
株式会社KINTOは、10月24日からトヨタ「GRヤリス」の基本性能を向上させるソフトウェアアップグレードについて、従来、パッケージでご提供してきたアップグレードの各種メニューを個別でも購入できるように変更したことを発表した。注文はトヨタ自動車株式会社と株式会社KINTOが展開する「KINTO FACTORY」で受け付ける。
●文:月刊自家用車編集部
購入・サブスク問わずアップグレード可能! 今回、ユーザーの多様なニーズに応えるために、新たに「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0 Lite」を追加
ステアリングアシスト、四輪駆動配分、エンジントルクとアクセルレスポンス、ソフトアップグレードのイメージ(左下から時計回り)
「GRヤリス」のソフトウェアアップグレードは、2022年8月から「KINTO FACTORY」を通じて提供されている。ユーザーが購入または「KINTO」のサブスクリプションで乗っている車両問わずアップグレードが可能なサービスだ。
GRヤリス
その内容は、基本性能を向上させる「最大エンジントルクの引き上げ」をはじめとして、「アクセルレスポンス」、「ステアリングアシスト」、「四輪駆動力配分」の制御をユーザーの好みに応じて、それぞれ対応させるソフトウェアアップグレードメニューだ。
このアップグレードの提供を開始して1年が経過したが、多様なニーズにさらに応えるために、新たな提供方法として「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0 Lite」を追加した。
この「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0 Lite」は、従来、パッケージで提供されてきたアップグレードの各種メニューを個別に購入できるようにしたもので、注文はこれまでと同じく、「KINTO FACTORY」のWEBサイト、もしくはGR Garageの各店舗で受け付ける。
これまで、セット販売だった「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0」は14万1400円だったが、「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0 Lite」は、「最大エンジントルクの引き上げ」と「アクセルレスポンスの設定」が8万8000円。「ステアリングアシストの設定」が3万8500円。「四輪駆動力配分の設定」が3万3000円でそれぞれ提供される。
■従来の提供方法
「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0」価格:14万1400円
・最大エンジントルクの引き上げ(370→390N・m)
・アクセルレスポンスの設定(高反応レスポンス、標準、コントロール重視の3パターンから選択可能)
・ステアリングアシストの設定(重め、標準、軽めの3パターンから選択可能)
・四輪駆動配分の設定(前輪:後輪=55:45、50:50、45:55の3パターンから選択可能)
■新たな提供方法(2023年10月24日より)
「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0 Lite」
・最大エンジントルクの引き上げ/アクセルレスポンスの設定:8万8000円
・ステアリングアシストの設定:3万8500円
・四輪駆動配分の設定:3万3000円
※各メニューの設置内容は「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0」と同じ。
さらに、アップグレードメニューを注文したユーザーを対象に開催されてきた「パーソナライズイベント」についても「まずはイベントに参加し、そのうえで商品を購入するか決めたい」といったニーズを踏まえて、2023年10月24日より、「アップグレード商品をご注文前のユーザー」まで対象を拡大した。
ただし、アップグレードメニューの注文前に「パーソナライズイベント」に参加する場合、3万3000円の参加費用が別途必要となる。
「パーソナライズイベント」では、イベント会場での走行データの収集と分析を通じて、一人ひとりのユーザーに最適なソフト設定を提案し、これまで全国で計16回開催されている。直近では2023年11月25日に愛知県「幸田サーキットyrp桐山」で開催を予定しており、現在先着順で参加者を募集している。
・日程:23年11月25日(土)
・場所:幸田サーキットyrp桐山(愛知県額田郡幸田町大字桐山字立岩1-100)
・定員:6名(先着順)
・応募期間:23年10月24日より募集を開始し、枠が埋まり次第、締め切り
応募方法:「KINTO FACTORY」GRヤリスWEBページより応募(https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-list/gr/GY001)
■パーソナライズイベントの様子
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
熱い期待を受けて登場したスバル360の後継モデル 1969年8月にデビューした「R-2」のキャッチコピーは「ハードミニ」。やわらかい丸みを帯びたデザインは当時の軽自動車市場の中にあっても個性を感じさせ[…]
サイドソファとスライドベッドがもたらす“ゆとりの居住空間” 「BASE CAMP Cross」のインテリアでまず印象的なのは、左側に設けられたL字型のサイドソファと、そのソファと組み合わせるように設計[…]
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
初代レパードは、日本国内向けの高級GTとして誕生 1986年に発売された「F31系」のレパードは、「レパード」としては2代目のモデルになります。 初代の「レパード」は、北米市場向けモデルの「マキシマ」[…]
快適性を追求した軽キャンの完成形 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、岡モータースが長年にわたり築き上げてきた軽キャンパー製作のノウハウを、現行アトレーのボディに惜しみなく注ぎ込んだ一台である。全長[…]
最新の投稿記事(全体)
温もりと強さを両立したリアルウッドの家具 2010年に登場したファーストモデルから数えて十数年。ユーザーの声を反映しながら細部を改良し続け、今やシリーズの中でもひときわ特別な存在となっているのが、この[…]
40年というこれまでの実績をフルに反映した「バカンチェス ダイネット40」 バカンチェスシリーズなど、人気のキャンピングカーを手掛けるリンエイプロダクトが、40周年を記念したモデルをリリース。「ふたり[…]
魂動デザインの進化に加え、装備機能の充実ぶりも期待できそう 現行型のCX-5は2017年に発売され、すでに8年が経過している。すでに国内でも次期型の登場は噂になっており、編集部が販売店に取材したところ[…]
初代レパードは、日本国内向けの高級GTとして誕生 1986年に発売された「F31系」のレパードは、「レパード」としては2代目のモデルになります。 初代の「レパード」は、北米市場向けモデルの「マキシマ」[…]
人気のメーカーオプションが一部グレードで標準装備化 今回の改良では、人気のメーカーオプションが一部グレードで標準装備化されることで、商品力を強化。 具体的には、Xグレードを除く全グレードにETC2.0[…]
- 1
- 2