)」を受賞しました。

ゴースト・シリーズ II:インテリア

ゴースト・シリーズ IIのインテリアは、アナログとデジタル両方の巧みなクラフツマンシップを讃えています。新しいピラー・トゥ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには、高機能のSPIRIT(スピリット)オペレーティング・システムが組み込まれています。これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張し、デジタルのインスツルメント・ダイアルのカラーをインテリアやエクステリアに合わせてカスタマイズすることが可能になりました。これは、ビスポークの新しい現代的な表現を追求されるゴーストのお客様のニーズに応えるものです。SPIRITはまた、ロールス・ロイスのオーナー専用のプライベート・メンバーズ・アプリケーション、Whispers(ウィスパーズ)も統合しています。お客様は車に直接目的地を送信したり、車両の位置確認や施錠をリモートで管理したりすることができます。これは、お客様がロールス・ロイスをより幅広いライフスタイルの中心に位置づけるようになっていることを示しています。

ゴースト・シリーズ IIでは、エンターテインメントおよびコネクティビティも大幅にアップグレードされています。後部座席のリア・スクリーンには、最大2台のストリーミング・デバイスを接続し、それぞれのスクリーンで独立してエンターテイメントを選択することができます。このインターフェースでは、マッサージ、冷暖房などのシート機能も管理することができます。あらゆるタイプのBluetooth®ヘッドフォンを後部座席のインフォテインメント・システムとペアリングすることができるほか、センター・コンソールに控えめに配されたUSB-C®充電ポートや、アップグレードされたWi-Fi®ホットスポットを利用することができます。

ゴースト・シリーズ II:比類のないサウンドステージ

ロールス・ロイス車の他の追随を許さぬ洗練性は、ゴーストのキャビン内に最上級の音響再生空間を実現しています。装飾を施した18スピーカー・オーディオ・システムは、ゴースト・シリーズ IIでさらに進化し、アップグレードされた1400ワット・アンプを搭載しています。これは、ロールス・ロイス独自のスピーカー・デザインに基づくもので、車両のアルミニウム製シル・セクション内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室として活用することで、実質的に車両下部を横置きの大型フロアスタンディング・スピーカーへと変身させています。

ビスポーク・オーディオでは、コーンを使用する代わりにヘッドライナーの内側に直接取り付けられた2つの「スピーカーレス」エキサイターでその音響効果をさらに強化し、ヘッドライナーを広大なオーバーヘッド・サウンドステージへと変貌させます。スターライト・ヘッドライナーをビスポーク・オーディオ・システムと併せて選択すると、星空を作り出す光ファイバー・ケーブルが特殊な音響膜で圧縮されます。これにより、ケーブルの残響が抑えられ、サウンドをキャビン内に伝えることができます。キャビン内の2つのアクティブ・マイクが常に周波数のバランスをモニタリングし、アンプを自動調整して音響を最適化します。

ゴースト・シリーズ II:現代クラフトの新しい表現

ゴースト・シリーズ IIには、ロールス・ロイスの職人が緻密に考案した、現代的なクラフトの大胆かつ新しい表現が施されています。助手席側のセントラル・インフォメーション・ディスプレイと並ぶのは、新しいスピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネットです。このガラス・ケースには、アナログ式のクロックとライトで浮かび上がるミラー仕上げのステンレス製スピリット・オブ・エクスタシー像が収められています。スピリット・オブ・エクスタシーのフィギュアは、反射効果を生むマット・ブラックのバックパネルと高光沢のサイドパネルを備えた台座に配されています。車に乗り込むとまず、スピリット・オブ・エクスタシー像がスポットライトを浴びているかのように下方から光を浴び、やがてそのステージ照明は柔らかな光へと切り替わります。

この精巧なディテールに加えて、助手席側の全幅に広がるのは、2020年にゴーストで初めて登場した、先進的な職人技によるイルミネーテッド・フェイシアです。ゴースト・シリーズ IIでは、新しいイルミネーテッド・フェイシアのデザインを星空からインスピレーションを得て、タイムラプスの天体写真を彷彿とさせるデザインで夜空の動きを捉えています。お客様は、ロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーとともに、オリジナルのイルミネーテッド・フェイシアのモチーフをつくりだすことも可能です。

ゴースト・シリーズ IIのエレガントなデザインを引き立てるために、「グレー・ステンド・アッシュ」と名付けられた新しいインテリア素材が作られました。ロールス・ロイスの多岐にわたる贅沢な職人技と同様に、この卓越した新素材は、伝統的な熟練の職人技と革新の融合を表しています。この豊かな木目の天然オープンポア材は、手作業で染色され、微細な金属粒子を加えることで、独特かつ非常に現代的なきらめきを生み出します。この技術の開発には4年以上の年月が費やされました。

