
ホンダは、ドイツのニュルブルクリンク北コースで、「CIVIC TYPE R 」の性能評価のための走行テストを行い、FFモデルで最速となる、7分44秒881のラップタイムを記録した。フルモデルチェンジをしたシビックTYPE Rの運動性能が先代モデルと比較し、さらに向上したことを証明した。
●文:月刊自家用車編集部
最速ラップタイムを支えた技術
新型シビック TYPE Rは、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」が両立する究極のピュアスポーツ性能を目指し、ホンダ独自のVTEC TURBOエンジンをさらに磨きあげることで、出力とトルクの向上を実現するとともに、運転に夢中になることができるような痛快なドライビングフィールを追求したモデルだ。
エンジンは、先代モデルの2.0L VTEC TURBOエンジンをベースに、ターボチャージャーの刷新などにより最高出力243kW、最大トルク420N・mに向上。またフロントとリヤともに、細部の形状にこだわったデザインにより効果的にダウンフォースを向上させ、限界走行時における安定性を実現している。
そのほか、フロントグリル開口面積拡大やラジエーターの有効開口面積の拡大などにより、冷却性能及び排熱・空力性能を向上、さらに2ピースディスクブレーキシステムのマスターパワーの特性を変更し、低速から高速までのさらなるブレーキのコントロール性を追求するなど、最速ラップタイム支える様々な技術が採用されている。
【シビック TYPE R】CIVIC TYPE Rニュルブルクリンクアタック 走行テスト 車載動画
シビック TYPE R 開発責任者 柿沼秀樹氏のコメント
~世界中のシビック TYPE Rファンの皆様へ~
シビック TYPE R は、“Ultimate SPORT 2.0” をコンセプトに据え、己を超えるクルマづくりでTYPE Rにしかない 「本質」の価値と、心に響く「官能」を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指し開発しました。2022年9月の日本での発売を皮切りに、私たちの想像を遥かに超える驚きと喜びの声を、世界中の皆様から数多くいただく中で、もう一つ、私たちが果たさなければならない使命がありました。それは、“ニュルブルクリンクFF最速”を成し遂げることです。
先代シビック TYPE Rから6年の時を超え、私達がTYPE Rにかけた想いと進化の先に到達した新次元。ついにその称号を世界中のTYPE Rファンの皆様にお渡しすることが叶いました。
すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらTYPE Rを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ)
バラードスポーツCR-X(1983年~) MM(マンマキシマム・メカミニマム)思想から生まれた軽量FF2+2スポーツ。スライドレールなしに大きな開口部を誇った電動アウタースライドサンルーフや、低ボンネ[…]
圧倒的な高性能ぶりでライバルを圧倒したN360だが、当時の世評は世知辛くて…… 1967年春にホンダが発売した軽自動車のN360は、レースでの活躍ですでに世界に名を轟かせていた同社の2輪車用をベースと[…]
N360の後継モデル「ライフ」をベースに開発 N360の後継車種として、1971年に登場した「ライフ」は軽乗用車市場で高い人気を得たモデルだった。そのライフのプラットフォームをベースに、軽商用車市場へ[…]
トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起こさ[…]
コンセプトモデル「Acura Performance EV Concept」の進化系 ベースとなっているのは、昨年2024年にカリフォルニアで開催されたモントレー・カー・ウィークで発表された、Acur[…]
最新の関連記事(海外ニュース)
最新の電動技術とスマート技術を注入したミッドサイズセダン 「MAZDA6e」は、2024年4月の北京国際モーターショーで発表されたミッドサイズセダンの電動車「MAZDA EZ-6(マツダ イージーシッ[…]
MAZDA EZ-6(市販予定車:エアログレーメタリック外板色) 新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」は中国市場専用モデルで、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定し、後[…]
CX-8の後継を期待される、3列シートSUVが欧州で発表 今回、欧州で発表された新型「CX-80」は、マツダが展開している新世代ラージ商品群の第4弾となる、ミッドサイズクロスオーバーSUV。国内でも昨[…]
CX-80欧州仕様 3列シートで最大7名乗車可能なSUV。日本でも間もなく発表か!? 今回1枚の写真とともに4月18日の発表が告知された「CX-80」。CX-60に次ぐ欧州市場におけるラージアーキテク[…]
セーフティカーに採用された新型Vantage チューニングされ、さまざまな特別装備をまとったセーフティーカー仕様の新型Vantageは、2024年3月6日~3月9日に開催される「フォーミュラ1® ST[…]
人気記事ランキング(全体)
防音断熱や車内クーラーなど車中泊仕様の基本装備が充実! RVビッグフットは埼玉県東松山市と北海道函館市に店舗を構えるキャンピングカー専門店で、自社開発のキャンピングカーのラインナップも充実。 バンコン[…]
最初期のヘッドライトは、灯油を燃やすランプ式 クルマにヘッドライトが装着され出したのは1890年頃です。初期の頃は灯油を燃やして光源としていました。その後明るさを高めたアセチレンガスを燃料としたランプ[…]
軽バンベースのキャンパーとは一味違う本格的な軽キャブコン モーニングワン キャンパー ジャストを販売するのは神奈川県愛甲郡愛川町にある新相武株式会社。トラック架装を得意とし、一方でキャンプ場の運営にも[…]
ミラー上部にジャストフィット! 純正パーツのようにハマる高性能デジタルランドメーター 様々なカー用品をリリースするカーメイトから、新たにリリースされた高性能ランドメーターを紹介しよう。このアイテムは、[…]
家族で楽しむ週末に寄り添うキャンピングカー LUANAが目指したのは、日常とアウトドアをシームレスにつなぐ存在。平日は街乗りに便利なバンとして使え、週末になればそのままキャンピングカーへと姿を変える。[…]
最新の投稿記事(全体)
人気のAMGスタイルで、1ランク上のモデルに仕上げた特別仕様車 メルセデス・ベンツGLBは、2021年に国内導入されたモデルで、究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けたスクエアな[…]
専用カラーの「グリ マーキュリー」「エリクサーレッド」の2色を展開 今回導入される「C4 MAX HYBRID Edition Lumière」は、「C4 MAX HYBRID」をベースモデルにサンル[…]
WLTCモードでの燃費は21.5km/Lを達成 今回導入されるプジョー2008 GT Hybridは、新開発の1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンに、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチ式ト[…]
室内空間と視界を改善。より親しまれるスーパーハイトワゴンに進化 新型「eKスペース」は、日常を安全・安心かつ快適に過ごせる「私の日常に安らぎが寄り添うクルマ」というコンセプトを踏襲し、全方位で進化。タ[…]
唯一無二の魅力をさらに磨いて、機能も大幅アップデート! デリカミニは、2023年5月に「eKクロススペース」の実質的な後継モデルとして誕生した、SUVルックが特徴の軽スーパーハイトワゴンだ。今回のモデ[…]
- 1
- 2