
●文:月刊自家用車編集部
販売店では「新型」を強くアピール、値引きは渋め
2025年10月に実施されたビッグチェンジで、クロスビーを取り巻く環境は一変した。
内外装が刷新されただけではなく、パワーユニットが1.2Lの新エンジンに変更され、運転支援機能も大きく強化されたこともあって走行性能が向上。注目度が高まっている。
新型クロスビーは、従来の親しみやすいコンパクトクロスオーバーという魅力はそのままブラッシュアップ。従来型に比べると全体的に20万円ほど価格帯は上がっているが、装備機能の進化に見合ったレベル。このクラスの優等生であることは変わっていない。
スイフトと同型の1.2L直3DOHCエンジン(80PS/11.0kg-m)を搭載。全グレードが、駆動モーター(2.3kW/60Nm)を組み合わせるハイブリッドモデルとなる。
そんな新型の販売はなかなか好調。販売店では「新型」を強くアピールしてくる。年末からの初売り商戦でも、新型に切り替わった直後とあって、従来型と比べると値引き条件はかなり引き締めてきている。車両本体からの値引き額は10万円程度が限界で、オプションを含めた総額値引きでも15万円から20万円を引き出せれば合格ラインだ。
納期の目安は2か月から3か月だが、スズキは販売ディーラーによって在庫状況にばらつきが多い。特に人気グレードの「HYBRID MZ」や2トーンカラー仕様などは、納期が後ろに倒れやすい傾向があるため、地域によっては5か月はかかるという拠点も見受けられる。
インパネやドアトリムを全面刷新。革とステッチを模したパネルや、二段式センターコンソールの採用などで、フロントドアトリムとインパネが繋がり室内が広く見えるデザインを採用。
このクラスとしては圧倒的に高い室内高(1280mm)で、高いキャビンユーティリティを誇る。アップグレードパッケージでは、レザー調&撥水ファブリックのコンビシートとなる。
商談時のライバルとして最も効果的なのは、トヨタ・ライズとダイハツ・ロッキー。性能面でも価格の面でも近い関係ということもあって、いい反応をしてくれる。商談の場では「ライズの納期や燃費性能と迷っている」などとやると、良い条件を引き出しやすい。
サブディーラーを含めたスズキ同士の「同士競合」も有効なので、最初にスズキの正規ディーラーで交渉を進めて商談が煮詰まってきたら、地域のサブディーラーと競わせるやり方も効果的だ。
車両本体目標値引き額:16万円
納期の目安:2~3か月
リセール予想:C+
オススメグレード:「ハイブリッドMZ(2WD)」
ベーシックな「ハイブリッドMX」(215万7100円〜)、上級グレードの「ハイブリッドMZ」(239万300円〜)、MZにメーカーOP装着車として設定されている「ハイブリッドMZ アップグレードパッケージ装着車」(MZの価格に6万9300円高)の3つの仕様を選ぶことができる。駆動方式はどちらも2WD(FF)と4WDが設定されるが、その価格差は14~15万円前後になる。
MXもMZも、パワーユニットは共通だが、実用面で大きな差を感じるのが、改良時にMZに搭載された電動パーキングブレーキだ。これによりACC作動時の停止保持が可能となるなど、MZは渋滞時の疲労軽減や扱いやすさで決定的な差がついている。
ほかにもMXは内装加飾が簡素でホイールもスチールタイプとなり、ファミリー層から人気の後席パーソナルテーブルや荷室の防水加工が省かれている。機能面でも2WD車にはグリップコントロールやヒルディセントコンロトロールが非装着になるなど、それなりにコスト軽減の影響を強く感じてしまう。
MXとMZの価格差は約23万円。ACCの機能向上と装備機能の差を考えると、MZを選ぶのがベストだろう。レジャーユースのアシとして考えているなら4WD車が欲しくなるが、最長地上高(180mm)が高いクロスビーならば、砂利道レベルならば2WD車でも無難にこなしてくれる。
ちなみにMZで選べるアップグレードパッケージの内容は、ヘッドアップディスプレイとインパネ&トリムのカラーパネル化、ハーフレザー調シートへの変更などになる。6万9300円高でこの内容は買い得感も十分。満足感を求めるならばコチラも検討したい。
| ●クロスビー グレードバリエーション&価格【2025年10月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード | 価格【2WD/4WD】 |
| 1197cc直3DOHC 80PS/11.0kg-m + モーター 2.3kW/60Nm | HYBRID MX | 215万7100円/233万3100円 |
| HYBRID MZ | 239万300円/255万5300円 | |
MZは電動パーキングブレーキを採用。ACCにも停止保持機能がプラスされることで、渋滞時に使い勝手が大きく向上する。
MZでは荷室フロアが、汚れに強い防汚タイプになる。
ファミリー層から人気の後席パーソナルテーブルもMZのみに装備。
全方位モニター付メモリーナビゲーションはメーカーOP。 フルセグTVや通信機能が備わる上級タイプとなる。価格は20万1300円。
アップグレードパッケージを選択すると、ヘッドアップディスプレイ[カラー]が装着。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スズキ)
