
日産自動車株式会社は、R32型スカイラインGT-Rをベースに、日産の最新電動化技術を織り込んだ、R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデルの製作を開始する。
●文:月刊自家用車編集部
技術者の情熱が世界に1台の車をつくる
日産には「GT-R」や「フェアレディZ」などが持つ、「走り」や「運転の楽しさ」そして「パワフルなエンジン」の魅力に憧れ、情熱を持って入社した多くの技術者がいる。現在、彼らは入社当時と同じ情熱で最新の電動化技術の研究を行い、より安全で、ワクワクするドライビング体験を世に届けるため、クルマ造りに日々邁進している。
このプロジェクトは、そんな技術者の「最高に好きなクルマに、今、自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを作れるのではないか。」という思いをきっかけに始動。ベースとするクルマは、日産の技術者が愛し、国内外の数々のレースで勝利を収め、今もなお世界中のファンから高い支持を頂いている「R32型スカイラインGT-R」。そこに日産の最新電動化技術を織り込むことで、世界に1台のEVコンバージョン コンセプトモデルを製作する。
当時のクルマに憧れて日産に入社した技術者が造る、最先端のEV技術をR32型GT-Rに搭載するEVコンバージョンモデルを通じて、多くの人々に、EVならではのワクワクする運転体験や魅力を伝えていく。
この取り組みの様子は日産公式Twitter等で、作業・進捗の様子も含めて発信される。
R32型スカイラインGT-Rついて
8 代目スカイライン・R32 型は1989 (平成1)年5 月に発売された。それから3 か月後の8 月には、実に16 年ぶりの復活となった「GT-R」が登場し、大きな話題を呼んだ。GT-R のために専用設計された2.6 ℓ・直列6 気筒DOHC ツインターボエンジン「RB26DETT 型」は、当時の国産車最強の280 馬力を発生。駆動方式には、FR ベースながら路面状況に応じた高度な電子制御で前後輪に自在に駆動力を配分する電子制御 トルクスプリット4WD システム「アテーサE-TS」を採用している。
サスペンションも新開発の4 輪マルチリンク方式に一新し、セダン派生型のスポーツカーとしては世界トップクラスの運動性能を実現した。 このGT-Rは、実戦でも期待通りの大活躍を見せ、1990 (平成2)年~ 1993 (平成5)年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)では4 シーズン29 戦29 勝0 敗という完璧な戦績を残した。同様に、ベルギー・スパ24時間などの海外レースでも高い評価を得ている。
出典:PRTIMES
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
今回取り上げるのは、一見すると何に使うかわからないが、実はかなり便利なカーグッズ。コンパクトなのでサッと取り出せて、使い方は簡単。様々なシーンで活用できるので、カーオーナーの満足度はかなり高いはず。「[…]
今年の夏も厳しい暑さが続いている。この暑さを快適にしてくれる、カーグッズを2種類紹介。普段はあまり活用できていない、ヘッドレストの支柱を利用するアイデア商品など、用途や好みによって使い分けることで、快[…]
この季節、車内の温度管理は難しく、特に前席と後席ではその環境も大きく変わる場合が多い。前席はエアコンの風が直接当たって快適でも、後部座席では不満が…。そこで、クルマの前席と後席の快適性の差を解消してく[…]
スズキ・エブリイワゴンをベースにした「RS1+」は、ATV群馬が手掛ける軽キャンピングカーだ。コンパクトでありながら上質なベッドマットを備え、ナビや豊富なオプションで自分仕様に仕上げられるのが魅力とな[…]
子供の頃に憧れた「秘密基地」をそのまま大人が楽しめる存在が、ホワイトハウスキャンパーの「N-VAN コンポ」だ。軽商用車をベースにしながら、驚くほど多彩なアレンジを可能にし、遊びも快適な車中泊も叶えて[…]
最新の記事
- 1
- 2