
日本では「プラド」のネーミングが消えて、新たに「ランドクルーザー”250″」として新たなスタートを切ったが、欧州でも現地時間の8月2日にワールドプレミアされた。欧州市場ではもともと「ランドクルーザー”300″」と先代「ランドクルーザープラド」を「ランドクルーザー」として販売していた。しかし、一部地域では「ランドクルーザープラド」として販売されており、そのネーミングは今後も残る模様だ。欧州向けは、2023年10月に先行販売を開始。最初の納車は2024年前半を予定しているという。
●文:月刊自家用車編集部
欧州向けのパワートレーンはディーゼル2.8Lターボエンジン。2025年にはマイルドハイブリッドも追加。10月から3000台限定のファーストエディションを設定
原点復帰をコンセプトに、「ランドクルーザー」シリーズの中核モデルとしてフルモデルチェンジした「ランドクルーザー”250″」。日本市場では「”250″シリーズ」として人々の生活と実用を支えるライトデューティーモデルのポジションを担うのだ。米国市場でも「ランドクルーザー200」の販売終了以来、3年ぶりに復活することが発表されている。
欧州市場では、「ランドクルーザー”300シリーズ”」とともに「ランドクルーザープラド」が販売されていたが、今後もその関係は変わらず、おそらく「ランドクルーザー”250シリーズ”」という名称でラインナップされるだろう。しかし、同じ欧州市場でも「ランドクルーザープラド」のブランドが強い地域は、継続して「ランドクルーザープラド」のネーミングで販売される。地域は異なるがオーストラリアや一部東欧も同様になる模様だ。掲載している写真の通り、テールゲートに「PRADO」のプレートが付く。
欧州向け新型「ランドクルーザー”250シリーズ”」は、2023年10月に先行販売を開始。最初の納車は2024年前半を予定しているという。
日本でのワールドプレミア時に公表されている通り、欧州市場(西欧)向けのパワートレーンは、8速オートマチックトランスミッションと組み合わされる1GD-FTV型ディーゼル2.8Lターボエンジン。最高出力204PS/最大トルク500Nmを発生する。これ以外に、2025年初頭に48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを組み合わせた1GD-FTV型ディーゼル2.8Lターボエンジンを追加する予定だ。
2023年10月から先行販売を開始。日本を含め各市場で用意される「ファーストエディション」は欧州向けに約3000台が生産される予定。クラシカルな丸型ヘッドライトや、2種類の専用バイトーンボディカラー、リヤフェンダーには専用デカールも貼られる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SUV)
最高峰のカスタマイズとラグジュアリーが注がれた、日本限定モデル 今回導入される「アーバン トワイライト コレクション」は、都会の空の色や近代建築に反射する光からインスピレーションを得た「アーバン ドー[…]
スウェード素材をふんだんに用いた、贅沢なキャビン空間 今回導入される限定車「オーバーランド」は、コマンダー リミテッドをベースモデルに、エンペラドールブラウン色のスウェード素材内装を採用。 ほかにもユ[…]
PHEVモデル「P300e」を全グレードにラインアップ 今回導入されるディスカバリー スポーツ2026年モデルでは「DYNAMIC S」「LANDMARK」「METROPOLITAN」」の3つのグレー[…]
マット調のブラックカラーとブラック加飾で、特別感を演出 「THE LIMITED-MATTE METAL」は、2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載するエステートRSをベースに、ブラックカラーと[…]
1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比[…]
人気記事ランキング(全体)
ファミリーカーの顔と、キャンパーの実力を両立 「デッキワン」は、単なる車中泊用のクルマではない。平日はファミリーカーとして活躍し、週末はアウトドアフィールドで「動くリビング」に早変わりする。選べるルー[…]
使い勝手と快適性を両立した室内空間 名前の「アーレ」はドイツ語で“すべて”を意味する言葉。その名に違わず、このモデルには、軽キャンパーに求められるほとんどすべての装備が標準で備わっている。電子レンジや[…]
二人旅にぴったりなダイネット装備モデル 搭載されるエンジンは1500ccガソリンで、2WDと4WDの両方が選択可能。長距離の移動はもちろん、悪路や雪道にも対応できる仕様となっている。NV200より全長[…]
一旦気づいてしまうと、目について仕方がないワイパーの水滴のスジ残り。 雨の日が多いこの季節。梅雨前線、ゲリラ豪雨、不安定な空模様……そんな天気の中、クルマを走らせていて気になったのが、ワイパーを使用し[…]
キャンパーシリーズ初の軽モデル トヨタモビリティ神奈川では他にも「キャンパーアルトピアーノ」「ハイエースキャンパー」「ハイエースイージーキャンパー」といったラインナップが展開されている。いずれもタウン[…]
最新の投稿記事(全体)
「MEB」を採用する、ID.ファミリーの第2弾モデル 今回導入される「ID.Buzz」は、長年「ワーゲンバス」の愛称で親しまれてきたフォルクスワーゲン「Type 2」のヘリテージを継承しつつ、最新の電[…]
一旦気づいてしまうと、目について仕方がないワイパーの水滴のスジ残り。 雨の日が多いこの季節。梅雨前線、ゲリラ豪雨、不安定な空模様……そんな天気の中、クルマを走らせていて気になったのが、ワイパーを使用し[…]
マニアな洗車好きから注目されている、純水洗車とは? 愛車の洗車はどこで行っていますか? 自宅? ガソリンスタンド? できればここで紹介するコイン洗車場「D-Wash」を一度試してみてほしい。というのも[…]
使い勝手と快適性を両立した室内空間 名前の「アーレ」はドイツ語で“すべて”を意味する言葉。その名に違わず、このモデルには、軽キャンパーに求められるほとんどすべての装備が標準で備わっている。電子レンジや[…]
改めて原点に立ち返って、新たな仲間とともに再スタート TGRRは、「TOYOTA GAZOO Racing(TGR)」と「ROOKIE Racing(RR)」という2つの活動を、「モリゾウ」という共通[…]
- 1
- 2