ロールス・ロイスがテキスタイルを追求する姿勢はゴースト・シリーズ IIにも受け継がれ、竹から作られた新しいレーヨン生地「デュアリティ・ツイル(Duality Twill)」も選択可能となりました。ロールス・ロイスのデザイン・チームのメンバーは、ヘンリー・ロイス卿がかつて冬季を過ごしたヴィラ・ミモザに隣接するコート・ダジュールの地中海の庭園(Le Jardin des Méditerranées)を研究中に訪れました。この庭園の特徴の1つである、ヘンリー卿も目にしたであろう広大な竹林は、この革新的な生地の開発にインスピレーションを与えました。ツイル織りのテキスタイルには、ブランド創業者たちのイニシャルである「R」を重ね合わせて抽象的にデザインしたデュアリティ・グラフィックが刺繍されています。セーリング・ヨットのロープが織り成すラインを想起させるこのデザインにも、フレンチ・リビエラへのさりげないオマージュが込められています。

デュアリティ・ツイルは、現在グッドウッドのホーム・オブ・ロールス・ロイスに拠点を置く熟練の織物職人とのコラボレーションによって誕生し、その開発には1年以上を要しました。インテリアの全域に施されたデュアリティ・ツイルには、最大220万のステッチと11マイル(約17.7 km)に及ぶ糸を使用し、20時間もの非常に複雑な工程を経て完成されます。各パネルは、糸のほつれを防ぐために端をシールする、特別に開発されたレーザーで裁断され、個別に準備されます。すべてのパネルを慎重に配置し、継ぎ目なく全体を縫い合わせてから、座席の張地として使用されます。ベースとなるテキスタイルは、ライラック、チョコレート、ブラックの3色で展開され、糸は51種類の異なる色から選択できるため、お客様自身の個性に合わせてデザインをカスタマイズし、大胆なコントラストや繊細なモノクロームを作り出すことができます。

このほか、革新的な現代的な工芸技術「プレースド・パーフォレーション(Placed Perforation)」も選択可能です。これは、シート・レザーに小さな穴を開けてユニークなアートワークを施す技法で、パーフォレーションの大きさを変化させることで奥行きを生み、緻密で立体的なグラフィックを作り上げます。最初の模様は、グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスの上空で変化する雲の形と影からインスピレーションを得てデザインされました。この模様は0.8ミリメートルと1.2ミリメートルのパーフォレーションで構成され、その数は最大107,000個にのぼり、そのひとつひとつを入念に確認することで絶対的な均一性が確保されます。

ゴースト・シリーズ II:エンジニアリング

ゴースト・シリーズ IIの心臓部には、パワフルで妥協のない、静粛性に優れた6.75リッターV型12気筒ツインターボ・ガソリン・エンジンと、特徴的な8速ギアボックスが搭載されています。これは全輪ステアリングと全輪駆動の動力源となります。最大トルクは、アイドリング回転数をわずか600 rpm上回る1,600 rpmで得られるため、1つのギアが途切れなく続く感覚と、ロールス・ロイス特有の「ワフタビリティ(Waftability)」が生まれます。

ゴースト・シリーズ IIにおいて、定評のあるプラナー・サスペンション・システムには、フロント・サスペンション・アセンブリの上部に独自のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットが組み込まれています。このユニットは、連続可変の電子制御ショック・アブソーバーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラット・アセンブリと連動し、ロールス・ロイス特有の魔法のじゅうたんのような乗り心地「マジック・カーペット・ライド」をさらに安定的かつエフォートレスに表現します。5リンク式リア・アクスルには、同様のセルフレベリング機構付きの大容量エアサスペンション技術を採用しています。

サスペンションとシャシーのシステムは、カメラで前方の道路を読み取り、路面の変化に合わせてサスペンションを可変させるフラッグベアラー・システムによって強化されています。これに加え、GPSデータを利用してカーブの曲率に応じた最適なギアを選択するサテライト・エイデッド・トランスミッションを搭載しています。このようなテクノロジーが一体となって機能し、ゴーストは過酷な悪路を予測して難なく対応し、比類なき静粛性と、卓越したダイナミズムとアジリティを見事に融合させます。

ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II:さらなる創造性のためのキャンバス

ゴースト・シリーズ IIが象徴する本質的なアジリティとビスポークの可能性を求めつつ、最上級のリア・スイート・スペースを求めるお客様のために、ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II(Ghost Extended Series II)をご用意しました。エレガントなシルエットはそのままに、リア・ドアと開口部を拡張することで、リア・スイート・スペースを170 mm拡大しました。

ゴースト・エクステンデッド・シリーズ IIの最高峰のスタイルを追求するお客様には、プライベート・ジェットのキャビンを想起させるリクライニング式のセレニティ・シートもご用意しています。ゴースト・シリーズ IIと同様、シャンパン・クーラーも選択可能です。ロールス・ロイスのスペシャリストがマスター・ソムリエに相談したところ、ノン・ヴィンテージのシャンパーニュの最適な提供温度は平均6℃、ヴィンテージのシャンパーニュの場合は概ね11℃とのこと。このアドバイスを受け、クーラーは6℃と11℃の2種類の冷却モードで作動します。

こうした数々の改良は、ゴースト・シリーズ IIの格別なダイナミクスを損なうことなく実現されています。実際、ゴースト・エクステンデッドを選ばれるお客様は、ほとんど運転手を手配することなく、後部座席スペースを拡張したこのモデルを自ら運転する目的でオーダーしています。

以上