SUBARUは、米国ロサンゼルスにて開催中の2022年ロサンゼルスオートショーにおいて、現地時間2022年11月17日に新型「インプレッサ」(米国仕様車)を、世界初公開した。
●文:月刊自家用車編集部
米国導入は2023年春以降を予定
クラスを超えた高い安全性能と動的質感を兼ね備えたSUBARUラインナップのスタンダードモデル、それがインプレッサだ。
本日公開された第6世代となる新型「インプレッサ」は、愉しくなる優れた運動性能、安心できる先進安全装備、とことん使えるユーティリティなど、その機能や実用性をさらに高め、乗る人すべてをアクティブな行動へと後押しするモデルとなっている。
フルインナーフレーム構造の採用による高いボディ剛性や、2ピニオン電動パワーステアリングの採用により動的質感や性能を向上。また、新世代アイサイトを標準装備し、安全性能も高めている。さらに、一部グレードでは11.6インチマルチインフォメーションディスプレイも搭載するなど更なる進化を遂げた。新型「インプレッサ」は、米国市場への導入(2023年春以降を予定)を皮切りに、世界各国市場に順次導入される予定だ。
デザイン
インプレッサの個性を高めるよう、行動的なライフスタイルを後押しする躍動的でスポーティなエクステリアを採用。引き締まったスピード感ある鋭いシェイプと、大地を駆けだす力強さを感じさせる張り出したフェンダーが、よりスポーティに感じさせ魅力を高めている。
ドライビングとアクティビティの時間を自然体で過ごせる使い勝手の良いカジュアルなインテリアを採用。さまざまな機能を集約した大型のセンターインフォメーションディスプレイをインテリアの中央に配置した、最新のSUBARU共通のインターフェイスを採用し、実用性と利便性が向上している。
パワーユニット
アクティブトルクスプリットAWDの制御を刷新し、応答性、ハンドリング、コーナリング性能を向上。日常使いのさまざまな走行シチュエーションで、意のままに操れる快適な走りを実現。パワーユニットは、2.0L水平対向4気筒エンジンの振動・騒音を低減し、新規グレードには182hp/178lb-ftの2.5L水平対向4気筒エンジンを搭載している。
パワーステアリングには、なめらかでリニアなトルク伝達を可能とし、ダイレクトで自然な操舵感を実現するとともに、応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現した、2ピニオン電動パワーステアリングを採用。
スバルグローバルプラットフォームをさらに進化させ、フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性を向上。また骨盤を支えるシート構造を採用し、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐ。これにより、ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも、快適な乗り心地となるよう工夫されている。
安全性能
新世代アイサイトを全車に標準装備。視野角を従来型の約2倍に拡大し、画像認識ソフトや制御ソフトを改良。より広く遠い範囲まで認識できるように進化している。
電動ブレーキブースターを採用し、プリクラッシュブレーキで、自転車の急な飛び出しなどへの応答性が向上。また、全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現している。
お子様やペットの置き去りを防止する、後席シートベルトリマインダーを全車に標準装備。車両を出る前に、後席確認の案内してくれる。
ユーティリティ
エアコンは、ドライバーシートのみ、フロントシートのみ、全席と各席でのコントロールが可能な集中送風モードを新設定、快適性と燃費向上に貢献している。
一部グレードでは、STARLINK対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを装備しており、AppleCarPlayおよびAndroidAutoTM2のワイヤレス接続に対応。また、STARLINK の追加サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロック/アンロック機能、リモートクラクション・ライト機能、リモート車両位置確認機能が利用できる。
新グレード「RS」
1998年に発売し、米国市場におけるWRXの先駆車となった「2.5RS」を想起させるグレードを設定した。
高出力の2.5L水平対向エンジンを搭載し、8段階マニュアルモードとパドルシフトを装備。「RS」オーナメントをフロントドアやバックドアにあしらい、18インチアルミホイール、ブラック塗装のフロントグリル・サイドスポイラー・ドアミラーなどを採用した専用エクステリアなど魅力的な装備が並ぶ。
カーボン調インナートリムやレッドカラーのシートバック、高質感な革を使用したステアリングホイールとシフトノブをあしらった専用インテリアは所有満足度を高めてくれることだろう。
メーカーオプションには、Harman/Kardon®オーディオシステム(10スピーカー)、電動サンルーフ、ランバーサポート付き10ウェイパワーシート(運転席)も設定。
新型インプレッサ(米国仕様車)の主な諸元(開発目標値)
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