22年1月の東京オートサロンで日本発表された日産新型フェアレディZ。この時点でローンチエディションとなる特別仕様車「Proto Spec」の価格が発表されていたが、いよいよ全グレードの価格が公表された。
●文/まとめ:月刊自家用車編集部
MT/AT同額で524万1500円から!
21年8月にニューヨークで開催された特別イベントで新型「Z」としてお披露目された新型日産フェアレディZ。その後、22年1月に東京オートサロンにおいて日本仕様が初公開され、240台限定のローンチエディションとなる特別仕様車「Proto Spec」を696万6300円で発売することを発表した。
そして22年4月25日。全グレードの価格が発表された。グレード名は先代フェアレディZと同じ、「標準仕様」に「Version S」、「Version T」、「Version ST」の4タイプ。6速マニュアル、マニュアルモード付9速ATともに車両本体価格は同額で、差はない。「標準仕様」は524万1500円で、「Version ST」は646万2500円。「Version S」はMTのみで606万3200円、「Version T」は ATのみで568万7000円となっている。
新型フェアレディZは先代の3.7L•V6DOHCエンジン「VQ37VHR」からスカイライン400Rに搭載されている3.0L•V6DOHCツインターボの「VR30DDTT」に換装。最高出力336PSだった「VQ37VHR」に対し、「VR30DDTT」は405PSと69PSものパワーアップとなり、トランスミッションも6速マニュアルはエンジンの大トルク化に対応。クラッチディスクとギヤトレインを強化している。9速オートマチックは新開発され、普段使いに最適なスタンダードモードとポテンシャルを最大限に引き出すスポーツモードを搭載。スポーツモードはステアリング反力やVDCと協調制御され、ワインディング走行に最適なセットが施されている。
また、日産の後輪駆動車として初めてとなる停止状態から加速性能のポテンシャルを最大限発揮するローンチコントロールの搭載や前後ダンパーへの新設計モノチューブダンパーの採用で路面追従性を向上。フロントサスペンションのキャスター角を中心としたジオメトリーの変更で直進安定性を向上させるなど走行性能の向上については多岐にわたる。
伝統的なFRスポーツのデザインを踏襲し、随所に歴代「Z」のオマージュが散りばめられたエクステリアに設定されるボディカラーは、モノトーン 3 色と、新色のセイランブルーにイカズチイエローを含む 2 トーン 6 色(すべてスーパーブラックルーフ)の、合計 9 色がラインナップされている。
今回の価格発表とともに、発売時期も22年夏と公表された。240台限定の特別仕様車「Proto Spec」とあわせて発売としているが、部品供給の事情により、発売予定が前後する可能性があることもアナウンスされているので注意が必要だ。
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※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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