みんなを悩ます、樹脂パーツの白アセ劣化、お手軽メンテで簡単に解消できました!

ゴムや樹脂パーツは紫外線が大敵、衰えに気づいたらすぐに対処するのがベスト

未塗装の樹脂パーツは劣化しやすく、手入れを怠ると色があせて白っぽくなり、メリハリがなくなってくる。これがクルマが古ぼけたと感じるようになる最大の要因。放っておけばさらに醜い状態になってしまう。それなりに良い状態で愛車を維持したいというならば、白っぽくなったらすぐに対処するのが鉄則だ。

イパーアーム周辺には雨水と共に流れてきた砂ボコリやゴミが堆積しやすい。このような汚れはコート処理の大敵。確実に取り除くこがオススメ

まずは水洗いで表面の汚れをキッチリ落とす

カーシャンプー指定の希釈率に水で薄めてシャンプー溶液を作る。

シャンプー溶液に浸したスポンジで隅々まで擦り洗い。

指が入らない細部は歯ブラシを利用してゴシゴシ擦り、表面に堆積した汚れを確実に洗い流す。

隅々までムラなく処理するためワイパーブレードを取り外す

ワイパーアームとカウルトップパネルとの隙間は狭く、このままではコーティング剤の塗布作業の支障となる。少し面倒でもワイパーアームを取り外すのが美しい仕上がりにつながる。

マスキングテープを貼ってワイパーブレードの格納位置をマークしておく。

ワイパーアームの支点に締め込まれている固定ナットを取り外す。

アームが固着している場合が多いので、固着面を剥がすように前後に揺らす。

アームの固着面を剥がれたら、まっすぐに引き抜く。

白アセが進んだパネルの周囲をマスキング

カウルトップパネルと接している周囲のパネル端をマスキングテープを貼って保護していく。マスキングテープの端から施工面に貼り付けたら爪で押さえる。その後に残りのテープを軽く引いてピンと張った状態にすると、キレイに張り込んでいける。

ピンと張った状態を維持しながら、カバーする面端に沿うよう爪で押さえるようにして少しずつ貼り付けながら横に移動していく。

最終的に全周を隙間なくマスキングしたらOK。

付属のスポンジを使って、コート剤をムラなく塗り込んでいく

付属のスポンジから1ピース切り離し、黒いソフトスポンジ面の端から端まで縦断させるように耐久コート剤を絞り出す。

薄く均一に塗り延ばすように塗布していく。

延びが悪くなったら、再度スポンジに耐久コート剤を染み込ませ、隅々までムラなく塗り広げる。

ある程度の面積を処理するとソフトスポンジがよれて切れることがある。ムラなく確実に塗布するため、そんな時はケチらずに新しいスポンジと取り換える。

ムラなく塗布したら、そのまま5 分ほど放置して乾燥させる。

乾燥したら、乾いたウエスで拭き上げる

コート剤が乾燥したら、乾いたタオルでまんべんなく拭き上げる。

マスキングテープを剥がせば一段落。塗布した後は24 時間は水濡れ厳禁なので、雨を避けられる場所に置いて乾燥させていこう。

作業前と作業後では、信じられないほどの差が……。

未塗装樹脂は劣化すると色あせて白っぽくなり、パネルの境目にメリハリがなくなることでクルマ全体が古ぼけて見えてしまう。

施工後は、新車時に近い艶のある色合いに復活した。

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