新車難民さん注目!「納期」が短めの注目車4選 2022年10月編【トヨタ カローラ/マツダ マツダ3/トヨタ シエンタ/ニッサン ノート】

これまでに経験がないレベルの部品不足の影響により、暗黒時代に突入してしまった新車販売。注文を入れても納車は半年以上先、中には数年以上とアナウンスされるモデルもあるほどだ。急ぎならば割高でも中古車で……、というのも最近の流れでもあるが、そんな美味しくない状況を避けたいユーザーに知って欲しいのが、今回紹介する4台。いずれも不人気車とは程遠いながらも、早期の納車が期待できるモデルたちなのだ。

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

トヨタ カローラ 【ガソリン車はもちろん、ハイブリッド車の納期もなかなかの優等生】

カローラ ツーリング
●価格:207万〜304万8000円
納期の目安:2〜3か月

カローラ スポーツ
●価格:220万〜289万円
納期の目安:2〜3か月

カローラ(セダン)
●価格:199万〜299万8000円
納期の目安:2〜4か月

現行カローラの主要モデル(セダン/ツーリング/スポーツ)は、この10月に1.5Lガソリンエンジン車の投入やハイブリッド車の電動モジュールの改良、安全&通信連携機能の強化が図られた一部改良を実施。

改良後のモデルは値引きは少し引き締め傾向が強まっているが、納期はトヨタにしてはかなり早く、現時点でガソリン車は2か月、ハイブリッド車でも3〜4か月が目安になっている。

トヨタはハイブリッド車を中心に納期の長期化が深刻になっているため、今後納期が伸びてしまう可能性が高いが、トヨタの中では最も早期納車が期待できるモデルになっている。

マツダ マツダ3(ファストバック/セダン)【在庫と噛み合えば、最短1か月で納車】

マツダ3(ファストバック/セダン)
●価格:228万8000〜384万2280円
納期の目安:1〜3か月

この夏に2Lガソリン車のマイルドハイブリッド化(Mハイブリッド)やグレード体系の見直しなどの商品改良を実施。今はようやく改良モデルの納車が始まった段階だが、値引きを引き締めている傾向が強いこともあって、他のマツダ車と比べても納期は早め。商談相手のディーラーの在庫状況と上手に噛み合えば、最短1か月程度の納車が期待できそうだ。

トヨタ シエンタ【ガソリン車の推奨グレードならば、比較的早めの納車が期待できる】

シエンタ
●価格:195万〜310万8000円
納期の目安:2か月以上(ガソリン車:2か月〜、ハイブリッド車:6〜10か月)

8月にフルモデルチェンジされた最新コンパクトミニバン。従来型に比べて動力性能や安全機能が大幅にパワーアップしたこともあって受注が殺到しているようだが、初期生産分を受注台数が多いと見込まれるグレードに絞り込み生産効率を向上させることで、納期短縮の工夫が図られている。

そんな理由もあってグレードごとに納期の長さが大きく異なっており、比較的余裕があるガソリン車の推奨グレード(Z系が中心)ならば2〜3か月が納期の目安になっている。一方、多くのオーダーが集まっているハイブリッド車と、ガソリン車の推奨グレード以外は6〜12か月が目安。ガソリン車を希望しているユーザーならば検討の価値は大いにあるだろう。

ニッサン ノート/ノート オーラ【最短2か月での納車が可能、ライバル勢を一歩リード】

ノート
価格:203万3900〜246万9500円
納期の目安:2〜4か月

ノート オーラ
価格:265万4300〜299万6400円
納期の目安:2〜4か月

8月に一部改良を受けているが、それ以前の従来型もコンスタントに登録がされており、2022年1月から9月までのノート/ノート オーラの合算の登録台数は8万台超え(8万2949台※本誌調べ)を記録。このカテゴリーでの納車実績はトップクラスの優等生といえる。

一部改良後のモデルも納期は安定しており、最新情報では2〜4か月が一つの目安。
最近はヤリスやアクア、フィットなどのライバルモデルの納期も改善傾向が強まってきているが、最も早期の納期が期待できそうだ。


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