マツダ株式会社は11月15日に、独自の「匠塗TAKUMINURI」による新しい特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発したことを発表した。
●文:月刊自家用車編集部
匠塗の進化の集大成としてマツダを象徴するカラーの一つである赤の世界観の幅を拡げる目的で開発
この新しい”赤”のボディカラーは、「今後導入するラージ商品群および既存ラインアップの商品に、上級感を際立たせる色として導入」とプレスリリースでコメントしており、今後登場するSUV「CX-60」の3列シート仕様の「CX-80」や北米向けの「CX-70/90」にも採用されるはずだ。
「匠塗TAKUMINURI」は、熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を、量産ラインで実現するマツダの塗装技術であり、「カラーも造形の一部」というマツダの思想に基づいてザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」のダイナミックかつ繊細な面構成を際立たせるカラー開発に力を入れている。
今回開発が公表された匠塗第4弾の「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、第1弾のソウルレッドプレミアムメタリックの誕生から10年の節目を迎えるにあたって、匠塗の進化の集大成としてマツダを象徴するカラーの一つである赤の世界観の幅を拡げる目的で開発されたという。
「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、「熟練した職人によって創り上げられた赤」という意味があり、マツダのデザイナーやエンジニアなどの色の匠達が生みだした特別な赤として、さらに上質で成熟した大人の世界観を表現したという。
デザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」とし、光の当たるハイライト部では、きめ細かく透明感のある赤が鮮やかに光り、基調となるシェード部では、しっかりと深みと濃厚さを演出するハイコントラストな表現とすることで、造形の強さと美しさを際立たせている。
塗装膜は、ソウルレッドプレミアムメタリックの後継色で、匠塗による特別塗装色である「ソウルレッドクリスタルメタリック」と同じくクリア層、透過層、反射・吸収層の三層のみで構成され、優れた意匠性と環境負荷低減を両立したとのこと。
透過層にはソウルレッドクリスタルメタリックで採用した、人間が最も赤みを感じる高彩度顔料を採用し、反射・吸収層には、匠塗第3弾のロジウムホワイトプレミアムメタリックに採用した、アルミフレークをより平滑かつ等間隔に並べる技術と、第2弾のマシーングレープレミアムメタリックでシェード部の表現に用いた漆黒顔料が改良されて採用されている。
これらの10年間という匠塗の歴史で培った技術を組み合わせることで、強い反射によるハイライト部の鮮やかさと、しっかりとした光の吸収によるシェード部の濃厚さを表現し、透明感と熟成した深みの両立を実現したとしている。
マツダラージ商品群の3列シートSUVである「CX-80」。イメージカラーは大人の”赤”である、この「アーティザンレッドプレミアムメタリック」に間違いないだろう。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
冬は車内の温度が極端に低くなるため、適切に車内を温める必要がありますが、そんなとき頼りになるのがカーエアコン。しかし、正しい使い方を知らずに利用すると、逆に快適さを損なってしまうこともあります。今回は[…]
パンクなどの応急処置の際に利用する車載ジャッキ。飽くまでも緊急用で、メンテナンスでの使用はNG。この、便利ではあるが、使い方を間違えると事故の原因にもなるツールの、正しい使い方と、絶対にやってはいけな[…]
全国各地で開催されたキャンピングカーショーやアウトドアイベントには注目車両が多数展示されている。しかし、なかなかイベントに出向くことができない方も多いのではないだろうか。そこで本記事では、各イベントで[…]
全国各地で開催されたキャンピングカーショーやアウトドアイベントには注目車両が多数展示されている。しかし、なかなかイベントに出向くことができない方も多いのではないだろうか。そこで本記事では、各イベントで[…]
ドライバーでネジを外そうとしたら、ナメてしまって外せなくなった経験、誰もが一度は味わう失敗だろう。自動車整備・修理において、ナメたネジをどうやって外すのか? 実は、簡単な方法があるので、ご紹介しよう。[…]
最新の記事
- 1
- 2