「生活に密着したインフラモビリティ」を目指す多角的な展示内容 一般社団法人日本自動車工業会が主催する同イベントは、自動車業界をはじめ、スタートアップや大学・研究機関、事業会社が集い、業界の垣根を越えた[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標:車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想:次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階、さら[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標:車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想:次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階、さら[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
最新の関連記事(ニュース)
実機初公開!注目の「アンモニア/水素混焼エンジン」で新たなカーボンニュートラルへ 今回の出展で最大の注目点となるのが、自工会合同展示ブースで実機が初公開される「アンモニア/水素混焼エンジン」だ。 脱炭[…]
「公道を走れるミニジープ」で三浦半島を観光!? 今回ツアーに採用されたネクストクルーザーは、大人の遊び心を詰め込んだという電動ミニカー。ミニカー登録によって公道を走行できる車両で、今回のツアーでは参加[…]
「共感型AI」の研究成果が気になるところだ マツダが10月13日から幕張メッセで開催されるビジネスイベント「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2026」に参画する。他企業や研究機[…]
新型エルグランド、受注1万台突破! 購入者の中心は40~50代 新型エルグランドの累計受注台数は、10月4日時点で1万300台となり、1万台を突破した。では、実際にどのようなユーザーが新型エルグランド[…]
時代を超えてアップデート!令和の「のってカンガルー」とは? デジタル化が進む昨今、クルマ探しのスタイルも大きく様変わりした。WEBやSNSで膨大なスペック比較や口コミを手軽に調べられるようになった反面[…]
人気記事ランキング(全体)
スズライトSS(1955年) 4輪車開発に招集された若き技術者たちは、欧州小型車を徹底的に分解・研究を重ね、昼夜を問わない試行錯誤が繰り返された スズキのルーツは、1909年(明治42年)に鈴木道雄が[…]
ティッシュの「置き場所問題」をスッキリ解決! 車内のティッシュで意外と困るのが、その置き場所だ。コンソールボックスに置けば収納スペースが減り、助手席に置けば人が乗るたびに移動させることになる。ダッシュ[…]
「スバル」の名はここから始まった! 量産を目前に姿を消したP-1 現在のSUBARUにつながる自動車づくりの歴史を語るうえで、欠かすことのできない一台が「スバル1500」である。開発時には「P-1」と[…]
モーター制御用コンピュータのプログラムが不十分 今回のリコールは、電気装置の「モーター制御用コンピュータ」が対象となる。 プラグインハイブリッドシステムにおいて、モーター制御用コンピュータのプログラム[…]
2026年8月のスバル新車販売台数、レヴォーグ レイバックが1397台で最多 2026年8月のスバル車で販売台数が最も多かったのは「レヴォーグ レイバック」で、1397台を記録した。前年同月比は472[…]
最新の投稿記事(全体)
全国でもわずか4球場! 実は珍しくなったリリーフカー プロ野球を観戦していると、投手交代の際、ブルペンからリリーフ投手を乗せたクルマがグラウンドへ姿を現すことがある。 いわゆる「リリーフカー」である。[…]
鄭州日産が開発・生産を主導する新たなグローバル戦略 「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は中国の合弁会社、鄭州日産汽車有限公司が設計・開発・生産を担当。日産として初めて中国で開発・生産した車両をグロー[…]
「生活に密着したインフラモビリティ」を目指す多角的な展示内容 一般社団法人日本自動車工業会が主催する同イベントは、自動車業界をはじめ、スタートアップや大学・研究機関、事業会社が集い、業界の垣根を越えた[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標:車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想:次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階、さら[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標:車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想:次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階、さら[…]
- 1
- 2




























