
トヨタ自動車は、給電車で社会を変える「電気が動くとできること」プロジェクトの一環として、現代アーティストのやんツーさん、MESさんとタッグを組んだ作品を2022年11月3日(木・祝)~11月27日(日)の期間限定で、静岡県熱海市で開催されている『ATAMI ART GRANT 2022』の特設会場にて展示中する。
●文:月刊自家用車編集部
若手アーティストが発信する「給電アート」
トヨタは、クルマから電気を取り出せる給電車によって、もっと暮らしの可能性を広げたいという思いから、さまざまな課題と向き合う方々と共に取り組む「#電気が動くとできること」プロジェクトを始動させた。
今回は、「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的に2021年にスタートした【PROJECT ATAMI】の柱の一つで、若手アーティスト応援プロジェクトである『ATAMI ART GRANT 2022』にて、新進気鋭の若手アーティスト「やんツー」「MES」の2組とコラボレーションし、給電車の電力を電源として活用した新しいアート『給電アート』を作り上げた。
給電アートは、クルマから電気を取り出し「移動できる電源」として使えるトヨタの給電車を活用し、アートの新たな可能性を広げることを目指す取り組みだ。今までにない場所でのアート展示の実現や、光や動きによるアート表現の可能性を拡大する。
また、新型コロナウイルスの影響などで宿泊者が減少する観光地において、夜の時間帯も楽しめる観光資源としての貢献も期待されている。
今回の作品は、2022年11月3日(木・祝)~11月27日(日)の期間限定で静岡県熱海市にて開催されている『ATAMI ART GRANT 2022』の特設会場で展示されている。
・「給電アート」特設ページURL:https://toyota.jp/kyuden/dekirukoto/art/
※第一弾:11月4日13:30公開、第二弾:11月11日10:00公開、第三弾:11月22日13:30公開
・『ATAMI ART GRANT 2022(アタミ アート グラント 2022)』開催情報:https://atamiartgrant.com/
展示作品とアーティストプロフィール
やんツー「Dreaming Car」
トヨタの燃料電池自動車『MIRAI』が水素を基にした自身の発電エネルギーによって、制御用PCやプロジェクタ等の機器や、車内に設置された装置、元々クルマに装備された座席を駆動させる小型インスタレーション。クリーンな未来を夢見るクルマは、この先の希望も絶望も、悲喜こもごも様々な想いを抱えて、駐車場で眠り、夢を見続ける。無意識(=本能的)に未来へ突き進もうとする人類の進歩主義観の是非について。
やんツー
1984年、神奈川県生まれ。美術家。セグウェイが作品鑑賞する空間や、機械学習システムを用いたドローイングマシンなど、今日的なテクノロジーを導入した既成の動的製品、あるいは既存の情報システムに介入し、転用/誤用する形で組み合わせ構築したインスタレーション作品を制作する。先端テクノロジーが持ちうる公共性を考察し、それらがどのような政治性を持ち、社会にどう作用するのか、又は人間そのものとどのような関係にあるか、作品をもって批評する。菅野創との共同作品が文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。
MES「ア ミ/A-MI」
新作「ア ミ/A-MI」は、熱海/湯浴み/AMITY/ARMY/網…をキーワードとして、熱海の自然の中に作られた庭(小屋)に設置される映像インスタレーションです。
熱海は江戸時代から現在に至るまで長らく湯治場、保養地として栄えてきました。本作では傷ついた人を癒してきた温泉街の歴史を背景に、MESが継続的に使用してきたレーザー、サーモグラフィーなど、主に軍事技術などで発展してきたものを平和利用していく=デュアルユースを通して、和平への思索を浮かび上がらせていきます。
MES
MES(メス)は、谷川果菜絵 (KANAE)と新井健 (TAKERU)によるアーティストデュオ。2015年、東京芸術大学在学中に結成し、東京を拠点に美術制作とパーティ演出の両輪で活動する。現代美術とクラブカルチャーの接触を試みるなど、マージナルな位置から社会を観測する作品を展開。レーザーを建物に放つシリーズ、演劇や彫刻の要素を取り入れたインスタレーションのプロジェクト等を行う。クラブシーンでは、オリジナルのレーザーアニメーションとライブテーピングを駆使してSLICK、TECHNO INVADERS、WAIFUなど多数のパーティ演出を担当。
※出典:PRTIMES
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