
マツダは「MAZDA MX-30(エムエックス サーティ)」を商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて発売する。
●まとめ:月刊自家用車編集部
一部改良で、安全機能と利便性向上も図られる
今回実施される商品改良では、レトロモダンの世界観にスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」を、すべてのパワートレーンに新設定。
他のSUVモデルに設定している特別仕様車「レトロスポーツエディション」が導入される。
特別仕様車「レトロスポーツエディション」
ほかには安全性と利便性・快適性の向上を実施。
安全性の向上については、AT誤発進抑制制御とドライバー・モニタリングを進化させ、運転時の安心感の向上が図られる。
利便性、快適性の向上については、「10.25インチセンターディスプレイ」を新たに採用。さらにワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)、USB-Type C端子を追加し、モバイル機器との連携や乗降時の接続操作を強化している。
「10.25インチセンターディスプレイ」
■「MAZDA MX-30」の商品改良の概要
特別仕様車「Retro Sports Edition」の設定(対象:MX-30/MX-30 EV MODEL/MX-30 ROTARY-EV)
・エクステリアは、ドアミラーやホイール、フロントシグネチャーをブラックで統一し、ルーフ中央部をブラックとした新たな特別仕様。2トーンの外板色を「ジルコンサンドメタリック(2トーン)」「セラミックメタリック(2トーン)」「マシーングレープレミアムメタリック(2トーン)」の3色に設定。
・インテリアは、テラコッタカラーとスポーティさを際立たせるブラックでコーディネート。スエード調生地のレガーヌをシート中央に採用。テラコッタカラーのステッチを施す等により、レトロモダンな雰囲気を演出。
安全装備に新機能を追加し、安全性を向上(対象:全機種)
- AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]の進化
・従来の「車・壁などの障害物」に加えて、「歩行者(前方)」も検知対象に追加。 - ドライバー・モニタリングの機能追加
・「わき見警報機能」を新たに追加。運転者のわき見を検知すると、画面表示と警報音を用いて運転者に注意を促す。 - 室内安全装備の追加
・「リヤシートアラート」を採用。後席に取り残された乗員や荷物がないかの確認を運転者に促す。
新装備や機能を追加し利便性・快適性を向上 - 10.25インチセンターディスプレイを採用(対象:全機種)
・従来の8.8インチから、大型化した10.25インチセンターディスプレイを新たに採用。 - モバイル機器のワイヤレス接続機能の追加(対象:全機種)
・Apple CarPlay/Android Auto接続機能(有線)に加えて、ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)を追加。
・従来のUSB-Type A端子からUSB-Type C端子に変更。 - コネクティッドサービスの提供機能を拡充
・バーグラアラーム(侵入センサー無し)を標準装備化し、安心と快適さを向上。(対象:全機種)
・新たにリモートエンジンスタートに対応。「My Mazda」アプリを利用し、クルマから離れていてもエンジンの始動と停止操作が可能。クルマの空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度の確保に貢献。(対象: MX-30(M HYBRID搭載車))
■メーカー希望小売価格(消費税込)
「MAZDA MX-30」 | 293万5900~340万6700円 |
「MAZDA MX-30 EV MODEL」 | 466万9500~521万1800円 |
「MAZDA MX-30 ROTARY-EV」 | 435万6000~494万2300円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
前期型 ロータリーエンジンの開発は、自動車メーカーとして生き残りをかけたマツダの賭けだった コスモスポーツの開発は、単なる新型車の開発ではなく、マツダの社運をかけた一大プロジェクトだった。当時の松田恒[…]
正式発表を前に、先行情報を順次公開予定 サーキットで磨き上げたマツダの技術と情熱が注ぎ込まれるスペシャルモデル「マツダスピリットレーシング」は、S耐で得た知見が注がれた特別なモデルとして注目を集めてい[…]
バブルの申し子“ABCトリオ”の中でも、飛び抜けて異端だった軽スポーツ 「AZ-1」が発売されたのは、日本国内でお金が有り余っていたと言われるバブル時代真っ只中の1992年です。 この時期は、その潤沢[…]
最新の関連記事(SUV)
走りへの期待を高める特別な内外装を採用 ヴェゼル e:HEV RSは、「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」をグランドコンセプトに、デザインと走りのスポーティーさを追求[…]
「ピュア ポジティブ」が体現する、新しいフォルクスワーゲン 「ID.クロス コンセプト」は、人気の「T-クロス」クラスに属する電動コンパクトSUVとして、その手頃な価格帯が注目を集める。デザイン責任者[…]
グロッシーブラックのアクセントで存在感をプラス 今回導入される「XC60 Ultra B5 AWD Dark Edition」は、今年6月に内外装がリフレッシュされた最新のXC60マイルドハイブリッド[…]
55年の歴史に敬意を表した特別なレンジローバー 1970年の誕生以来、レンジローバーは「ラグジュアリーSUV」という新しいカテゴリーを創造し、そのセグメントを常に牽引してきたモデル。 快適な乗り心地と[…]
ボディカラー:MANUFAKTURカラハリゴールドマグノ(マット) 通常モデルでも人気のマットカラーを4色展開 今回導入される「Mercedes-AMG G 63 Black Accent Editi[…]
人気記事ランキング(全体)
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
大人が手にする秘密基地 N-VAN コンポの最大の魅力は、まるで子供の頃に夢見た秘密基地を現実にしたような空間にある。助手席側の大開口部とフラットな床が生み出す自由度は抜群で、サイドオーニングを展開す[…]
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
最新の投稿記事(全体)
デリカのDNA&魅力が軽モデルに凝縮 新型デリカミニは、デリカの名にふさわしいタフなデザインと、軽自動車の枠を超えた快適な走行性能、先進の安全技術を兼ね備えているスーパーハイト軽ワゴン。 コンセプトは[…]
構造用接着剤を延長し剛性を強化、より過酷な走行環境に対応 今回実施される改良では、スーパー耐久シリーズ参戦で得た学びを活かし、さらなる過酷な環境での走行に耐えるため、基本性能の向上に重点を置いている。[…]
走りへの期待を高める特別な内外装を採用 ヴェゼル e:HEV RSは、「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」をグランドコンセプトに、デザインと走りのスポーティーさを追求[…]
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
- 1
- 2