
アウトドア人気が高まる一方で、初めの一歩を踏み出せずにいる人は少なくない。クルマや道具をそろえる負担、テント設営の不安、天候や防犯面への心配など、壁は意外と多い。そんな“はじめたいのに始められない”層に向けて、NOYAMAが車中泊セットのレンタルサービスを立ち上げた。鍵のかかる車内空間と、選び抜かれたギアを組み合わせることで、誰でも気軽にアウトドア体験へ踏み出せる新しい選択肢が生まれた。
●文:月刊自家用車編集部
車中泊がアウトドア初心者を後押しする理由
アウトドア人気が膨らんでも、「最初の一歩」が重く感じられる人は多い。道具を持っていない、設営が大変そう、虫が苦手、天候が読めない、防犯面が不安。こうした障壁が積み重なり、興味があっても実際に行動に移せないケースは珍しくない。NOYAMAは、この“踏み出せない心理”に寄り添い、もっと簡単で快適なアウトドアを実現する方法として車中泊に注目した。
鍵のかかる車内はテントよりも安心感が高く、外界からの影響を受けにくい。虫や天候への不安が薄れ、シートを倒せばそのままベッドになるため準備も少ない。さらに、車自体が休憩スペースになるため、アウトドアに不慣れな人でも体力を消耗しにくい。こうした特徴こそ、車中泊が“アウトドア入門”として適しているとNOYAMAが考える理由である。
NOYAMAが提供する「e-Outdoor車中泊セット」とは
NOYAMAは、もっと気軽に、もっとスマートにアウトドアへ踏み出せる選択肢として「e-Outdoor車中泊セット」を開発した。このセットは、旅系インフルエンサーとして知られるゆうみょん氏が監修し、実際の車中泊経験をもとにした実用性の高い構成となっている。対象車両には三菱自動車の『デリカミニ』と『デリカD:2』を採用し、サイズの取り回しの良さも魅力のひとつだ。
車中泊に欠かせないサンシェードには、アイズの「マルチシェード」を採用した。30年の実績を誇るブランドで、車種専用設計により断熱性も高い。ほかのギアはTENT社と連携し、人気アイテムを組み合わせることで、初心者でも迷わず使える構成が整えられている。NOYAMAは、これらを“レンタル”という手軽さで提供することで、誰もがアウトドアを試しやすい環境を整えた。
4種類の車中泊セットが用意される理由
NOYAMAが用意した車中泊セットは、利用者のスタイルに合わせて選べるよう4種類に構成されている。軽スーパーハイトワゴンの『デリカミニ』向けにはソロ用のライト版とフル版、コンパクトミニバンの『デリカD:2』向けにはデュオ用のライト版とフル版が設定されている。ソロかデュオか、必要な装備量はどれくらいかといった“アウトドア経験値の差”に応えるラインアップだ。
ライト版はサンシェードとマットレスに絞り、最小限で気軽に試せる構成とした。一方のフル版には寝袋やLEDランタン、ポータブル電源が加わり、車中泊を本格的に楽しめる環境が整う。どのセットにも共通しているのは、ゆうみょん氏の実体験に基づいた“使う人の不安を減らす”視点である。余計なギアを排除しつつ、必要な快適性は確保する。そんなバランス感覚がNOYAMAらしい特徴といえる。
車中泊を支えるこだわりのギア選定
車中泊で最も重要なのは、安心して過ごせる空間をつくることだ。そこでNOYAMAは、防犯性や快適性を高めるアイテムにこだわった。特にサンシェードは、外部の視線を遮りつつ、温度変化を抑える役割を担うため重要度が高い。採用されたアイズの「マルチシェード」は、車種別設計でしっかりと窓枠にフィットし、断熱性が高いことから多くのユーザーに支持される製品である。
マットレスは就寝時の体圧を分散し、シートをそのまま使うよりもはるかに快適な寝心地を実現する。ライト版でもこのマットレスは標準となり、初心者でもストレスなく一夜を過ごすための工夫がなされている。フル版では寝袋やLEDランタンが加わり、夜間の安心感がさらに向上する。ギアは必要最小限だが、快適性や安全性は犠牲にしない。そんな思想がギア選定から読み取れる。
利用できるレンタカー店舗が広がるメリット
サービスの利用は全国15店舗の三菱レンタカーから始まり、エリアは順次拡大予定となっている。大都市圏だけでなく、空港近くや地方都市にも店舗が配置されており、旅行や帰省に合わせて利用しやすい点も魅力だ。クルマとギアをまとめて借りられるため、荷物を大量に持ち運ぶ必要がなく、旅のスタイルを一気に軽量化できる。
さらに、車両とグッズがセットになっているため、アウトドア経験が少なくても準備の手間を大幅に軽減できる。どの店舗でも一定の品質が担保されている点も安心材料だ。利用者にとって“どこからでも始められるアウトドア体験”が整っていくことは、車中泊文化の広がりにもつながっていく。NOYAMAの狙いはまさにここにあるといえるだろう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
1980年代後半、激化した軽ターボ車によるホットハッチ競争 初代の「アルトワークス」が誕生したのは1987年です。 この時期の日本の経済はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、バブル景気の急坂をガンガン登ってい[…]
サンシェードを使用しても、車内の温度上昇は避けられない 連日の猛暑により、炎天下へクルマを駐車すると、わずかな時間でも車内は一気に高温となる。買い物や食事を終えて戻ってきた際、ドアを開けた瞬間に熱気が[…]
真夏の強い日差しでもこれがあれば安心! 夏の駐車で気になるのが、乗り込んだ瞬間の車内の暑さ。炎天下ではハンドルやダッシュボードが熱を持ち、エアコンが効き始めるまでしばらく待たなければならない。 もはや[…]
日産ディーラー直営の老舗の最新モデル 正直なところ、今のキャンピングカー市場はちょっとした大激震の真っ只中だ。絶対王者として君臨してきたハイエースの新車供給が止まっている今、旅好きたちの視線が一斉に注[…]
従来の“風を送るシート”とは何が違う? 一般的な車用シートクーラーには、シート内部のファンで風を送り出す「空冷式」の製品が多い。手軽に導入できる一方で、使用環境によっては十分な冷却感を得にくい場合もあ[…]
最新の投稿記事(全体)
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
オート三輪メーカーの多くが街工場レベルだったが、高い技術力をもってダイハツはトップブランドとなった 日本の街角でエンジン付きの乗り物が見られるようになったのは、大正時代のこと。自転車に海外から輸入した[…]
商店の小口配達はもちろん、郵便局や消防、電力会社などでも重宝され、パトカーとして使われたミゼットもあった ミゼットは当時の日本でもっとも小さく、小回りが利いて、経済的なトラックだった。酒店やクリーニン[…]
評価したのは「最も安く、最もパワフル」という商品力 ブレッツァは2016年に登場したコンパクトSUVで、インドでは累計140万台以上を販売してきたマルチ・スズキを代表する人気モデルだ。取り回しのしやす[…]
実質200万切りでガソリン車も狙い撃ち BYDの新型軽EVである「RACCO(ラッコ)」の発表会が2026年7月28日に都内で開催された。 ラッコは、BYDが日本専用に開発した新型モデルになるが、海外[…]
- 1
- 2


















