
●文:モビリティストーリー編集部
幼い子供がいる親にとって、車両価格や維持費が高いキャンピングカーは、「興味はあるけど、さすがに購入までは…」と考えている方も多いと思います。
実際に我が家がキャンピングカーの購入を検討した際の最大の不安要素も「金銭面」でした。
我が家が選んだキャンピングカーは「当時1年半落ち」、「走行距離15,000km」の「中古のライトキャブコン」。購入してから3年が経った今も、2人の子供に愛犬連れで車旅を楽しんでいますが、「新車ではなく、中古車を購入して良かった!」と実感することが多々あります。
そこで今回は、我が家が数あるキャンピングカーの中でライトキャブコンの購入を決断した理由や、中古のキャンピングカーがファミリー層にオススメだと感じる理由をご紹介していきたいと思います。
中古キャンピングカーを購入する際のチェックポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
我が家がライトキャブコンの購入を決めた理由
まず、なぜ我が家がライトキャブコンを購入することに決めたのか、その理由をご紹介していきます。
子供や愛犬と一緒に快適に車中泊ができ、地域によっては普段使いも出来る!
キャンピングカーを代表する「キャブコン」は、運転席の部分以外は全て断熱性や防音性に優れた空間。天井高も、身長180cm以上ある主人が子供や愛犬と車内で過ごしても圧迫感がないほど、広々とした居住空間となっています。
ライトキャブコンはキャブコンより一回りサイズが小さいので、高さ制限のない一般的な平面駐車場であれば停められるサイズです。
筆者が住んでいる地域は高さ制限のある建物自体が少ないため、車旅だけではなく買い物や通勤など、普段使いできることも購入の決め手となりました。
車体価格や維持費は通常のキャブコンより安い
ライトキャブコンは、キャブコンに比べると車体価格も良心的です。メーカーやオプションによって金額は異なりますが、新車のキャブコンが800万〜1,100万円するところ、ライトキャブコンは500万〜700万円程で購入できます。
維持費で比べると、キャブコンの自動車税と重量税は2年間で10万円を超えるモデルが多いですが、ライトキャブコンであれば8万円前後と比較的安価に抑えられます。
また、ガソリン代も排気量の少ないライトキャブコンの方が安い点も、我が家にはメリットでした。
中古のキャンピングカーがファミリー層にオススメな理由
オススメ理由①初期費用が抑えられ、売る時も値段が下がりにくい
何かとお金がかかるファミリー層は、「初期費用をできるだけ抑えたい」というのが本音だと思います。その点中古車は、新車よりも車体価格が割安な上、以前の所有者が充実したオプションを装備していれば、新車を購入するよりお得に手に入れられる場合があります。
実際、我が家の中古のキャンピングカーの総額は、本体価格に税金や整備費用なども含め450万円。同じオプションを装備した新車と比べて、150〜200万円程度初期費用を抑えられました。
また、年々人気が高まっているキャンピングカーは売却時も値段が下がりにくいので、中古で安く購入し、子供が大きくなり使用しなくなれば売却することも可能です。初期費用だけでなく、使用する年数も考慮してあえて中古車を選択することもオススメです。
【モビリティストーリー】『Mobility Story(モビリティストーリー)』は、新しい時代に自由な移動手段のあるライフスタイルを提案するメディア。車がある日常の幸せと旅で感じる非日常の喜びをコンセプトに、旅に出たくなる日常/旅の楽しさを伝え、旅に出るきっかけを届ける。
※この記事は2022年1月に公開されたものを再編集しています。※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
おすすめの記事(モビリティストーリー)
最新の関連記事(キャンピングカー)
ジムニーノマドにポップアップルーフ! 現代の遊牧民を体現できる! 2025年4月に発売が開始されたスズキ•ジムニーノマドは、ジムニー本来の悪路走破性は犠牲にせず、大人4人が快適に乗車できる5ドアボディ[…]
海でも山でも自分の部屋のようなゆったりくつろげる空間で過せる! NV200バネット マイルームは、キャラバンマイルームに続く日産が新たな車中泊のカタチを提案するマイルームシリーズの第2弾だ。 NV20[…]
