
8月25日、スバルは6月からティザーを開始していたフォレスターのスポーツモデル「STI Sport」を正式発表した。また、標準モデルも機能・利便装備の改良などを行い、一部改良を行った。車両本体価格は「STI Sport」が363万円。標準モデルが299万2000円〜335万5000円。
●文:月刊自家用車編集部
専用チューニングでスポーツセダンのような操縦安定性と上質な乗り心地を両立した「STI Sport」
フォレスターSTI Sport
「STI Sport」は、STI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)がコンプリートカーの開発やモータースポーツなどで培ってきた技術をベースに、日常のドライブ領域における「ドライバーとクルマの一体感」を目指し開発したモデルだ。
フロントサスペンションには、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを高次元で両立する、STIチューニング 日立Astemo製SFRDを採用し、コーナリングなど車体に大きな入力が加わった際は高い減衰力を発生させてロールを抑制。タイヤの接地性を向上させつつ、通常走行時では低い減衰力でロードノイズなどの車両に伝わる微振動を軽減しているという。また、フロントサスペンションの特性に合わせ、リヤサスペンションも専用チューニングとし、車体全体のバランスを最適化してリヤのスタビリティを高めている。
これら専用パーツとチューニングにより、重心の高いSUVでもスポーツセダンのような操縦安定性と、上質な乗り心地を両立させているという。
フォレスターSTI Sport
エクステリアは多彩な専用パーツを装着。艶のあるブラックパーツを組み合わせて、上質感と大人のスポーティさを表現している。アルミホイールには特別な光輝感を備えた「スーパーブラックハイラスター塗装」を施し、ボディカラーは、専用パーツとマッチするクリスタルホワイト・パール 、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカの4色展開となっている。
インテリアもブラックパーツをあしらい、引き締まった大人のスポーティテイストを表現する。シートにはボルドー&ブラックの専用ナッパレザーシートを採用。快適かつ上質な空間を創り上げ、フォレスターの特徴を最大限に際立たせながら、「STI Sport」の上質でスポーティな走りを視覚的にも表現している。
今回、「STI Sport」の登場と同時に標準モデルの一部改良も行われた。「STI Sport」と同様にライティングスイッチの操作性を見直し、車幅灯/尾灯&OFF で1ポジションから車幅灯/尾灯とOFFを分け、2ポジションに変更。ボディカラー展開もダークブルー・パールをサファイアブルー・パールへと変更している。
■フォレスター「STI Sport」の主な仕様
・STIチューニング 日立Astemo製SFRDフロントダンパー&STIチューニング リヤダンパー
・ブラックカラードドアミラー
・ナッパレザーシート(ブラック/ボルドーアクセント、レッドステッチ)
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、ブラックラスト加飾付、高触感革)
・ブラックラスト加飾付本革巻セレクトレバー
・ピアノブラック調シフトパネル(ブラックラスト加飾)
・シャークフィンアンテナ(ブラック塗装)
・ボルドー表皮巻インパネ加飾パネル(レッドステッチ)
・STI Sport専用メーター
・ブラックルーフ&ピラートリム
・ブラック塗装加飾付フロントフォグランプカバー
・ブラック塗装加飾付バンパーガード(フロント、リヤ)
・ブラック塗装加飾付サイドクラッディング
・リヤガーニッシュ(ブラック塗装)
・FORESTER&シンメトリカルAWDリヤオーナメント(ラスターブラック)
・18インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター塗装)
・ルーフスポイラー(ブラック塗装)
・STIオーナメント(フロント・リア)
■新型フォレスターバリエーション&価格
グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 車両本体価格 |
Touring | 2.0L 水平対向 4気筒DOHC 直噴+モー ター(e-BOXER) | リニアトロニック | AWD | 299万2000円 |
X-BREAK | 2.0L 水平対向 4気筒DOHC 直噴+モー ター(e-BOXER) | リニアトロニック | AWD | 313万5000円 |
Advance | 2.0L 水平対向 4気筒DOHC 直噴+モー ター(e-BOXER) | リニアトロニック | AWD | 323万4000円 |
SPORT | 1.8L 水平対向 4気筒DOHC 直噴ターボ“DIT” | リニアトロニック | AWD | 335万5000円 |
STI Sport | 1.8L 水平対向 4気筒DOHC 直噴ターボ“DIT” | リニアトロニック | AWD | 363万円 |
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
全国各地で開催されたカーショーやアウトドアイベントで見つけた、見逃せないキャンピングカーを紹介しよう。本記事では、普通のクルマに見えるバンコンでも快適に車中泊ができる! そんな老舗ショップのこだわりキ[…]
全国各地で開催されたカーショーやアウトドアイベントで見つけた見逃せないキャンピングカーを紹介しよう。今回は居心地の良いキャビン空間を実現した、贅沢なハイエースキャンパーをご覧あれ。 目次 1 清潔感漂[…]
LEDライトを主とするカーパーツメーカーのスフィアライト(Sphere Light)が、『東京オートサロン2025』に出展。そこで展開したブースのデモカーが「あのクルマは何?」と話題に。その正体は、日[…]
1970年代になってマツダは、「ロータリーゼーション」と銘打って、多くのクルマにロータリーエンジン(RE)車を設定。中でもサバンナは特別な存在で、コスモスポーツに続くロータリー専用モデルとなった。発売[…]
1970年代、自動車産業には逆風が吹き荒れた。公害問題がクローズアップされ、排ガス規制が厳しくなるなか、中東紛争をきっかけにした2度のオイルショックでガソリン価格が急騰したのだ。しかし日本車はそんなピ[…]
最新の記事
- 1
- 2