トヨタグループ、未来への指針となるグループビジョンを発表

2024年1月30日、トヨタの豊田章男会長はトヨタ産業技術記念館にて、トヨタグループ17社が進むべき方向を示したビジョン「次の道を発明しよう」を発表。そのうえで、従業員一人ひとりが持つべき5つの心構えを示した。

●文:月刊自家用車編集部

発表されたグループビジョンと5つの心構え

トヨタグループは、多様なモビリティサービスを通じて、世界中のすべての人に笑顔や幸せを提供する企業グループへのモデルチェンジを目指しているという。その実現に向けては、グループで働く全員が、同じ目線と価値観をもって未来に向かうためのビジョンが必要であるという豊田章男会長の強い意志のもと、グループビジョンが策定された。

豊田章男会長は冒頭で以下のように述べている。

トヨタグループの原点は「多くの人を幸せにするためにもっといいモノをつくること」、すなわち「発明」にあります。

「次の道を発明しよう」

このビジョンのもと、一人ひとりが、自分の中にある発明の心と向き合い、誰かを思い、技を磨き、正しいモノづくりを重ねる。

互いに「ありがとう」と言い合える風土を築き、未来に必要とされるトヨタグループになる。

本日、私たちの原点とも言える、この産業技術記念館で、そう誓い合いました。

私自身が責任者として、グループの変革をリードしてまいりますので、皆様のご支援をお願いいたします。

最後になりますが、日野自動車、ダイハツ工業、豊田自動織機の相次ぐ不正により、お客様をはじめ、ステークホルダーの皆様にご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

当初は、創始者豊田佐吉の誕生日である2月14日の発表を予定していたそうだが、トヨタグループの不正が続いていることなどを勘案し、1月30日に発表が早められた。

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