シエンタが“マイルーム”に変わる!YURTの新型車中泊キットが価格・仕様ともに大刷新 コンパクトミニバンとして人気のトヨタ・シエンタ。そのシエンタを“走るマイルーム”に変えてしまう専用車中泊キット「V[…]
軽バンになんと2段ベッドを架装! ソロでも4人でも手軽に車旅が楽しめる ジャパンキャンピングカーショー2025に展示されていたカスタムセレクトのロードセレクトコンパクト AS。外観はベース車のダイハツ[…]
アウトドア好き大注目のアツいイベントが今年も開催! ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー実行委員会が、昨年も好評だったイベント「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー」の2025年開催に[…]
最新の関連記事(アウトドア)
アウトドアショップで発見「ポーチマイクロファイバーレンズクロス」は、車に積んでおきたい便利グッズ アウトドアショップで見つけた商品は「ポーチマイクロファイバーレンズクロス(チャムス)」というもの。一見[…]
今年も第3回目鎌倉地引き網イベントの開催が10月12日(土)に決定 昨年は初夏に開催し、由比ヶ浜海岸に200名以上のお客様にお集まりいただきました。 地引き網は、大きな網で沿岸近くの魚群を囲み込み、網[…]
ジムニーが似合う場所といえば…キャンプ場! こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。 YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】[…]
今年は、当選組数を昨年の倍の600組に設定、イベント会期も1日延長して2泊3日で 三菱自動車販売会社主催のキャンプイベント「スターキャンプ」。全国で開催されている同イベントだが、その中でも広大な朝霧高[…]
8月8日まで、ルノー公式ウェブショップで応募を受付。限定22セットは抽選販売で提供 今回、ルノー公式ウェブショップを通じて発売されるアウトドアキットボックスは、スタイリストとして活躍しアウトドアにも造[…]
人気記事ランキング(全体)
ナットの取り外しの基本を無視すると、トラブルの原因に… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、[…]
どんな車にも絶対ついているのがサンバイザー 車種を問わず、あらゆるタイプの車に装備されているサンバイザー。軽自動車でも高級車でも、オープンカーでも装着されていることが多い。サンバイザーは、その名の通り[…]
新型プリウスオーナーに朗報! 最新のフロントガラス周り事情に対応した内窓専用ワイパー 今回紹介するのは、内窓専用ワイパーの『エクスクリア360ワイパーフラット』。幅広いカー用品を展開するカーメイトから[…]
不可能と思われたハイブリッド量産に挑んだG21プロジェクト 1997年暮れに世界初の量産ハイブリッド車として初代プリウスが発売されてから、すでに27年が歳月が過ぎた。しかもその間に、ハイブリッド車は世[…]
車載ジャッキの使い方の基本 ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない[…]
最新の投稿記事(全体)
アウトランダーPHEVのコア技術を、専門の技術説明員が解説 三菱自動車ブースの主役は、2024年10月に大幅な改良を施し、市場に投入されたフラッグシップモデルのアウトランダーPHEV。リアル展示会のブ[…]
408&308で好評のボディカラー「オブセッションブルー」を採用 今回導入される「GT Obsession Blue」は、GTグレードに、2008初採用のボディカラー「オブセッションブルー」をまとった[…]
「カーボンニュートラル達成」「交通事故死者ゼロ」に対する具体的なアプローチ例を公開 今年の「人とくるまのテクノロジー展 2025」のホンダブースでは、究極の安全を目指すモビリティの未来像が具体的に提示[…]
不可能と思われたハイブリッド量産に挑んだG21プロジェクト 1997年暮れに世界初の量産ハイブリッド車として初代プリウスが発売されてから、すでに27年が歳月が過ぎた。しかもその間に、ハイブリッド車は世[…]
爪や指輪で傷つきがちな、ドアハンドル周辺 「マジかよ…勘弁して欲しいな…」 友人に車を貸して戻ってきた際に、ドアハンドル周辺を見て驚愕するオーナー。思わず「傷だらけじゃん…ふざけんなよ」と、思わず愚痴[…]
- 1
- 2