
株式会社BH AUCTIONは、和歌山県かつらぎ町の人気アウトドアショップ「Orange」とコラボレーションしたオークションを、日本最大級のネットオークションサービス「ヤフオク!」で、2023年1月16日(月)から22日(日)まで開催する。出品されているのは「Orange」を経営する池田道夫さんがコレクションしていた、アウトドアを感じさせるオシャレなヴィンテージカー(13台)だ。
●文:月刊自家用車編集部
ヴィンテージカーが1円スタートオークションに!
当車両は、戦後日本における代表的な商用トラックとして知られるトヨタ「トヨエース」の3代目。定員6名の「ダブルキャブ」グレードだ。見ての通り、当個体は商用車としての面影は残しておらず、軍用車を思わせる無骨なスタイリングへとカスタムされている。このスタイルは、池田氏がかねてより思い描いていた“理想のトラック”を具現化したカスタムで、コレクションの中でも特に思い入れの強い一台だそうだ。
カスタム前は白のボディカラーを纏い、ドアには〇〇工務店といったロゴが入った、いかにも商用車という佇まいの個体であった。そこに板金補修とフルオールペンを実施。ミリタリーなカーキグリーンは、ダイハツの純正色としても設定されているカラーであり、さりげなく光るメタリックが剛健さを纏いつつも、モダンで洗練された印象を与える。そしてノーマルから大幅にサイズアップされたホイールもこの車両のアイデンティティ。サイズは16インチで、この車の屈強な印象を形作っている。
キャンプを意識した特徴としては、屋根にテントが備えられている点だ。コンパクトで簡易的なテントに見えるが、展開してみると中は十分なスペースが広がる。耐荷重にも優れており、大人3人が入っても問題ないとのことだ。
純正の「トヨエース」から大きく趣を異とするこの車両であるが、実は大掛かりなカスタムは施されていない。リフトアップはされておらず、外装パーツもそのままであるというから驚きだ。オリジナルの良さを存分に活かしつつ、見るものに驚きを提供してくれるこのスタイルは、池田氏の持つセンスが光った一台と言えるだろう。
シンプルで内張りの少ない内装は、ほぼオリジナル状態とのこと。このインテリアがカスタムのテーマと見事に調和しており、外装に合わせて作り替えたと思わせるほど違和感のない仕上がりとなっている。ラジオは当時のオリジナルが装備されており、AMラジオが受信可能。荷台のスペースも十分で、大荷物も容易に積み込めるようになっている。
ユニークなルックスも注目だが、6人乗り、テント装備、エンジンも快調に動作する実用性を兼ね備えたこの車は、ソロはもちろん、ファミリーキャンプでの使用に適している点でも魅力となっている。
出典:BINGO
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
最近の車ではすで必要不可欠となりつつある、スマホなどのデバイスとの連携。具体的には、AppleのCarPlayやAndroid Autoの利用となるのだが、スマホと車両の接続をワイヤレス化できる便利な[…]
強烈な日差しが降り注ぐシーズン、車内が高温になってしまい、最悪の場合は熱中症になることも…。特に、エアコンの吹き出し口がない後部座席は、前席とのコンディションに差が出がちだ。そんな状況を解消するための[…]
軽キャンパーという枠を超え、まるで上質なラウンジのような空間を実現した「ミニチュアクルーズ ATRAI」。岡モータースの長年にわたる技術とクラフトマンシップが注ぎ込まれたこのモデルは、ダイハツ・アトレ[…]
アウトドアやスポーツを趣味に持つ人にとって、旅と遊びを両立できるキャンピングカーは理想的な存在だ。そんなニーズに応えるべく、熟練のクラフトマンシップで高品質な車両を作り続けてきたレクビィが送り出すのが[…]
日常の延長線上に、非日常の冒険がある。そんな新しい旅のカタチを実現してくれるのが、キャンパー厚木が手がける軽キャンパー「Chippy」だ。同社が制作する人気シリーズ「Puppy」を送り出したビルダーが[…]
最新の記事
- 1
- 2