
仏アルピーヌは、6月13日にル・マン24 時間レース会場で、アルピーヌブランドとして初めての電動モデル(BEV)の「アルピーヌA290」を発表。これを受けてアルピーヌ・ジャポンは、日本導入を検討していることを発表した。
●文:月刊自家用車編集部 ●写真:アルピーヌ・ジャポン/アルピーヌ
Bセグメント用EVプラットフォームを採用。専用サスやブレンボ製ブレーキを採用する電動ホットハッチ
アルピーヌA290
「アルピーヌA290」は、先に2024年の市販化が発表されているルノーの「RENAULT 5 E-TECH ELECTRIC」をベースに開発されたアルピーヌブランドの電動モデル(BEV)だ。ボディ形状はオーソドックスな5ドアハッチバックで、ルノー・日産・三菱アライアンスで開発されたBセグメント用のEVプラットフォーム「CMF-B EV」が採用されている。
アルピーヌA290
RENAULT 5 E-TECH ELECTRIC
Bセグメント用のEVプラットフォーム「CMF-B EV」。
ベースとなる「RENAULT 5 E-TECH ELECTRIC」は、往年の「ルノー5(サンク)」をBEVとして現代に甦らせたモデルで、「アルピーヌA290」は各部にアルピーヌオリジナルのテイストをプラス。足回りにアルピーヌ スポール/バンプストップ&マルチリンクリアサスペンションやブレンボ製モノブロック4ピストンフロントキャリパー、専用19インチアルミホイールなどを装備。アルピーヌを特徴付けるパフォーマンスと敏捷性、ライトウェイトという3つの要素を備えた電動スポーツモデルとしている。
6月13日にル・マン24 時間レース会場で発表された。
【アルピーヌ A290 主要諸元】
・全長: 3,990 ㎜
・全幅: 1,820 ㎜
・全高: 1,520 ㎜
・ホイールベース: 2,530 ㎜
・車重: 1,479 ㎏
・前後荷重比: 57:43
・荷室容量: 300 から 326 リッター(グレードによる)
・最高出力: 130kW(180hp)から 160kW(220hp)
・最大トルク: 285N・m から 300N・m
・バッテリー容量: 52kWh
・トランスミッションタイプ: リダクター
・シャシー: アルピーヌ スポール/バンプストップ&マルチリンク リアサスペンション
・駆動方式: FF
・最小回転直径: 10.2m
・ブレーキ: ブレンボ製モノブロック 4 ピストンフロントキャリパー
・ブレーキディスク直径: フロント/320 ㎜ リア/288 ㎜
・タイヤサイズ: 225/40R19 93V
・最高速度: 160km/h から 170km/h(グレードによる)
・0 – 100km/h: 7.4 s から 6.4 s(グレードによる)
・0 – 400m: 15.5s から 14.7s
・0 – 1000m: 29.3s から 27.7s
※主要諸元はすべて欧州仕様値。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
奥まで届く薄型設計で内窓掃除が快適に 近年の車はフロントガラスの傾斜が鋭角になり、従来の内窓ワイパーでは掃除しづらいケースが増えている。特にプリウスなど一部車種ではダッシュボード付近に大きなモニターや[…]
ポップアップルーフがもたらす圧倒的な開放感 まず注目したいのは、ポップアップルーフによって実現した最大2000mmという室内高。この高さがあることで、室内で立ったまま着替えたり、作業したりすることがで[…]
気になっていた折りたたみ式サンシェードを購入 近年の日本の夏の暑さは尋常ではない。今年も6月から猛暑日があったり、この先が思いやられる暑さが続いている…。 この高気温のせいで、駐車中の車内の温度はかな[…]
引っ張るだけでOK、瞬時にセット完了 ロール式サンシェードの最大の魅力は、その操作の簡単さにある。取り付けは非常にシンプルで、工具も必要なくサンバイザーに専用パーツを固定するだけ。その状態でロール部分[…]
2代目ローレルは、ケンメリスカイライン(4代目)とシャシーを共有する兄弟車だった 2代目のローレルは1972年の4月に発売されました。この頃のローレルの日産内の立ち位置は“高級GT”といった感じで、ス[…]
最新の投稿記事(全体)
バッテリートラブルは夏場でも多く発生する バッテリートラブルって、寒い冬場に起きるものだと思っているユーザーが多いのではないだろうか。だが、実はエアコンなどをフル稼働させる夏場のほうがバッテリーを酷使[…]
夏の猛暑も怖くない、ロール式サンシェードが作る快適空間 夏のドライブで誰もが感じる悩みは、車内の暑さだ。炎天下に駐車すれば、シートやダッシュボード、ハンドルが触れないほど熱くなる。さらに紫外線による内[…]
暗所の映像も鮮明に記録。2つのカメラにSTARVIS技術搭載センサーを採用 ドライブレコーダーのトップブランド、コムテックが新たにリリースした新機種、ZDR-850Rは、前後2つのカメラで全方位を記録[…]
座るだけでクールダウン 夏のドライブが快適になる最新カーシート 夏の車内は、ただでさえ暑い。長時間の運転や渋滞に巻き込まれたとき、背中やお尻の蒸れが不快感を倍増させる。そんな夏の悩みを一気に解消するの[…]
大阪の商人らしい、「商いのうまさ」で誕生したコンパーノ コンパーノは、ダイハツが戦前から築き上げてきた商用車メーカーとしての地位から、乗用車市場へと本格的に参入する転機となった記念すべきシリーズモデル[…]
- 1
- 2