![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2024/05/image-21.jpg?v=1716800671)
コンビニでの買い物/友人の家を訪れる際など、短時間で戻ると思い、エンジンを切らずにクルマを停めることがあります。このように日常の生活の中で、クルマを使う際に”エンジンをかけたまま少し離れる”ことはよくあるシチュエーションです。しかし、このような行為は実は法律で禁止されていることをご存知でしょうか。エンジンをかけっぱなしでクルマから離れてしまう行為のリスク/禁止されている背景/違反時の罰則をみていきます。
●文:月刊自家用車編集部
やりがち?エンジンをかけたままクルマから離れる行為
エンジンをかけたままクルマから離れる行為は、交通法規により禁止されています。この行為をおこなった場合は”停止措置義務違反”に違反する行為にあたり、違反点数1点に加え、普通車の場合は6000円の反則金が科せられる場合があります。
ついやりがちな行為ではありますが、れっきとした違反行為にあたることを忘れてはいけません。またエンジンをかけたままクルマを離れる行為は、バッテリー上がり/盗難のリスクを高めるだけでなく、環境への影響/燃料の無駄遣いとなるため避けるべきとされています。
では、具体的にバッテリー上がり/盗難のリスク/環境への影響/燃料の無駄遣いについてみていきましょう。
クルマのバッテリーは走行することによって充電されていくため、使用量が発電量を上回ってしまうとバッテリー上がりを起こしてしまいます。バッテリーが上がってしまうとエンジンを作動させることができなくなり、走行ができなくなります。特にエンジンをかけたまま、エアコンを使用している場合には消費電力が大きくなるので注意が必要です。
エンジンをかけたままクルマから離れると違反が適用される。
続いて盗難のリスクについてです。キーがイグニッションに差し込まれた状態/キーレスの場合はエンジンが始動できる状態であるため、盗難を狙う犯罪者にとっては好都合と言えます。盗難被害に遭った場合、保険が適用されない可能性も考えられるので、ほんの少しの間だから大丈夫だろうと判断するのは、油断禁物です。
またエンジンをかけたままクルマから離れると、環境へ与える影響も少なくありません。特にディーゼル車の場合は、微粒子物質/窒素酸化物などの有害物質が排出されるため、環境への影響が大きいと言われています。
車内にドライバーがいるままアイドリングする行為もNG?
最近はアイドリングストップが搭載されているクルマが多いですが、もしもドライバーが車内にいる状態でアイドリングした場合、何かしらの違反にあたるのでしょうか。
結論から言えば、基本的には何かしらの違反が適用されることはありません。しかし、特定の地域/状況下では長時間のアイドリングを禁止する条例が存在する場合もあり、違反すると罰金が科されることもあるようです。
たとえば都市部のアイドリング禁止条例では、大気汚染対策としてアイドリング禁止が制定されている場所が多いです。このような地域では、一定時間以上のアイドリングを禁止しており、違反すると罰金が科されることがあります。
車内で待機する場合は、アイドリング状態ではなくエンジンを止めることが望ましい。
また、一部のコンビニでは騒音トラブルを防止する目的でアイドリング状態での駐車が禁止されている場合があります。こういった場所では、余計なトラブルを避けるためにも、長時間のアイドリングは控えましょう。
なお長時間のアイドリングは、エンジンオイルの早期劣化/冷却装置の劣化/バッテリーの充電不足などクルマの性能劣化を招く可能性もあります。クルマのコンディションを良く保つためにも、長時間のアイドリングは避けるべきです。
なお、長時間のアイドリングは車内の空気質の低下を招くため、健康へ悪影響を与える可能性も考えられます。特に小さな子供/高齢者、アレルギーを持つ人は、注意が必要です。
エンジンをかけたままクルマから離れる行為は法律で禁止されており、違反時には反則点数の加算/罰金が科される可能性があります。
一方、ドライバーが車内にいる状態でのアイドリングは違反ではないものの、環境/燃料の観点から短時間での利用が望ましいです。日常のクルマ利用時には、これらの点を意識して安全・環境に配慮した運転を心がけましょう。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2