実際にカー用品店へ足を運び、担当者に「このトピック(ジャンル)ではどの商品が売れているのか」「なぜ人気なのか」を聞いてみました!
●文/取材/写真:月刊自家用車編集部(ピーコックブルー)
A PITオートバックス東雲で売れてるドラレコはこれ! 人気のワケは?
第1回目となる本記事では、車載必須のアイテムである「ドライブレコーダー」をピックアップ。そして今回、都内最大級のカー用品店であるA PITオ-トバックス東雲(以下、A PIT東雲)に取材のご協力をいただきました。
豊富なラインナップを誇るA PIT東雲ではどのドライブレコーダーが売れているのか、それぞれの人気ポイントと併せて紹介します。
(2024年10月時点のA PIT東雲における情報となります)
1位:セルスター「CD-20」
2024年10月現在売り上げ1位のドライブレコーダーは、セルスターの「CD-20」でした。一般的なドライブレコーダーの多くは200万画素であるのに対し、CD-20は370万画素とほぼ倍近い圧倒的な画質のよさを誇り、より鮮明に撮影できるのが特徴です。
浮田さんによると、解像度が高い分価格もやや高めに設定されているものの、性能と見合っているので売り上げが伸びているそうです。
2位:ユピテル「Y-3100」
続いて2位は、ユピテル「Y-3100」とのこと。浮田さんは、「Y-3100は数あるドライブレコーダーの中でも”フロント(横)に強い”点が評価されています」と話します。
Y-3100は、2ピース構成ながらもリアカメラに2つのカメラが備わっているので、フロントと合わせて3つのカメラで前方/後方/左右/車内の全方面を記録してくれるのが最大の特徴。
自車の左右の状況を記録できるということは、ドアパンチや荷物の窃盗対策にも大きな効果を発揮するドライブレコーダーと言えるでしょう。
3位:ユピテル「Y-220d」
3位に輝いたのは、前述のY-3100に引き続きユピテルのドライブレコーダーである「Y-220d」。Y-220dが人気を集める理由について、浮田さんは次のように話します。
「2万円台のドライブレコーダーは、夜間でも鮮明に撮影できるセンサーが備わっていないものが多いんです。
ただ、Y-220dは2万5000円とドライブレコーダーの中でも比較的安価ではありますが、夜間などの暗い状況でも鮮明に撮影できる点が評価されています」
4位:カロッツェリア「VREC-DH301D」
「VREC-DH301D」も、3万円以下という比較的安価な価格かつ高性能である点が評価されているドライブレコーダーです。フロントカメラのみではありますが370万画素を誇っており、これは前述の1位モデルである「CD-20」に匹敵します。
また、浮田さんいわく「カロッツェリアはナビブランドとして非常に有名で人気がある」とのこと。信頼のおけるブランドだからこそ手に取るユーザーも少なくないようです。
5位:コムテック「ZDR055」
そして5位にランクインしたのが、コムテックの「ZDR055」。夜間など低照度の状況下でも、より鮮明に撮影できるセンサー技術”STARVIS”をさらにバージョンアップした”STARVIS 2″が採用されているのが特徴です。
フロント/リヤカメラともに200万画素ではあるものの、前述のように夜間での撮影性能がよく、価格がなるべく抑えられている点も評価されているようです。
ドラレコは、高性能=売れ線にあらず! コスパの良い製品の人気が際立っている
ちなみに浮田さんはオートバックス東雲店の全体的な傾向として、「”高額でも高性能であれば売れる”傾向にあります」と話します。
しかし、ドライブレコーダーはだけに絞ると「せっかく装着するのであれば」と性能を重視する人以外にも、リーズナブルなものを選んで価格を抑えたい人も多いため、性能が優れている=よく売れているとは一概に言えないようです。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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